カナダ留学中にストレスを感じたら

海外生活は予想外のストレスも

カナダでの慣れない留学生活で精神的に参ってしまう日本人留学生も多くいます。留学中は生活習慣、食生活、言葉の問題など日本での生活からは考えられないほどのストレスがかかります。精神的に疲れてきたり、落ち込んでいる自分に気が付いたら要注意。ひとりで悩むのはよくありません。言葉の問題があるのなら、日本語で話せる友人や学校関係者などに早めに相談しましょう。自分が抱えている悩み、落ち込みを誰かに話すことは、たとえそれ自体が解決できなくともとても大切なことです。ひとりで抱えることがより自分の内面へと押し込み、症状を悪化させてしまうので早めに対応を。

カウンセラーに相談

留学中にカナダで精神科専門医で診てもらうには段階があります。まずは海外旅行傷害保険指定の病院でドクターに相談します。そこで通常、担当医からまず薬療法をすすめられる可能性が高いでしょう。うつ症状には抗うつ剤、不眠に睡眠導入剤、精神不安症には抗不安剤など、最近は効果が高く、あまり体に害のない薬剤も出回っています。同時にドクターからカウンセラーを紹介される場合も。カウンセラーとは精神科医とも似ていますが、もっと身近な立場で気楽に悩みを相談できる専門家です。州や地元の保健所の体制によるが、たいてい無料でカウンセリングを受けられます。薬剤とカウンセリングで治癒を進め、それでもよくならないようなら、ドクターが精神科専門医を紹介してくれます。

良い人間関係が危機を救う

カナダにいる語学留学生の中には語学習得のために日本人と距離をおこうという人もいます。しかし、やはり悩んだり困ったときには日本語で話せる友人が大きな力になるもの。数多くの友人が必要なわけではなく、良い友人がひとり、ふたりいればOK。お互いの海外生活がより充実するためにお互いを支え合える友人に出会いたいものです。学校とか地域の日系関係の集いや行事に参加してみれば、すぐに日系コミュニティの事情がわかるはず。そこで知り合った人のまたその友人とか、違うグループの人たちを紹介されたりとか、輪はすぐに広がるはず。その中で気の合う友人や同じ境遇、学校に通う友人に巡り会うことができるでしょう。

ストレス解消法

カナダ留学中に一番のおすすめは、運動（エクササイズ）をすること。心身症で医者に行くと必ずアドバイスされるのが毎日何らかのかたちで体を動かすことが対セス。水泳、ジョギング、散歩など何でもよいし、軽くてよいので毎日欠かさずやることを心がけましょう。特に散歩は20分も歩けば、脳にたまった緊張感が解きほぐされるといわれています。眠りを導くホルモンも活性化してよいとの研究も発表されています。あとは、楽しいと思えることをたくさん体験しましょう。留学中に勉強することは大切ですが、ストレスをためないようにするのが大切。ショッピング、おしゃべり、飲み会、ダンス、映画鑑賞、アウトドアスポーツなどでうまくリフレッシュを。