長期留学
長期留学とは、長期留学・短期留学という言葉をよく耳にしますが、どのくらいの期間のものを長期留学・短期留学と呼ぶのか、明確な決まりはありません。ですが一般的に、3か月以内の学生ビザを必要としない留学を短期留学、それ以上の留学を長期留学と呼ぶことが多いようです。
留学期間と語学力の関係としては、現地の言葉がフレーズとして聞き取れるようになってくるのに3か月。母国語に訳さずに理解し、その国の言葉でスムーズに答えられるようになるのに6か月。日常生活に支障がないところまで上達するのに6〜12か月ほどかかるといわれています。
もちろん、留学期間の過ごし方、環境により、個人差はありますが、語学の習得にある程度の成果を出したいのなら、なるべく長期間のしっかりとした留学ができるように計画をしたいものです。
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4か月~12か月までの長期留学を対象にした「留学サポートプログラム12」とは?長期留学のメリット
専門性を身につけ、インターンシップを経験してディプロマを取得したり、大学の休学留学、ギャップイヤーなど長期留学では多くの選択肢があります。現時点で語学力があまりないという人でも、長期間語学学校に通うことで一般語学以外のコースの受講が可能になります。 TOEFL®/TOEIC®/ケンブリッジ検定などの試験対策やビジネス英語、インターンシップなどの一般語学以外のコースを受講するには一定レベル以上の語学力が必要となりますが、在学中に語学力がアップすればこれらのコースも受講が可能になります。
半年間留学すると大向け中級レベルの語学力が身に付きます。語学力だけでなく、外国人との交流を通じて、日本以外の文化、考え方などを理解でき、視野が大きく広がります。旅行では得られない体験やその国の文化を知ることもできます。
語学学校に長期の申し込みをすると、学校によっては長期割引などが受けられるということがあります。例えば、通常フルタイムの英語コース1週間の料金が$300の場合、20週以上の申し込みで1週間あたりの料金が$280になるなどのディスカウントや、 20週の申し込みで2週間分の授業が無料で受講できるなどのスカラシップなど、学校によりさまざまな特典があります。
長期留学のデメリット
長期留学はやはり費用がかかるというのが大きなネックです。半年間の英語圏留学で120万円から230万円程度必要となります。学生の場合、休学することになりますので、目的を持たずに留学すると、あまり語学力が上がらずに帰国するということにもなりかねませんので、注意が必要です。
ワーキングホリデーの場合就業が可能であるため、比較的安く留学できますが、語学学校の期間が制限されたり、レストランのバックヤードで皿洗いバカリしていてほとんど会話をしないといったこともあるため、こちらもしっかりとした目的や目標をもっていくのが必要となります。
長期留学の期間と語学力の目安
初級レベル(TOEIC® 300点台)から留学する場合、1か月の短期留学だと、語学力のアップはあまり期待できません。短期留学は海外の生活を体験したり、長期留学の下見、情報収集、海外生活の順応などが目的となります。
3か月から6か月でTOEIC®であれば中級の600点台(TOEFL®であれば61)のスコアまでアップが期待できます。旅行などで使える語学力を身に着けたい、留学で語学力においてそれなりの効果を永代かたにお勧めです。3か月で現地の言葉が聞き取れるようになります。
6か月から1年ではTOEIC®800点(TOEFL®であれば79-80)まで期待できます。使える語学を身に着けて帰国後の就職に活かしたい。語学だけでなく現地の文化や、スキルアップ、趣味につながることを学びたい。専門学校や大学/大学院への進学準備の方が多いです。6か月で英語でスムーズに質問に答えられるようになります。
1年以上の場合、専門学校や大学/大学院への進学準備の方が多いです。
※語学学校が提示しているクラス・レベル表などをもとに作成しております。あくまでも目安としてお考え下さい。
長期留学の種類
- 語学留学
英語圏、ヨーロッパ語圏の国では、外国人に語学を教える語学学校が豊富です。語学力を伸ばしたい方はまず「一般語学」コースから始めるとよいでしょう。語学学校の中心となる「一般語学」コースは、語学学校の4技能である、読む(Reading)書く(Writing)、聞く(Listening)、話す(Speaking)をまんべんなく学習する内容になっています。 - ワーキングホリデー
ワーキングホリデーとは、仕事をすることで滞在資金を補いながら、最長1年間(イギリスは2年間)の海外生活を体験できる制度で、国際交流が目的の政府間協定です。現在ワーキングホリデー対象国は26の国や地域となりました。年齢制限があり、ワーキングホリデー申請は、ほぼ30歳までとなっており、1つの国で1回しかワーキングホリデービザが発行されません。
ワーキングホリデーのメリットは、滞在中に就業が可能なことから現地の滞在費をかなり抑えることができ、就業体験ができることです。有給インターンができるので、ホテルやレストランでのホスピタリティ有給インターンや語学力が高ければ、オフィスワークの有給インターンも可能です。
一方で、語学学校に通う期間に制限のある国が多く、オーストラリアは4か月間、ニュージーランドとカナダが6か月間までとなっています。そのため、本格的に語学を勉強しようという人には語学留学をお勧めします。 - 語学&インターンシップ
主に大学2~3年生が参加するインターンシップ。海外のインターンシップは、様々ありますが就活や転職のアピールには、希望の業種やオフィスワークに行きたいところです。海外インターンシップの良いところは、やはり多国籍の人と仕事をすることで海外でのビジネスコミュニケーションを学べるところ。 そのためには、中級以上の語学力(TOEIC®600点以上)が求められるケースが多いです。そのため、長期留学で3か月~半年程度語学留学してからインターンシップがお勧めです。コストパフォーマンスを求めるのなら、フィリピン2か国留学を使って、語学研修をフィリピン、2か国目をアメリカ、カナダ、オーストラリアで研修ということもできます。また、語学学校によっては、インターンシップの斡旋をしてくれる学校もあります。 - 語学&ボランティア
海外ボランティアは、国際貢献を行っているNGO団体の活動に参加して、ボランティア活動だけでなく与えられた課題を一緒になって考えるプログラムになります。ボランティアではあまり語学力は必要としないプログラムも多く、短期でボランティアに参加される方も多いです。長期留学で語学研修とセットで申し込めば、コミュニケーションが取れるのでより活動の幅が広がります。 - 休学・認定留学
大学生の休学留学は、単位が認定される「認定留学」と認定されない「休学留学」に分類されます。認定留学の規定は大学によってさまざまです。在学中の長期留学を考える大学生は、まず自分の在籍する大学の留学規定を調べてみましょう。認定留学のばあい、クリアすべき語学力が必要なケースが多いので、春休みや夏休みに短期留学に行って語学力を上げる方も多いです。休学留学は、就職活動に影響がないよう出発時期や期間を選ぶ必要があります。 - ギャップイヤー
イギリス誕生した制度で、本来は高校卒業から大学入学までの期間に「自分のやりたいことをやる」自由な期間のことを意味しますが、現在は大学休学中のも含めてギャップイヤーというのが一般的です。学生は留学や旅行、インターンシップ、ボランティアなど社会に出る前に色々な活動を通じて、自分自身を成長させる時間に費やしています。近年は日本の大学でも推奨されつつあり、国際人の育成や就職率の向上などメリットを大学側も感じています。 - 進学準備英語コース
海外の大学やカレッジ、専門学校などの授業を受講するためには、一般的なコミュニケーションだけでなく、高度な語彙やノートテイキング、プレゼンテーション、リサーチなどのアカデミックスキルも必要となります。これらのスキルアップを図るためのコースが「進学準備英語」コースです。
アメリカ、カナダ、オーストラリアをはじめ各国の多くの語学学校で開講しており、受講には中級程度の語学力が必要です。語学力がない場合は、語学学校で語学力を伸ばしてから進学準備コースに進むといいでしょう。 - 社会人留学
ビジネスの現場で必要な英語を身に着けたい、英語教師だが、本場の英語の指導法を身につけたい、新たなスキルを身につけて転職したい方向けのプログラムが語学学校から提供されています。ビジネス英語コースは、一般語学コースとは違って、微意jネス英語に特化したコース。ただし中級レベル以上の英語力が求められます。また、語学学校によっては、30歳以上の方専用の「30+」や50歳以上の方限定の「50+」など年齢を限定したコースがあります。 - 専門留学
語学研修以外にも好きなことや興味のあることを学びたい、知識を深めたい方にお勧めの留学。学校、コース、就業期間により異なりますが、コース終了後に「終了証」や資格取得が可能なコースもあるため、就職活動や転職活動に備えたい方におすすめです。
大学生にお勧めの長期留学とは
大学生の場合は、やはり就職に有利な留学をしたいところ。語学力アップだけでなく、国際感覚や就業体験でスキルを身に着けたいところです。一方で海外インターンの場合、就職アピールできるような業務に就くとなると中級以上の語学力が必要となります。語学力があまり高くない方は、2年または3年時に休学し、半年の語学研修で語学力をつけ、その後海外インターンシッププログラムに参加するのがお勧めです。
予算があまりないという方は、語学研修をフィリピンの語学学校にして、インターンをアメリカ、カナダにする2か国留学もお勧めです。この場合、半年で50~100万円近くコストを抑えることができます。また、最近ではビジネスやホスピタリティーなどの専門分野の研修とその学んだ分野の有給インターンシップがカリキュラムに組みこまれている、カナダのCoopプログラムも注目度が上がっています。終了証の取得と海外での就業体験も出来、費用を抑えて学びたい学生にお勧めです。
長期留学の国別費用の目安(6か月間の場合)
国 | 留学費用 |
---|---|
アメリカ | 約230万円 |
イギリス | 約210万円 |
カナダ | 約150万円 |
オーストラリア | 約180万円 |
ニュージーランド | 約160万円 |
マルタ | 約180万円 |
フィリピン | 約120万円 |
※あくまでも費用の目安です。通貨レート、学校の授業料、滞在先などで費用は変化します。留学費用には、語学学校授業料、航空券、保険、サポート費用等、滞在費が含まれます。留学費用には現地での交通費、お小遣いなどが別途必要となります。
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