カナダ留学におすすめの期間

英語習得には最低3～6ヵ月

カナダに留学する場合、期間によって費用・予算も成果も変わってきます。一般的にはどのくらいの期間で、どの程度の成果が上がるのか。解説していきます。

期間・目的別の留学

留学期間1ヵ月：「英語に慣れる」「見聞留学」「お試し留学」

1ヵ月以内の短期留学は休暇を利用して留学体験をしてみたい、という人向け。語学の習得というより、休暇や旅行で海外生活を体験する、いわば「カナダ見聞留学」です。1ヵ月で英語がペラペラになることはありませんが、英語に「慣れる」ことはできるでしょう。また、1ヵ月でもその地に住んでみることは、旅行とはまったく違った海外体験になるはず。将来の長期留学に備え、まずはその下調べの意味で1ヵ月以内の短期留学を体験してみる、という手もあります。これは、将来1年以上の留学・進学を考えている人にぜひおすすめしたい方法。「お試し留学」での経験は、本番の長期留学の際にともなう不安を緩和してくれるでしょう。

留学期間3～6ヵ月：英語力がアップ

人にもよりますが、留学して飛躍的に英語力が伸びるのが3～6ヵ月頃。英語力アップが目的なら、少なくとも3ヵ月以上は留学にあてたいものです。まじめに半年ほど勉強していれば、現地の人との会話にもそれほど不自由を感じなくなるはずです。

留学期間半年～1年：さらに上の目標を設定する

6ヵ月以上経つと英語力の伸び悩みの時期に入ることが多いとされています。「英語の習得」という漠然としたものから、もう少し具体的な目標を自分に課すのが効果を上げるポイント。検定試験を受けたり、大学付属なら学部の授業を聴講したり、大学の生涯教育センターや地域のコミュニティーセンターなどで趣味の講座に参加してみるなど、学校の外に人間関係を築くことが英語力を伸ばすきっかけになることも多いです。

留学期間1年：大学進学、専門学校入学の準備

カナダの大学や専門学校への進学を見据えた語学留学なら、1年ほどの期間を想定しておきましょう。1年間勉強すれば、ある程度の語学力が身に付くはずです。進学に限らなくとも、今度は「英語を使って何をやるか」を見つける時期になります。

成功する留学のカウンセラーより

一般的な英語力向上のペース

単なる音の洪水にしか聞こえなかった英語がフレーズとして聞き取れるようになってくるのに、3ヵ月。母国語に訳さず、英語で理解し英語で答えることがスムーズにできるようになるのに、半年（6ヵ月）。日常生活に支障がないところまで上達するのに半年から1年ほど。個人差はありますが、これが一般的な英語力向上のペースです。
初級レベルの人が1年留学するとしたら

初心者の方には、最初は日本人カウンセラーがいる私立校をおすすめします。4～6ヵ月分くらい申し込んでおいて、その後、現地で延長やコースの変更、転校などを考えたらよいと思います。複数の都市にキャンパスをもっている学校を選べば転校も容易ですから、環境を変えたい人にはよいかもしれません。また、ひとつの学校でじっくり勉強したい人は、コース内容が充実しているところを選ぶとよいでしょう。
ただし、現地にてコース延長または転校する場合、学生ビザの延長手続きが必要です。