アメリカの語学学校の授業内容

話す、聞く、読む、書く、英語力を多角的に磨く内容

語学学校のコースは、大きく分けて2種類。General English CourseまたはIntensive English Courseと呼ばれる一般英語コースと、ビジネス英語やTOEFL(R)準備など目的別の専門英語コースとがあります。

語学学校の基本スタイル

語学学校はおおむね以下のような形で運営されています。

授業時間	1レッスン45～60分、1週間あたり20～30時間のレッスン数が一般的。土・日曜・祝日は休み。
期間	1学期は4～8週間単位と短めの場合と、12～16週間単位ほどで長めの場合とがあります。前者は私立の語学学校、後者は大学付属のESLプログラムに多い。
クラス	通常、入門から上級まで3～10段階のレベルが設定され、クラスもレベルごとに決定します。1クラスの人数は平均10～15名、上限をたとえば15名まで、などと定めている学校も多い。どのレベルに入るかは、入学時に行われるクラス分け英語テストPlacement Testによって決定。クラス分けテストでは、たいてい筆記と面接が行われます。科目ごとにレベルが設定される学校もあるが、通常はすべての科目で同一レベルになります。一部の大学付属では、事前にTOEFL(R)のスコアを提出させるなどして、初級レベルの学生を受け入れてくれないところもあるようです。

レベル分けの目安

入門 (Beginner)	まったくの初心者レベル。
初級 (Elementary)	英語を母国語とする人たちからの簡単な質問や指示が理解できる。簡単な日常会話ができる。
中級 (Intermediate)	普通の速度での質問や話のほとんどを理解できる。自分になじみのある話題について、英語を母国語とする人たちと話し合うことができる。
上級 (Advanced)	母国語で表現できることを英語でも明確に表現できる。英語による会話や講義などをほぼ問題なく理解できる。

一般英語コースの内容

一般英語コースでは、英語の基本的かつ必要最低限の知識から、英語を使いこなすまでを学びます。英語の基本的技能、読解Reading、作文Writing、会話Speaking、リスニングListeningの4つの能力をまんべんなく高めていく授業内容だ。基本能力の習得のほかに、発音矯正や語彙い、アメリカ研究などの選択クラスが用意され、目的に合わせて履修できる場合もあります。

成功する留学のカウンセラーより

自分の英語のレベルはどれくらい？

日本で高校まで卒業していて、普通の成績をおさめている人なら、現地では初級か中級あたりから始める方が多いようです。また、ラジオや映画で話している英語が"なんとなくわかる"程度なら初級～中級の間、"ほとんど理解できる"方なら中級以上。だいたいの目安です。
バランスよく、英語力を向上させる

英語力を確実に伸ばすには、まずは一般英語コースでしっかりと基礎を磨くことです。私たち日本人は、中学校などでひととおり基礎を学びましたが、この復習はとても大切です。読む、書く、聞く、話すをしっかりとバランスよく向上させて、次に自分の特訓したい能力の選択授業などを学びます。また、中級以上になったときは、一般英語に留まらず、ビジネス英語やインターンシップなどで、実践的な英語を学べるコースに進むこともおすすめです。