カナダでルームメイトを探す

ルームメイト選びは慎重に

ルームシェアで考慮すべきは、共同生活をするルームメイトが信頼できる人かどうか。これから一緒に家賃や光熱費を払ったり、生活空間を共有したりしていく間柄。たわいのない話をしたり、職業を聞いたり、部屋の片付き具合を見たりしてどんな人なのかを見極めましょう。ルームシェアでルームメイトを探す時、ライフスタイルや価値観が近い人を選んだほうがトラブルや問題が少ないです。例えば自分が朝早くから学校に行くのに、ルームメイトは夕方から働き、夜中に帰って来てごそごそしている場合、自分の生活ペースは相手とは合わないといえます。またあるいは、自分が友達を呼んでときにはパーティをしたいと思っても、ルームメイトがビジター（訪問者）禁止を入居条件に挙げていれば、それもかないません。ライフスタイルが大幅に違うとどちらかが無理をすることになり、結局は共同生活がうまくいかなくなってしまいます。他人との共同生活は難しいもの。あまり厳しいと他人とルームシェアをするのは難しくなってしまうので「寛容な心」も大切。「どうしても自分が譲れないこと」を明確にし、あとは随時ルームメイトを率直に話し合うようにするのがおすすめです。

ルームシェアをする時の注意点

ただし、いくら事前にシェアメイトを見極めても、大なり小なり問題は起こる。問題が起こったら早めに話し合いを。日本人は「こんなこと言わなくても当然わかっているだろう」とか「普通は～」などと思いがちです。しかしカナダは日本とは違います。日本人の普通＝カナダ人の普通ではありません。最初は慣れないかもしれませんが、カナダ留学中は自分の意見を発言し、解決していきましょう。カナダ人からすれば「発言がない＝意見がない、何とも思っていない」と取られてしまいます。そもそもこちらが問題に思っていることも気が付いていない場合も多いです。共同で使うバスルームや台所、リビングルームの掃除の仕方、共同の消耗品（台所用洗剤、トイレットペーパーなど）の買い方、共同物品購入の際の集金の仕方も決めておいたほうがよいでしょう。

契約に関して言えば、シェアの場合にはシェアメイトと同等に、それぞれが家主との契約者になる場合もあるが、シェアメイトから間借りする形になる場合もある。その場合には、家賃はシェアメイトに支払うことになる。このとき、家主とシェアメイトの間で結ばれている賃貸契約はあなたとシェアメイトとの契約には関係がないので、シェアメイトから、家賃の領収書や契約期間の取り決め等を書面にしてもらうのがおすすめ。

シェアを決める際のチェックリスト

住居の共同部分と専用部分の確認
プライバシーは守られるか
信頼できる相手かどうか
ライフスタイルが極端に違わないか
契約の種類（家主とは共同契約になるのか、シェアメイトとの契約になるのか）
生活の決まりごと（浴室は何時まで使ってよいか、友達を招いても構わないかなど）

シェア生活のコツ

シェア生活を上手に送るコツは、自分のことは自分で責任をもって行うことと、相手の気持ちを考えて行動することが大切です。日本ではなじみの薄いシェア生活なので、最初はとまどうことがあるかもしれませんが、徐々に慣れていくはず。当番を決めていてもなかなか思うようにいかないこともあるかもしれませんが、ゴミなど気になるようなら、自分が清潔にするよう心がけましょう。ときには譲り合う気持ちも大切。ただし、日本人は我慢しすぎてストレスを溜めてしまう人も多いので、言い方に気を付けながら自分の意見はきちんと主張を。ルームシェア中は自分勝手なことと、人を頼りすぎないようにして、ほどよい距離感を保ちましょう。

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