カナダから帰国する際の諸手続き
帰国時の住居の解約
ホームステイや寮を出る
カナダから帰国する際にホームステイや寮を出るときの手続きは、それほど難しいことではありません。自分が使っていた部屋をきちんと掃除し、ホストファミリーや寮の管理人、友人たちに挨拶します。もし、使っていた部屋や共有スペースなどの備品を壊してしまった場合は、早めに弁償などの相談を。
賃貸住宅の解約
賃貸住宅にひとりで住んだり、シェアしていた場合は、契約書に目を通して退去時の約束事を確認しましょう。解約の場合には、申し出の期限が記載されているはずなので、その期限をしっかり守るようにしてください。家主との間に不動産屋が仲介している場合は、その不動産屋に解約の旨を申し出ます。家主と直接契約している場合は家主に、シェアしている場合は、シェアメイトの中で、家主と契約している人に伝えます。いずれにしても予定が決まったら早め(遅くとも1ヵ月前まで)にひとこと連絡するようにしましょう。
賃貸物件とクリーニング
明け渡しの際は、通常室内やカーテンなどのクリーニングをきちんと済ませるように、家主や不動産業者に通達されます。また、ほとんどの場合、入居時と同じ状態で明け渡すことが賃貸の条件になっているので、入居後自分で入れた家具や備品なども撤去する必要があります。自分でクリーニングするのが大変だと思う場合は、契約時に預けた保証金(デポジット)の中からクリーニング代を差し引いて返却するよう依頼することも可能。ひとり暮らしのアパートでもシェアでも、日本の自分の家の部屋のように、ポスターをセロテープで貼ったり、画びょうを使ったりして壁を傷付けないようにくれぐれも注意しましょう。
保証金の返却
明け渡しの前には家主と一緒に備品や内装の確認を行い、問題がなければ保証金が返却されます。カナダでは、賃借人が家を明け渡した日から15日以内に、家主は賃借人に対して保証金の精算書を渡さなくてはならない、という規約があります。もし家主が出さなかった場合は、保証金の全額返還を賃借人は請求できることになっています。しかし、この保証金の返却に関するトラブルは多く発生しています。すんなり全額返還とはいかないことが多く、小切手を日本に送るのは面倒がられたり、送ってもらったほうもその扱いに困ったり。また友人や知人に依頼するのもそうそう簡単なことではありません。
帰国3週間前ぐらいには出たい
そこで考えられる方法は、カナダから日本に帰国する3週間前には賃貸住宅から出て、ホテルを借りたり、ホームステイをしたり、友達のところにお世話になる方法。旅行に行くのも良いでしょう。多少お金がかかっても保証金の受領や公共料金の支払いをきちんと済ませて、カナダをあとにする方法を考えてみるのもおすすめ。
荷物は寄付やガレージセールなどを
カナダに数ヵ月でも滞在していると、いつの間にか荷物が増えていることも。しかし、帰国時には荷物を少なくしたいところ。引っ越し費用が大変なうえに、カナダで購入した電化製品を日本で使う場合は変圧器が必要となります。かわいいと思って買ったランプも日本では使えなかった、ということになりかねません。カナダの思い出の詰まった品はいろいろあると思いますが、この際思い切ってお世話になった人に譲るとか、後輩の留学生に譲る、あるいはサルべーションアーミー(The Salvation Army: www.salvationarmy.ca)に寄付したり、リサイクル業者に引き取りを依頼した方がが賢明。また、時間に余裕があれば、ネットの掲示板に告知したり、ガレージセールでさばくのもおすすめです。
公共料金・銀行の解約
2週間前までに
カナダでは電気、ガス、水道、電話などの公共料金の解約は2週間前までに、各機関に連絡し止めてもらう日時を指定します。また、同時に請求書の送付先を連絡しておきます。請求書の送付先は、信頼できる友人や知人がいれば依頼できますが、お互いあとで嫌な思いをしないためには、前述のように早めに賃貸住宅から出て、すべてを精算して帰国するのがおすすめ。
日本から口座解約の依頼も
帰国後も入金や支払いが生じる可能性があるので、カナダの銀行口座は解約しないほうが便利ですが、残額が一定以上ないと口座の維持手数料を徴収されるので損をする気がする人もいるでしょう。銀行によっては日本からでも解約の申し込みを受け付けてくれるところもあるので、口座の開設時に聞いておくと便利。解約手続きはオンライン、ファクスか郵送で対応してくれますが、確実なのは銀行の窓口で行うこと。解約は口座を作成した銀行でなくてもOK。最寄りの系列銀行に行き、「I'm going to leave Canada.(カナダから帰国します)」「I'd like to close my bank account.(口座を解約したいです)」と伝えましょう。また、カナダの銀行で作成したキャッシュカードやクレジットカードを使って、提携銀行であれば、日本の銀行のATMから日本円で引き出すことも可能。自分の経済プランと相談して対応を。
海外にも郵便物の転送が可能
各郵便局に備え付けてあるChange of Address Notification Formに必要事項を記入し、申請をすると国外への郵便物転送も有料で可能。転送期間は6ヵ月間で、手数料は追加されますが延長も可能です。カナダポストのサイト(www.canadapost.ca)からも手続きは可能。
領事館への帰国届け
電子申請で可能な場合も
在留届を提出したのと同様、帰国届も管轄の在カナダ日本国領事館に提出しましょう。これにより、在留届は抹消されます。在留届を電子申請した人に限り、帰国届も電子申請が可能。
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