パスポートを取得する

ニュージーランドに留学するために、まず準備したいのがパスポートです。学生ビザや入学手続きに必要になる場合があるので、それ以前に有効なパスポートを用意しておきます。一般旅券の有効期限は5年間または10年間ですが、20歳未満の人は5年間有効のパスポートのみ取得可能。

①パスポートの有効期限を確認する

学生ビザでニュージーランドに入国する場合、パスポートの有効期限は「留学期間+3か月」以上をカバーしていなければなりません。1年間の語学留学なら、15か月以上有効なパスポートが必要です。ビザなしで渡航する場合（3か月未満の留学）、パスポートは6か月以上の残存期限が求められます。

パスポートの申請方法

パスポートの申請先は、原則として自分が住民登録している都道府県の旅券課です。しかし、一定の条件を満たしていれば実住所の都道府県でも申請できます。委任状があれば、代理人による申請も可能。パスポートの有効期限が残り1年未満で更新する場合も、必要申請書類や手続き方法は基本的に同じです。

パスポートの詳しい申請方法については、日本の外務省公式ページにあります。

パスポート（旅券）｜外務省
パスポートに関する申請手続きに通常必要な書類について、外務省がアナウンスしています。

パスポート申請に必要な書類

①一般旅券発給申請書（1通）	ダウンロード申請書、または手書きの申請書が使用できます。手書きの申請書は、各都道府県のパスポート申請窓口で入手できます。
②写真 1枚	申請日前6ヵ月以内に撮影したもの。大きさはタテ4.5cm×ヨコ3.5cm。背景は無地、無帽、正面向き。カラーでも白黒でも可。
③本人確認書類	有効なパスポートや運転免許証など、マイナンバーカードなど、官公庁発行の写真付き身分証明書ならひとつ。健康保険証、年金手帳、印鑑登録証明書（登録した印鑑も必要）など写真が付いていないものはふたつ用意する。
④戸籍謄本（原本）1通	6ヵ月以内に発行されたもの。前に取得したパスポートの有効期限が残り1年未満の更新なら、氏名と本籍に変更がない場合に限り不要となる。
⑤住民票の写し　1通	住民登録をしている都道府県で申請する場合には原則不要。単身赴任先や就学先等の都道府県で申請する場合に必要。
⑥有効期限切れの旅券（あれば）	以前パスポートを取得したことがある場合のみ。

パスポートを受け取る

申請後6～12日でパスポートが発給されます。受理票と発給手数料（収入印紙と都道府県の収入証紙）を用意して、必ず本人が受け取りに行きます。たとえ委任状があっても代理人は受け取ることはできません。一般旅券の発給手数料は、有効期間5年で11,000円（新規発給・12歳以上）、有効期間10年で16,000円（新規発給・20歳以上）。申請方法や発給手数料、受領方法などは変更になることもあるので、申請の際には必ず各旅券課に確認を。また、有効なパスポートを紛失して再発給申請をする場合は、申請書類が異なるので注意しましょう。