カナダの博物館や美術館

入場料が無料の日を設定している博物館・美術館も

カナダの首都オタワは「カナダ国立美術館（National Gallery of Canada）」「カナダ戦争博物館（Canadian War Museum）」「カナダ国立自然博物館（Canadian Museum of Nature）」など美術館や博物館が多いエリア。

しかし、各州にも州立の美術館、博物館があります。恐竜の一大コレクションで世界的に有名な「ロイヤルティレル博物館（The Royal Tyrrell Museum of Palaeontology）」はアルバータ州ドラムへラーに、電話の発明者でカナダ人の「アレクサンダー・グラハム・ベル博物館（Alexander Graham Bell National Historic Site）」はノヴァ・スコシア州にあります。カナダには小さな文化施設もあちこちに点在しており、アートや文化的な経験を気軽にできるのが魅力。写真スタジオの一角が小さなギャラリーになっていたり、田舎町に土地にまつわるものを集めた博物館があったりするので、カナダ留学中に自分だけのお気に入りを探すのもおすすめ。

「バンフ公園博物館（Banff Park Museum）」など有名な博物館や史跡の中には、パークスカナダによって管理され「National Historic Site of Canada（カナダ国定史跡）」と呼ばれる国の指定史跡になっているものも。National Historic Siteではインタープリターと呼ばれる専門知識をもった説明員が案内してくれることもあり、彼らの説明を聞けば、より深い知識が得られます。

ほとんどの博物館や美術館がシーズンごとに休館日や開館時間を変えたり、閑散期の冬場には予約客以外には施設を開放していなかったりするので、訪れる前にはホームページなどで確認を。

また、多くの博物館や美術館で入場料が無料の曜日・時間帯を設定しているので、ぜひチェックしましょう。学生には、割安の学生料金が設定されていることも多いので気軽に行くことができます。ただし、学生証の提示が必須で、フルタイムの学生に限られることもあります。

カナダの有名な画家＆アーティスト

カナダ人にもっとも愛されている画家といえば、猫や鳥、自然など身近な存在を描き続けた女流画家、モード・ルイス。ほかには20世紀初頭に自然をモチーフに描き活躍したグループ・オブ・セブンという7人の画家集団や西海岸の風景画で知られる女流画家エミリー・カーなども人気。また、ネイティブインディアンの作家たちも自らの伝統文化を背景に、精力的に作品を発表しています。

美術館などの建物も芸術的

美術館は建物自体が芸術作品になっていることも多く、外観を見るだけでも美術鑑賞といえるでしょう。
例えば「バンクーバー美術館（Vancouver Art Gallery）」は石造りの元裁判所を利用した威厳のある建物だし、「カナダ国立自然博物館（Canadian Museum of Nature）」はガラス張りの近代的な雰囲気。
インスタ映えする美術館・博物館も多いので、写真を撮るのも楽しいですよ。