イギリス留学中の安全管理について
自分の身を守るのは自分、そのことを肝に銘じておこう
比較的治安がよいとされるイギリスでも、都市部を中心に盗難などの軽犯罪が増えている。警戒しすぎる必要はないが、常日頃から安全管理に気を配る習慣をつけたい。
治安について
イギリスは、凶悪犯罪の件数はそれほど多くはないが、盗難やスリ、空き巣といった軽犯罪の発生は決して少なくない。イギリスで起こる犯罪の大部分は財産に関する犯罪と言われ、盗難は先進国のなかでも特に多い。首都ロンドンは、大都市にしては治安がいいと言われるが、泥棒は多い。
安全な道を調べるコツ
日本の感覚ではなかなか理解しがたいが、今歩いているそのすぐ横の道も安全だとは限らない。安全と言われている地域のなかに、危険な道が紛れていることは多い。自分が曲がろうとしている道が危険かどうかは、人通りがあるか、建物が汚されていたり、道路がゴミで散らかっていないかなどをチェックして、雰囲気で推し量るしかない。
夜道の一人歩きは避ける
やむをえず人気の少ない夜道をひとりで歩かなければならない場合は、絶対に油断やスキをみせないこと。周囲をよく注意しながらバッグはしっかりと抱えて持ち、早足で歩くことが大切だ。ブランド物を身に付けるなどの華美な服装は避け、余分な現金は持たないなど、自分でできる最低限の防御を日頃から心がけよう。
バスでは座る場所にも気を配る
バスに乗るときは、危険なことに巻き込まれそうになったらすぐに降りられるよう、あまりうしろの席には座らないほうがよい。運転手の近くが、比較的安心できる場所だ。
駅や停留所から家までの道のりも気にかけよう
夜遅くなってしまったときはタクシーを使ったりして、ドアtoドアで移動することを心がけよう。また、夜遅くにバスや地下鉄を使って帰るのは、極力避けたほうがいい。バスなどに乗っているときはまだしも、バス停や駅から家まで歩いているときが危険なのだ。郊外にあるホームステイ先から大都市の学校に通っている人は、夜遅くなる場合はどうすればいいのか、前もってファミリーに相談しておくといいだろう。事前に夜遅くなるのがわかっているときには、必ずホストファミリーに伝えておくこと。
緊急時はトリプル・ナイン
イギリスの緊急電話は999。これでパトカーも、消防自動車も、救急車もやってくる。トリプル・ナインと覚えておこう。何かが起こったら、まず、999に電話する。公衆電話でも、この番号だけはお金を入れなくてもつながる。電話が通じたら、警察Policeか救急車Ambulanceか消防Fire Brigadeかを伝える。大切なのは、どこで何が起きているかを正確に伝えること。急病などの場合は、自分で電話するよりも隣人に助けを求めて電話をしてもらったほうがいい。また、泥棒の被害にあった人は、直接警察署に出向いて被害届けを出すことになる。被害品についてわかる限りのこと(カメラやラジカセならメーカー、タイプ、特色など)を、正確に報告しよう。保険金を請求する場合には、この警察の盗難届け受理証Crime/Incident Reference Numberが必要になる。
電話で名乗らない
受話器をとったら相手が名乗るのを待つ。自分から「はい◯◯です」と言うのは×だ。留守番電話を使うのも、他人に留守を知らせているようなものなのでよくないと言う人もいる。
緊急時の用語
- 犯罪に巻き込まれたとき
- Help me! (助けて!)
Please call 999. (999に電話して)
Please could you take me to hospital. (病院に連れていって)
- 警察や犯人が使う言葉
- Freeze!/Don't move! (動くな!)
Get your hands up! (手をあげろ!)
Duck! (ふせろ!)
Lie down on your hands! (地面にふせろ!)
- 999(緊急電話)で
- I got injured. (けがをしています)
There is a person with injuries. (けが人がいます)
He/She is bleeding from the head. (頭から出血しています)
I'm at ○○.Please come here. (○○にいます。来てください)
イギリス留学の実現に向けて、まずは相談してみよう!
イギリス留学
- 留学スタイルやチェックポイントなどイギリス留学
- 語学学校の種類や費用についてイギリス語学留学
- 制度やビザについて知ろうワーキングホリデー
- ロンドン、オックスフォードで暮らすイギリスの人気都市
- 実現に向けてスケジュールを立てよう語学留学までの11のステップ
- お金の準備や持ち物について出発準備7のステップ
- 滞在先、マナー、安全について留学生活について
留学について知ろう!
成功する留学だからできること
カウンセラーは留学経験者なので、気兼ねなくご相談いただけます。
豊富な経験と知識で、一人ひとりに合った留学プランをご提案します。
▼ご質問やご不明点はお気軽にご相談ください!
▼留学デスクで個別相談する日程を予約しよう
全国どこからでもオンラインでご相談いただけます!
空港到着時から危機管理を!
イギリスの空港に降り立ったそのときから、身の回りの安全には充分気を配ってください。学校に、空港出迎えサービスを依頼した場合は、出迎えの人が本物かどうか、必ず確認します。最近では、本物の出迎えドライバーが掲げたネームボードから名前を見て、本物ドライバーより先に留学生に近づく"ニセ出迎えドライバー"や、ユニフォーム姿で手にはトランシーバーといったいでたちの"ニセ空港職員"による違法タクシーへの誘導など、さまざまな事件が横行しています。いずれも、法外な料金を要求されたり、指定の場所と違う場所でタクシーを降ろされたりと悪質です。学校のアレンジしたドライバーは、滞在先の住所、名前、電話番号をきちんと把握しているので、ドライバーに行き先の詳細を質問してみることをおすすめします。また、何か不審を感じたら、学校の緊急連絡先に電話し、確認してみましょう。