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アメリカ留学のビザ

アメリカの語学学校に通う場合、原則として留学する前に「学生ビザ」を日本で取得しておく必要があります。学校から入学許可証I-20が送られてきたら、さっそく学生ビザの申請をしましょう。

面接不要のケース

2024年1月1日より、学生ビザ申請にあたり面接免除のルールが変更になりました。以下の条件を満たしている場合、アメリカ大使館で面接を受けることなく、学生ビザを郵送で申請することができます。

  • 日本国籍を持っている
  • 日本に滞在している
  • F、Mまたは一部のJビザ(中高生、大学生、教授、研究者、短期滞在学者、専門家に限る)を申請する
  • 過去にESTA(電子渡航認証システム)の申請を拒否されたことがない
  • 日本、米国、またはその他の国で逮捕されたことがない

学生ビザには2種類ある

語学学校や大学へ通う場合は「Fビザ」、専門学校に通うなら「M-1ビザ」のケースが多いです。さらに、留学する本人が申請するのは「F-1ビザ」。留学生に同行する家族用のビザは「F-2ビザ」といいます。たとえ1週間の留学であっても、週18時間以上語学学校の授業を受ける場合は、学生ビザ(F-1ビザ)が必要です。

ビザ申請には面接が必要

ビザを申請する際には、上の例外を除き面接する必要があります。申請必要書類を揃えたうえで、それぞれの管轄の大使館や領事館で面接を受けます(申請者の居住地によって異なる)。必要書類が揃ったら、できるだけ早く面接の予約をしましょう。なお、13歳以下または80歳以上の申請者は、面接は免除されます。

SEVIS 費用の支払い

SEVIS(Student and Exchange Visitors Information System)とは、アメリカ国土安全保障省(DHS)の留学生情報管理システムのこと。I-20でビザを申請する人は、DHSにSEVIS費用を支払います。遅くとも、面接の3日前までに支払いを済ませ、費用払い込みのレシートを面接時に提出する必要があります。

最新の情報を手に入れよう

面接を受けてから発行(ビザシールの貼られたパスポートが戻ってくる)までの期間は、通常1~2週間。ただし日本の大学の春休み前など申請者の多い時期や、ビザ手続きに関する変更があったときなど、大使館の状況によって審査期間がさらに長くかかることもあるので注意。申請をする前には必ず手続き方法に変更がないかを確認を。

アメリカ学生ビザの申請方法

学生ビザは、学校から入学許可証I-20が届いたらすぐに申請しましょう。以下にビザ取得までのステップをまとめました。留学時に学生ビザを申請する際にはぜひ参考にしてください。

①申請書類を揃えるI-20 が届いたら、申請に必要な書類を揃える。申請前に必ず大使館のホームページなどで確認を。
②プロファイルを作成する米国務省ホームページにプロフィールを登録する。
③申請料金を振り込むプロフィールを登録してプロファイルを作成したら、申請料金を支払う。
④申請書を作成するビザの申請用紙DS-160を作成する。
⑤面接を予約するDS-160を作成したら、面接の予約をする。
⑥面接申請必要書類、面接予約承認書、申請料金領収書を持参して、面接を受ける
⑦学生ビザ取得面接後、約1~2週間後に学生ビザが直接郵送される。

在札幌、及び在福岡総領事館での申請方法

申請方法は他の領事館とは異なります。詳しい申請方法は大使館のホームページで確認を。

成功する留学「学生ビザ申請サポート」のご案内

留学手続きの中で、最も重要だといってもいいビザの申請手続き。英語での複雑な手続きを、専門のスタッフにお任せできます。

学生ビザ申請必要書類

必要書類等の詳細は変更されることも多いため、申請前に大使館のホームページなどで必ず確認しましょう。※以下は2024年1月の情報です。

パスポート

滞在日数+6ヵ月以上の有効期間がある現在のパスポートと、過去10年間に取得した古いパスポート。提出の際には顔写真ページが見えるように開いて提出。

DS-160オンライン入力式ビザ申請書

サイトで必要事項を入力して、面接前にオンライン上で提出する。(面接時には紙面での提出も必要)

カラー写真

サイトにデジタル写真のアップロードさらに大使館に提出が必要。デジタル写真は、正方形で最小寸法600ピクセル×600ピクセル(縦×横)。最大で1200ピクセル×1200ピクセル。提出写真は、正方形で5cm×5cm(縦× 横)。正面、背景は白、無帽、6ヵ月以内に撮影したもの。頭部(頭髪の頂点からあごまで)25~35mm、目は写真の下から28mm ~35mm であること。
※眼鏡を着用した写真は不可なので注意。

財政能力証明書(英文)

必要な費用を支払う能力があることを証明するためのもの。下記のいずれかを用意。

  • 申請者本人名義の銀行かゆうちょ銀行の英文の預金残高証明書
  • 保証人名義の英文の預金残高証明書。この場合は保証人が財政的に援助することを誓約した英文の信用保証書Letter of Guarantee も同時に提出。
  • 会社発行の英文の保証書(企業派遣の場合)。
  • 費用負担宣誓供述書Affidavit of Support。スポンサーがアメリカにいる場合はこれを取り寄せる。スポンサー名義の銀行残高証明書または年収証明書などを同時に添付。

面接予約確認書

外国人登録証のコピー(外国籍の方のみ)

表裏両面ともに提出。

婚姻の証明書(該当者のみ)

戸籍抄本、婚姻・離婚証明など。

学校から送られてきた入学許可書(I-20Form)

通常は3枚つづりになっている。記載に誤りがないか確認のうえ、1ページ目に氏名を記入し、サインもしておく。申請者が18歳未満の場合、保護者の氏名、住所、サインも記入。

成績証明書(英文)

現在、一般的には提出の義務はありません。ただし、ビザの申請日からさかのぼって過去5年以内に米国留学経験があれば、その学校から成績証明書を取り寄せる必要があります。

SEVIS費支払いレシート

I-20 でビザを申請する場合は、遅くとも面接の3日前までにSEVIS費用350ドル(2024年1月現在)をアメリカ国土安全保障省(DHS)に支払い、費用支払いレシートを面接時に提出。支払い方法は以下の2通り。

①インターネットからクレジットカードで支払う場合(VISA、Master、AMEX)

DHS(Department of Homeland Security)のサイト(https://www.fmjfee.com/index.html)へアクセスし、Form I-901 に必要事項を入力して送信。支払いが確認されるとレシートをプリントアウトできます。

② 350ドルの小切手を作成して郵送する場合

DHS のサイトへアクセスし、Form I-901に必要事項を入力してプリントアウトしたものと、350ドルの小切手またはマネーオーダー(米国内の銀行で引き出し可能なもの)をDHS の私書箱に郵送。

②はレシート入手までに時間がかかるため、おすすめできません。

ビザ申請料金振込票

ビザ申請料金185ドル(2024年1月現在)相当の日本円を所定の銀行口座に振り込む。

A4のクリアフォルダー1枚

上記の必要書類を入れて提出

ビザは面接当日には発給されないビザは面接当日には発給されず、後日送付される。

ネット上からの支払いが便利

SEVIS 費用の支払いは、ネット上からクレジットカードで支払うことをおすすめします。面接時までにレシートが届くかどうか心配せずに済みます。

ビザの申請料を振り込む

プロファイルを作成したらビザ申請料金を支払う。185ドル分の申請料金を日本円でPay-Easy対応ATMなどから振り込む。

ビザ申請料金の支払い方法

Pay-Easy 対応のATM で現金にて支払う。Pay-Easy 対応銀行の口座があれば、デビットカードで支払うことも可能。ほかにもオンラインバンキングで支払うこともできる。ATM もしくはオンラインバンキングで支払う場合は、リファレンス番号を受け取れるEメールアドレスの登録が必要。クレジットカードでの支払いも可能だ。手続をすると11 桁の受付番号が発行される。

面接の予約をしよう

DS-160 の作成が完了したら、面接の予約をします。面接予約をするにはDS-160 に記載されているバーコードが必要となります。在日米国大使館(東京)、在大阪・神戸米国総領事館、在沖米国総領事館、在札幌米国総領事館ともホームページで予約可能。予約は無料。オンライン上で面接予約をし、面接予約完了画面をプリントアウトしたら、予約完了。プリントアウトした面接予約承認書は、面接当日に忘れずに持参しよう。大使館、領事館入館時に必要。

面接を受ける

面接は英語か日本語で、一人ひとり行われます。書類の不備のチェックが主なのであまり心配いりませんが、下記の「面接における会話例」を参考に、滞在の目的、滞在期間、滞在するところ(ホームステイ先・学生寮など)などは英語で答えられるようにしておきましょう。

また、留学後の予定をきかれることもあります。その場合は「日本で就職する」、「日本の大学に復学する」など、研修が終わったら速やかに帰国する意思があることをきちんと伝えること。特に会社を辞めて留学する人は、この質問をされることが多い。

面接の服装には特別な規定はありませんが、清潔感のあるきちんとした恰好のほうが審査官の印象がよくなるのは言うまでもないでしょう。奇抜な服装や派手な化粧は避けるようにしてください。

生体情報(バイオメトリック)収集

面接時には生体情報の収集も行われます。方法は、両手の人差し指を、デジタルスキャナーのガラス製のパネルの上に置くだけ。所要時間は申請者ひとりにつき30秒程度。

学生ビザ取得

学生ビザ(ビザシールが貼られたパスポート)は面接後、通常約1~2週間後に郵送されてきます(審査期間は時期や大使館の状況によって異なる)。

留学エージェントなどを通して代理書類作成も可能

学生ビザの申請は個人で行うことも可能ですが、留学エージェントなどに代理書類作成を依頼する手もあります。書類の不備や記入間違いがあると、学生ビザが発行されなかったり、取得に時間がかかってしまうこともあるので注意。その点、留学エージェントなら、ビザの専任スタッフが常に最新のビザ情報を把握しているので、安心して任せられます。

面接予約がすぐに取れないことも

面接予約をしようとしても、すぐに予約が取れるとはかぎりません。面接日がかなり先になってしまうこともあります。できるだけ早めに面接予約ができるよう、必要書類を準備したほうがいいでしょう。(東京デスク・ビザ担当)

学生ビザ申請書作成代行サービス

「成功する留学」では、学生ビザの申請書作成代行サービスを提供しています。日本語で記入した申込書をもとに、英文で申請書を作成してくれるので、学生ビザ申請に不安がある場合はぜひご利用ください。

面接における質問例

Q: What is the purpose of your stay?(滞在の目的は何ですか?)
A: Studying English.(英語の勉強です)
Q: How long are you going to stay?(滞在期間はどれくらいですか?)
A: For 6 months.(6ヵ月です)
Q: Where are you going to stay?(どこに滞在しますか?)
A: At Residence Hall at ○○○ University.(○○○大学の大学寮です)

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