Step1:情報収集
留学の目的を考える
誰にでもできる「語学留学」
海外の語学学校は、その国の言語を母国語としない人を対象にした語学を学ぶための学校です。
つまり、語学がまったくできないビギナーでも入学でき、「ABC」から学ぶことができるのです。
語学学校のほとんどは、年齢制限(最低受け入れ年齢)以外に、入学するための特別厳しい条件はありません。最低受け入れ年齢は、国や学校によって異なるが16~19歳以上である事が多く、通常、年齢の上限は定められていません。
語学レベルによってクラスが決まる
入学試験はないものの、授業(登校)初日にクラス分けのテストを実施する学校がほとんどで、簡単なペーパーテストやインタビューなどが行われます。
レベルは、入門、初級、中級、中上級、上級、最上級などと分かれており、少ない学校で3レベル、多いところでは16レベルほどに分かれます。ただし、学校によっては入門レベルを設けていない場合や、まったくの初心者は受け入れらができない場合もあるので、学校選びの際には注意が必要となります。
期間は、1週間から手軽に留学できるため、学校や仕事のスケジュールや予算に応じて計画を立てることも可能です。語学学校での勉強は、あらゆる留学の最初の一歩です。たとえ短期間の留学でも、語学を習得することによって視野が広がれば、今まで知らなかった新しい発見があるはず。何よりも新しい自分を発見できることが最大の収穫と言えることでしょう。
語学留学だけじゃないさまざまな「留学」のカタチ
ワーキングホリデー
ワーキングホリデー制度を利用すれば、語学の勉強だけでなく、アルバイトをして滞在費を補いながら、1年間、海外に滞在することができます。
ワーキングホリデー制度を利用して渡航できる国は、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、イギリス、アイルランド、フランス、ドイツ、デンマーク、ノルウェー、韓国、台湾、香港 、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、オーストリア、ハンガリー、スペイン16カ国+2区域で、18歳から30歳まで(国によっては25歳以下)の日本国籍の人であれば誰でもビザを申請することができます。
語学の習得やアルバイトだけでなく、ボランティア活動、旅行、スポーツなどを通して、渡航した国で友だちができるのはもちろん、他国から来たワーキングホリデー・メーカーと友だちになれるチャンスもあります。ワーキングホリデーは若者だけの特権。自由な1年間を自分でプランしてみてはいかがでしょうか。
大学正規留学
海外の大学で専門的に勉強したいと考えている人、高校卒業後に海外の大学へ進学したいと考えている人も増えてきました。大概の国が大学への留学生を受け入れていますが、なかでも受け入れてもらいやすいのがアメリカです。
アメリカは日本と教育制度が似ていて、ESL(English as a Second Language)と呼ばれる外国人留学生のための英語コースを持つ大学も多くあります。現在の英語力が低くても入学できる2年制大学に入って、一般教養課程を履修しながら英語力をつけ、4年制大学に編入することもできます。また、途中で専攻を変更したり、2つの科目を専攻することもできる非常に柔軟な制度を持っています。
大学正規留学の場合は、自分の英語力を把握することと、目的を明確にすることが大切。出願の締切日が決まっていることや手続きに時間がかかることも多いため、できるだけ早めに準備を進めてください。
大学生の休学留学
確実な語学力の養成や、異文化生活体験などのために、日本の大学を休学して海外に留学すること。
企業が切実に求めるグローバル人材育成に向けて、日本の大学も推進している傾向にあります。留学の内容によっては、日本の大学の単位として認定される〔認定留学〕となり、時間的なロスが少なくなります。半年~1年間の留学が一般的で、語学留学から大学留学まで幅広いバリエーションが考えられます。ただし、認定留学を目指す場合は在籍する大学の規定の内容の留学をする必要があります。
専門学校留学・おけいこ留学
ある程度の語学力があれば、海外で日本より進んでいる分野を専門的に勉強したいと考える人も多いことでしょう。
1週間からおけいこ感覚で勉強できる学校もあれば、帰国後や海外での就職を考えて、その道のプロを目指して勉強するための学校もあります。まずは、どの分野を学びたいのか、考えてみましょう。この国で学びたい!と、国まで決まれば、あとはどの程度の学習をしたいかを考えましょう。専門学校での課程を修了すれば、スペシャリストとしてのスキルを身につけた証に「ディプロマ」や「サティフィケート」と呼ばれる修了証が取得できます。しかし、専門的な授業を受けるために語学力は不可欠です。語学力が不十分な場合は、事前に語学研修を受けておく必要があるでしょう。
ボランティア
「ボランティア」と聞くと、特別な技能を持っていないし、リーダーシップをとれる立派な人じゃないから...と、抵抗感を持っていませんか?でも、実際にボランティア活動を行っている人たちは「おもしろいから」「自分がやりたいから」と、まさに"自主的に"参加しているようです。海外には、ボランティア活動をしているさまざまな団体があり、語学力や能力のレベル、期間によって参加できるプログラムが多種多様に存在します。海外でのボランティア活動は、語学を使ってコミュニケーションを図りながら社会貢献する異文化体験なのです。
インターンシップ
海外で働きたい、就職したいと希望する人も増えてきました。海外で勉強してきたことを生かしたい、身につけた語学力を仕事につなげたい、と考えるのは当然のことです。もちろん、海外で働くために有利な資格や経験もありますが、学歴も資格もなくて働いている人もいますし、ワーキングホリデーで働き、労働ビザに切り替えて就職に成功した人もいます。また、時間等の制約はありますが、留学中にアルバイトとして働くことが許されている国もあります。海外で働くためには語学力も必要ですが、ビジネスに必要なコミュニケーション能力も重視されます。身につけた語学力を実践的に使うチャンスをつかみましょう。
中・高校生の留学
「国際化」「グローバル・スタンダード」を求められる時代になり、若くて多感なうちから海外体験をしたいと希望する中・高校生や、子どもを留学させたいと考えている保護者の方も増えてきました。海外の教育機関では、18歳以下の方だけを対象にした語学コースやサマー・キャンプ、サマー・スクールなどを開設しています。また、高校生を対象とした1年間の「交換留学」や、現地の学校へ留学して卒業を目指す「卒業留学」など、その種類もさまざま。将来の目標や進路、学力や予算に応じた留学のタイプを見つけましょう。
中高年のための海外体験
留学は、何も若い人だけのものではありません。語学学校には年齢の上限がないため、何歳でも入学でき、若い学生に混じって勉強することができるのです。「若い人と一緒に勉強するのは、ちょっと気が引ける」という方もいることでしょう。語学学校の中には、「Over 50」などと呼ばれる50歳以上の方だけを対象にしたコースを設けているところもあります。アクティビティー(課外活動)も同年齢の方ばかりで行うので、趣味や興味の対象も共有できるのです。日本人学生の多い夏休みや春休みを避けて、ゆったり勉強できるのも、中高年世代だけの特権と言えるでしょう。
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