カナダでアパート生活

カナダでアパートを探す手順

通常、日本でアパートを探す場合、不動産屋を通じて探します。しかし、カナダでは自分でアパートを探し、手続きまで行うのが一般的。禁煙（NS）、ペット禁止（NP）、パーティ禁止（No Party）などが入居条件として課せられることがあります。自分のライフスタイルに合った物件を探す有効な情報として使用してください。アパートを見つけて契約するまでの期間は、最低1ヵ月は見ておきましょう。

カナダのアパート暮らしってどんな生活

カナダに留学してある程度時間が経つと、何となく「自由」な感じのアパート暮らしに憧れるようになる人もいます。カナダで長期留学を予定している人なら、現地の生活に慣れたところで、アパート探しを始めてみてもよいかもしれません。カナダのアパート（Apartment）は通常数階建ての集合住宅で、地階もあります。建物の入口はほとんどがオートロックで、建物内にはカギを持った住人しか入れないため、安心。ちなみに同じ建物でも、通常地下と地上階では家賃が違います。都会の高層アパートなどでは、見える景色のよさでかなり家賃・料金が違います。景観・見晴らしも家賃・料金のうちといえるでしょう。

カナダのアパート暮らし：注意点

カナダでは地下（地階）のアパートもあります。地下といっても実際は上部に窓のある半地下が多いです。地方都市だと多少暗いことをがまんすれば、安上がりで経済的ですが、バンクーバー、トロントなどの大都会では低層階を狙った空き巣やレイプ事件があるので、おすすめしません。節約したいと地下のアパートに住むと、エリアによってはかなり危険。身の安全にはかえられないので、大都会では地下のアパートに住むのは避けた方が安心です。

カナダのアパートの特徴：リビングとキッチンは別

カナダではいわゆるワンルームマンションのようなアパートはあまり多くありません。部屋は基本的にベッドルームとリビングルーム、キッチン、バスルームがセットになっています。ちなみに、バスルームとはトイレと浴室のこと。3ベッドルーム以上になると、バスルームも複数存在することがあります。カナダは日本と比べて比較的ゆったりした造りで、デッキ（ベランダ）や暖炉が付いていることも。キッチンのストーブ（料理用コンロ）やオーブン、食器洗い機はアパートに備え付けられていることが多いです。冷蔵庫も備え付けのことが多いので、自分で用意する必要はあまりありません。洗濯機・乾燥機は室内に備え付けのこともありますが、アパートの建物内に有料コインランドリーが設置されている場合も多いです。

家具付きを選ぶほうが経済的

カナダのアパートには家具付き（Furnished）と家具なし（Unfurnished）があります。カナダに短期留学するなら、家具付きがお得で便利。家具付きの物件には、ベッド、たんす、机、イス、照明、ソファなどが付いていることが多いです。とりあえず、スーツケースひとつで入居しても最低限の生活ができるような家具が備え付けられているので、便利。ときには電子レンジやテレビが含まれることも。何が付いていなくてはならないというような法律があるわけではなく、各物件により異なるので入居前に確認を。また、部屋を見に行くときには、前の住人がまだ住んでいることも多く、その人の家具や持ち物も混在しているので、どの家具が残るのかはしっかりと確認してください。また、前の住人が使っていた家具を有料で引き継ぐ（TakeOver）場合もあります。もちろんこれは義務ではないので、必要でなければ断ってもOK。退去時には、引越先に持っていってもよいし、次の入居者にTake Overしてもらうか、ガレージセールなどで売り払う場合も。