カナダの住まいに関する注意事項

カナダ留学中の注意点：住まいに関する危機管理

カナダは比較的安全国といわれていますが、犯罪はどこのエリア・地域でも発生します。特にスリやピッキング、空き巣、窃盗、女性を狙った犯罪はどこでも起こると思い注意することが大切。カナダは安全といわれていますが、留学中は住居の危機管理をしっかり行いましょう。

引っ越したら新しいカギに

カナダ留学中、新しい住居に移ったら必ず家主にカギは新しいものに変えてもらうように頼みましょう。多少お金はかかってもそのほうが安心です。また、オートロックの住居も増えているので、カギは外出時には忘れずに持参すること。風の強い日など、ちょっとドアの外に出た瞬間、ドアが閉まってしまうこともあります。ドアの外に出るときは時間に関係なく、カギを持っているようにしてください。また、カギを外でなくしたり、部屋に忘れてきたときのために、近所に信用できる友人がいたら予備カギを預けて置くのもひとつの方法です。

毎日の行動スタイルを悟られない

ストーカーまがいの人がいるのは、カナダも日本と同じ。また、空き巣も目を光らせていると心に留め、常に注意を。特に金持ちと見られるアジア人（日本人）の女性は、事実もてる（?）し、狙われやすいです。毎日何時に家を出て、どの道を通って、何時に帰ってくる、など決まったスケジュールをなるべく他人に悟られないようにするのも危機管理のひとつ。人につけられているような違和感を感じたら、早めに信頼のおける人に相談してみましょう。また、出かけるときはカーテンなどを閉めて、留守であることがわからないような工夫を。

低層階のほうが危険度は高い

通常高層アパートは上階部分のほうが家賃が高く設定されています。その理由は見晴らしも値段のうちということと、治安の問題。低層階のほうが空き巣や泥棒に狙われやすいためです。特に、カナダならではのベースメントの部屋は、珍しくて安いので借りる人も少なくありません。しかし窓にはしっかり施錠し、ドアは2重ロックにし、ドアチェーンをかけておくなどより注意が必要です。

むやみに住所や電話を教えない

カナダ留学中は時に寂しくなることもあります。現地の人と交流を持ちたいから、親切そうな人だからとすぐにデートを承諾したり、知り合って間もない人に住所を聞かれても教えないようにしましょう。カナダは海外の中では安全といっても、甘い言葉には充分注意するに越したことはありません。

のぞき窓で相手を確認

セキュリティのしっかりしているアパートでは、管理人などがいて訪問者をチェックしていたり、簡単には中に入れないようになっています。しかし、アパートによっては開放的な入口もあり、各部屋の前までは行けるので、呼び鈴が鳴ったら、のぞき窓で相手を確認してから返事をしたり、開けたりするようにしてください。

パスポートなど貴重品の管理を

普段持ち歩かないパスポートや現金の管理はしっかりしておくこと。自分が忘れないような部屋のどこか、目につかない場所に保管しましょう。よく使われるのは、本の間とかベッドの下、しまってある洋服の間、カギのかかったスーツケースの中だが、これらの場所は泥棒にも見抜かれやすいので安全とは言えません。

いつ狙われてもおかしくない

ほかの国同様、カナダでも金持ちと思われているアジア人（日本人）。日本の犯罪は多様化していますが、海外でアジア人（日本人）が狙われるのは金目当てがほとんど。治安がいい、と思われているカナダだからといって「大丈夫だ」と思わずに「いつ狙われてもおかしくない」という気持ちで留学生活を送りましょう。危機管理は自己責任。事件・事故に遭っても誰も責任をとってはくれません。万が一、追いはぎや押し込み強盗などに金品を要求されたら、命を優先して抵抗せず有り金を渡しましょう。