カナダで病気になったら

健康管理は滞在中の最重要項目

カナダ留学中で不安なのは病気になったときのこと。気候や環境の変化、勉強のしすぎで体調を壊す留学生も少なくありません。健康は自己責任でしっかり管理しましょう。しかし、実際に病気になってしまったら、ゆっくり休息をとったり、症状に応じて病院に行くこと。自己判断でほうっておくと取り返しのつかないことになりかねないので注意。

緊急を要する場合は救急車を

カナダで病気になったり、ケガをして医者にかかりたい場合はまず、その緊急度を考えてみましょう。現在カナダの大きな都市では、病院や医者の数が不足しています。非常に緊急を要する状況のときは911ダイヤルで救急車を呼んでください。救急車は最寄りの総合病院に直行、救急車で病院に搬送された患者は優先的に診察してもらえます。救急車ではなく、自家用車などで総合病院の緊急処置室（ER）に行った場合、待合室で何時間も、ひどいときには20時間以上も待たされることも。総合病院のERは予約制でないため、常に患者でごったがえしています。緊急を要する場合でなければ、街にはクリニックと呼ばれる診療所があるので、そこを利用しましょう。

カゼなどはクリニックで

クリニックはいわば小規模な開業医です。通常、カナダでは予約制になっていて、カゼやちょっとしたケガなどは、クリニックで診てもらうのが一般的。病院の利用は、海外旅行傷害保険指定のところを選ぶのがベスト。近所にない場合などはホームステイ先のホストファミリーに聞いてみましょう。通常は平日の9～17時くらいが診察時間。ただし、最近、観光客の多い街では、週7日オープンのところなども増えています。住むところが決まったら、近所の医療施設をチェックを。また、初診のときにはアレルギー、これまでの病歴、常備薬について聞かれるので、英語できちんと答えられるように準備しておきましょう。

病気はある程度、予防ができる

現在日本でも、予防医学の重要性が問われています。カゼなどはある程度、留学生活の中で予防できるはず。例えば、外出から帰ったらまず必ずうがいをする、手を石けんで洗う、規則正しい食事や日常生活を送る、留学生活のストレスや疲れをためずに、睡眠を充分とるなど。また、インフルエンザのシーズンになったら、人込みをできるだけ避けるようにしましょう。

■病院での英語例

気分が悪い。	I feel sick.
寒気がする。	I have the chills.
熱を計りますのでこの体温計を脇の下に挟んでください。	Please put this thermometer under your arm, so we can measure your temperature.
薬は何回飲むのですか？	How often do I take the medicine?
薬局で薬をもらって帰ってください。	Please go to the pharmacy and receive your medicine before you go home.

保険のカバー内容

カナダの医療保険は各州により規約と対応が異なっています。学生や旅行者は州の保険に加入できない場合が多いです。カナダに留学する前に日本の海外旅行傷害保険に加入するのがおすすめ。日本の海外旅行傷害保険は24時間相談できる窓口があり、医療費（救急車代含む）や薬代、必要なら通訳費も補償してくれるので安心です。

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