カナダで運転免許証を取得する

運転免許証の取得

各州によって免許に関する法規が違う

カナダでは運転免許証に関する法規が州によって異なります。有効期限、日本の免許証や他州の免許証からの切り替え方法などが違うので、各州の管轄局に問い合わせてみましょう。

日本の運転免許証も持参を

カナダに短期留学の場合は、日本で取得してきた国外運転免許証で運転できます。国外運転免許証の有効期間は発行日から1年間。ただし、ある程度の期間が過ぎたら、地元の運転免許証の取得が義務付けられている州もあるので、注意が必要。また、国外運転免許証では無理ですが、日本の運転免許証を現地の運転免許証に切り替えることが可能な州もあるので、念のため両方を持参しましょう。切り替える場合は、日本の運転免許証は返却されないので、必ずコピーをしておくこと。日本に帰国後、免許証を再発行してもらうときに必要になります。

州ごとの制度の違い

ブリティッシュ・コロンビア（BC）州の場合: BC州での滞在期間が6ヵ月未満の場合は、日本の免許証を現地でそのまま使用できます。6ヵ月以上滞在する場合、日本の免許証を持っているときは、到着後90日以内にBC州の運転免許に切り替える必要があります。切り替えには在バンクーバー日本国総領事館で発行された日本の運転免許証の翻訳証明が必要。手数料は＄25で発行までに1週間ほどかかります。翻訳証明が出たら、パスポート、日本の運転免許証、就学許可証、住所を証明するものを持って、最寄りの運転免許センターで申請します。日本での運転免許証がない場合は、6ヵ月以上滞在しているというビザなどの証明書と、パスポートなどの身分証明が必要。普通運転免許を取得するまでに、学科試験や路上試験で、最低3年以上かかります。詳細はwww.icbc.com で。

アルバータ州の場合: アルバータ州で運転免許を取得するには、ビザの種類が学生ビザまたはワーキングホリデーなどの就労ビザである必要があります。さらに、該当のビザの残存有効期間が90日以上であることが条件。日本の運転免許証を持っている場合、管轄の日本国総領事館の発行した日本の免許証の翻訳証明を添付し、パスポート、就学許可証、住所を証明するものを持って、Bunff Bureauに持参すれば取得できます。日本の免許証がない場合は、ブリティッシュ・コロンビア州同様、取得までに3年ほどかかります。詳しくはwww.transportation.alberta.ca で。

オンタリオ州の場合: オンタリオ州の場合も、上記の2州同様、日本の運転免許証を持っている人は、管轄の日本国総領事館の発行した日本の免許証の抜粋証明と日本の運転免許証、パスポート、ビザを持って最寄りの免許センターで申請します。申請が通ったあとに視力検査を受ければ、オンタリオ州の運転免許証を取得可能。日本の免許証がない場合は、上記2州同様、取得までに数年ほどかかります。詳しくはwww.mto.gov.on.ca/english/index.shtmlで。

他州へ転居した場合: カナダの運転免許証を取得していても、他州へ転居した場合は、転居先の州の運転免許が必要になることがあります。転居したらその州のルールを調べるようにしましょう。また、日本の運転免許証から切り替える場合や、転居にともない運転免許証を変更する場合などは、早めに手続きを。州によっては3ヵ月以内など期限が設けられています。各州の運転免許証申請料はよく変更されるので、必ず事前にチェックしてください。

自動車保険には必ず加入を

自動車を運転する場合は、必ず自動車保険に加入します。保険に加入しないで運転すると厳しく罰せられるので注意。保険の種類は日本同様、加入が義務の強制保険と自分で判断して入る任意保険があります。ブリティッシュ・コロンビア州の場合、州政府が運営するICBC（InsuranceCorporation of British Columbia）の保険に入ります。必ず加入しなければならないのが、対人対物責任保険（Third-Party LiablityInsurance）。最低でも補償額＄20万の保険をかける必要があります。ICBC の保険はICBC に行くか「Auto Plan」という看板の保険会社で加入できます。オンタリオ州の場合も同様に、＄20万以上の対人対物責任保険に入ることが義務付けられています。また、日本のJAF のようなサービスを行っているのがCAA（TheCanadian Automobile Association）です。JAFと提携しているので、入会金やサービス内容を日本で確認しておきましょう。

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