アメリカ留学に向けてパスポートを取得する

アメリカ留学への一歩、まず必要になるのが国際的な身分証明書であるパスポート。すでに持っている人も、必ず有効期限をチェックしましょう。有効期限の残りの期間が1年未満なら新しいパスポートを申請できます。

パスポートは国際的な身分証明書

パスポート（旅券）は、日本国政府が、パスポート所持者が日本国民であることを証明し、渡航先国に対して安全な通過や保護を要請する公文書。政府発給の国際的な身分証明書であり、海外を旅行中は常に携帯する必要があります。一般旅券の有効期限は5年間または10年間ですが、20歳未満の人は5年間有効のパスポートしか取得できません。

パスポートを申請する

パスポートの申請先は、原則として自分が住民登録している都道府県の旅券課です。しかし、一定の条件を満たしていれば実住所の都道府県でも申請可能。委任状があれば、配偶者や二親等以内の親族などの代理人による申請もOK。パスポートの有効期限が残り1年未満で更新する場合も、必要申請書類や手続き方法は基本的に同じです。

パスポート申請に必要な書類

一般旅券発給申請書（1通）	用紙は各都道府県の旅券課に用意されています。サインは日本語、ローマ字どちらでもOKですが、クレジットカードのサインと統一したほうが無難。
写真（1枚）	6ヵ月以内に撮影したもの。大きさはタテ4.5cm×ヨコ3.5cm。縁なしで背景は無地、無帽、正面向き。肩口まで写っていて顔の寸法（頭頂からアゴまで）が3.4cm±2mmのもの。裏面には申請者の氏名を記入すること。
申請者の身元を確認するための書類	有効なパスポートや運転免許証、個人番号カード（マイナンバー）など、官公庁発行の写真付き身分証明証ならひとつ。健康保険証、年金手帳など写真が付いていないものはふたつ用意する。
戸籍謄（抄）本（1通）	6ヵ月以内に発行されたもの。前に取得したパスポートの有効期限が残り1年未満の更新なら、氏名と本籍に変更がない場合に限り不要。
住民票の写し（1 通）	6ヵ月以内に発行されたもので、本籍の記載があるもの。住民基本台帳ネットワークシステムを運用している都道府県の申請窓口で申請する場合は原則不要。
旧パスポート	※以前旅券を取得したことがあれば

※印かんが必要な場合もあるので事前に確認を。

パスポートを受け取る

申請後1週間～10日で旅券発給されます。受理票、発給手数料（収入印紙と都道府県の収入証紙）を用意して、本人が受け取りに行きます。たとえ委任状があっても代理人は受け取れません。
一般旅券の発給手数料は有効期間5年で11,000円（新規発給・12歳以上）、有効期間10年で16,000円（新規発給）。
申請方法や発給手数料、受領方法などは変更になることもあるので、申請の際には必ず各旅券課に確認を。
また、有効なパスポートを紛失して再発給申請をする場合は、申請書類や手数料が違ってくるので注意しましょう。

未成年者の場合

20歳未満の場合は、5年間有効なパスポートしか取得できません。また、申請書面の「法定代理人署名」の欄に親権者または後見人の署名が必要です。親権者または後見人が遠くに住んでいる場合は、署名のある同意書を提出します。

成功する留学のカウンセラーより

パスポート（旅券）の更新について

パスポートの有効期限が1年未満なら新しいパスポートに切替えができますが、現在お持ちのパスポートがIC旅券ではない方は、1年以上有効期間のある場合でも、IC旅券に切り替えることができます。
サインは統一しよう

クレジットカードを利用するとき、身分証明としてパスポートの提示を求められることがあります。サインはすべてパスポートのものに統一しておきましょう。