カナダの公衆電話、固定電話

公衆電話のかけ方

公衆電話ではコインとクレジットカード、コーリングカードの3種類です。コインを使う場合お釣りは出ないので注意。使えるコインは25、10、5セントの3種類。カナダでは飲み物の自動販売機もですが、お札はほぼ使えないので、常に小銭は用意を。クレジットカードを使う場合には、差込口にカードを差し込んだあと、すぐに引き出し、受話器から「ツー」という音が聞こえたら通話可能。最初は慣れないかもしれませんが、何度かやってみるうちにコツがつかめてくるので大丈夫。長距離電話、国際電話はコーリングカードかクレジットカードを使うのが一般的です。

固定電話の契約

ホームステイや寮の場合は固定電話が既につながっていますが、アパートにひとり暮らしをする場合などは、自分で一から契約する必要があります。電話は電話会社、インターネットは電話会社かケーブルテレビ会社と契約します。

固定電話（有線電話）

市内通話と長距離・国際通話は契約がまったく別。市内通話と長距離・国際通話で契約している会社が違うことも少なくありません。ちなみに市内通話は通話料金無料。固定電話会社と長距離通話契約を結んでもOKですが、市内通話の契約しかしていなくてもコーリングカードを使えば、長距離電話をかけることも可能。

通話料の安いコーリングカード

コーリングカードとは、いわばテレホンカードのようなもの。ただし、日本のテレホンカードのように電話機に差し込んで使うわけではなく、カードに書いてある市内の番号かフリーダイヤルにいったん電話をかけた後、カードのスクラッチ部分に書いてあるPINナンバーをプッシュします。カードの値段は、$5、$10、$20など。コーリングカードは、一般の通話料金よりもかなり安くつき、$5でも数十分話すことが可能。特に国際電話ははるかにお得だし、固定電話の通話料に加算されないので、ホームステイ先や友人の家からかけても料金上の迷惑はかからないのでおすすめです。

公衆、固定、携帯どの電話でも使用可能

コーリングカードでは、コネクションフィー（接続料）と通話料の2種類の料金がかかります。コネクションフィーは1回電話をつなぐごとに加算される料金で、通話料は電話先、通話の長さによって異なる。コネクションフィーが無料のコーリングカードもあります。格安コーリングカードはほとんどがスクラッチ式で、カード裏の銀色の部分を削るとPINナンバーがあらわれます。公衆電話だけでなく、固定電話、携帯電話でも使うことができるため、ホームステイ先の電話からでも、通話料を自己負担でかけられるのも利点。またPIN ナンバーを覚えてさえいれば、手元にカードそのものがなくても利用できます。しかし、日本のテレホンカードのように、継ぎ足して使えるわけではないので、残高が数セント残っていても、通話に最低限必要な金額を下回っていれば、それを使い切る方法はないので注意。また、有効期限があるので、使いかけで長い間放置すると、残高が消えてしまいます。コーリングカードはホテルのフロントや売店、コンビニエンスストアなどで購入可能。現在は通話料の競争が激しく、多種多様のコーリングカードが出回っています。カードによって、得意とする通話が違う（アジア通話に強い、アメリカ通話に強いなど）ので、目的に合ったコーリングカードを選んでください。

コーリングカードの使い方

カナダでコーリングカードを使うときには、すべてプッシュボタンの操作で行い、オペレーターなどにつながることはありません。大まかな操作の流れは
①コーリングカードに書いてある市内番号もしくはフリーダイヤルに電話する
②アナウンスに従ってまずは使用言語を選ぶ（英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、日本語、中国語など）
③PINナンバーを入力
④残高がアナウンスされる
⑤自分がかけたい電話番号を押します。長距離電話なら1から、国際電話なら011から始めます。

固定電話の通話料

請求書が月ごとに送られてくるので、請求書を持っていって銀行で支払うか、小切手を請求書に同封して送り返す方法もあります。その他銀行引き落としや、クレジットカードからの自動引き落としにすることも可能。日本と違って銀行に自動引き落としの用紙などは置いていないので、契約した会社から用紙をもらったり、インターネット上で申し込んだりすることになります。会社によっては開設時にデポジット（保証金）を要求される場合もあります。デポジットは解約時に返金してもらえます。

カナダから日本への電話のかけ方

例：東京　03-1234-5678
※時差を考慮してダイヤルを。