カナダで生活：キッチンの使い方

調理のにおい対応に工夫を

カナダの台所はシステムキッチン方式が多く、日本とほとんど変わらず使いやすい環境です。料理用コンロ（ストーブ）はガスよりも電気のものが一般的。最初熱くなるまでに少し時間はかかりますが、いったん温まれば火力はガスと同じくらい強いです。炎が見えない分、消し忘れには注意。コンロの上に換気用のファンが付いていることが多いですが、日本のように直接壁に組み込まれているタイプではないので、調理中のにおいが家の中に残りやすいことも。音楽と同じで食べ物のにおいも睡眠中には意外と気になるもの。カナダ留学中、深夜に調理して、ホストファミリーやルームメイトから「においが気になる」と苦情が出たという話もあります。どうしても深夜に調理する必要があるときは、窓を開けるなど換気に工夫を。

覚えたいオーブンの使い方

日本のキッチンであまり見かけませんが、カナダではコンロの下にある大きなオーブンがあります。クリスマスのターキーを丸ごと焼いたり、お菓子を焼いたりとカナダでは大活躍します。冷凍食品も電子レンジよりオーブンで温めることが多いです。また、カナダではバーベキューグリルを持っている家庭が多く、夏や天気のよい日には、オーブンでなく外にあるバーベキューグリルを使ってステーキ等を焼きます。オーブンは使えると便利なので、料理好きな人はホストファミリーやルームメイトから教えてもらうとよいでしょう。

食器洗いは食器洗浄機

カナダで食事のあとに活躍するのが食器洗浄機（ディッシュウォッシャー）です。器洗浄機（ディッシュウォッシャー）は時間と水の節約になります。使い方はシンクで皿の汚れを軽く落として、洗浄機に入れます。あとは洗浄機がいっぱいになったら専用の洗剤を入れ、スイッチを入れるだけなので簡単。大きなフライパンやなべなど洗浄機に入らないものがあったり、少ししか汚れた皿がない場合には手洗いします。カナダのキッチンでは一般的にシンクは一般的にふたつあり、片方で洗い、もう片方ですすぎます。あるいは、ひとつのシンクには水きり用のかごが載せられていて、洗った食器をそこで乾かす場合もあります。

カナダの調理器具：日本とは違う缶切り

日本の缶詰はふたにプルタブがついているものが多く、開けやすいことが多いです。しかし、日本のものとは違い、カナダの缶詰にはプルタブがついていることはほぼありません。カナダの缶切りは日本のものとはまったく使い方が違うので、初めは戸惑うことも。しかし慣れると、とても使いやすいです。使い方の動画などもあるのでチェックを。カナダでは電動の缶切りを備えている家庭もあります。

食器用洗剤はバリエーション豊富

香り付きのもの、無臭のもの、抗菌（Antibacterial）のものなどいろいろ。メーカーによっての違いはそれほどありません。Ultraと書いてあるものは洗浄力が強いので少量でたくさん洗えます。メジャーな洗剤はSunlight、Dawn、Palmoliveなど。なかにはCucumber Melon（きゅうり、メロン）などという変わった香りのものもあるので、いろいろと使ってみるのもおすすめ。

ゴミの捨て方

カナダでは、ゴミの捨て方は都市によって異なるものもあるので、住むエリアのホームページをチェックしましょう。ちなみにトロントでは主にゴミ分別は3つ。「食品などの生ゴミ＝緑のビン（ゴミ箱）」「リサイクルゴミ＝青のビン（ゴミ箱）」「その他のゴミ＝黒のビン（ゴミ箱）」3つに分かれています。なお、住居によっては、シンクの排水口に電動生ゴミ処理機（ディスポーザー）が付いているところもあります。

主な食品の値段

卵（1ダース）	$3.25 (356円)
牛乳（1L）	$2.00～2.50 (218～273円)
小麦粉（2.5kg）	$5.25 (574円)
玉ねぎ（1kg）	$1.52 (166円)
マッシュルーム（1kg）	$8 (875円)
食パン	$2 (218円)
ラーメン（袋入り）	50セント～$1 (55～109円)
韓国のり	$5.99 (655円)
りんご（1kg）	$3.9 (426円)
キャベツ（1玉）	70セント～ $1 (75～109円円)