語学学校選びのポイント

自分の目的に合った学校選びを
オーストラリアにある数多くの語学学校のなかから、どの地域にあるどの学校を選ぶのか。基本ポイントをおさえ、いくつか挙げられる選択条件に優先順位をつけて比較・検討し、「自分に合った学校」を見つけましょう。

ポイント1　地域

どの地域に滞在したいのか

オーストラリアの大都市は治安の面では多少の不安もありますが、生活するには便利だし刺激も多いです。そして何より公共の交通機関が整備されているところが多く、移動が便利。授業だけでなくフリータイムも重視したい人にはおすすめ。逆に、オーストラリアの田舎はのんびりしていて生活費が安いし、人も親切。地域に溶け込んでじっくり勉強に専念したい人に最適です。

ポイント2　費用

学費を比較検討しよう

たいていの人は留学予算に限りがあります。それによってある程度、学校や地域、留学期間などが限定されてくるでしょう。また、流角柱の生活費・滞在費やその他の諸費用など、授業料以外にどのような費用がどれくらいかかるかも、要チェック。

ポイント3　期間

短期留学なら小規模校

オーストラリアに3ヵ月以内の短期で語学留学するのであれば、学生数が80人前後の小規模でアットホームな学校がおすすめ。小規模な学校では、教師が学生の名前を覚えるのも早いし、学生一人ひとりに目が届きやすいでしょう。さらに、授業以外でも教師と学生、あるいは学生同士の交流が盛んなので、日常会話に慣れ親しむ機会も多くなる傾向にあります。

長期留学は設備の整った大規模校

オーストラリアに3ヵ月～1年くらいかけて留学し、じっくり勉強しようという人は、設備が整った大きめの学校がおすすめ。アットホームな小規模校にも魅力はありますが、学生数が少ないとレベルが細分化されず、何度も同じレベルを繰り返すことにもなりかねません。大規模校ならレベル分けのたびに、新しい学生や教師との出会いがあるのがメリットです。

進学を目指すなら付属校

将来は大学やTAFE、ポリテクニックへ進学したいと考えている人には、付属の英語コースがおすすめ。同じ目的をもつ人が集まっているし、学校から進学に関するアドバイスを得ることもできます。

ポイント4　サービスや設備など

学校が提供するサービス

語学学校が学生のために行っているサービスには、おもに次のようなものがあります。

・滞在先の手配
・到着時の空港出迎え
・日本人カウンセラー

こういったサービスは、特に初めて留学する人にとっては心強いものですが、すべての人に必要というわけでもありません。自分に必要なサービスとは何かを見極めてください。一般に、サービスが整っている学校は授業料が高めであることが多いです。

滞在スタイルの選択肢と手配サービス

私立の語学学校ならば、出発前にホームステイを基本とする滞在先を手配してくれますが、大学付属校の場合は、滞在に関しては情報提供のみというところも。初めて留学する人は、滞在先を手配してくれる学校を選ぶべきでしょう。特に大学付属校の場合は、パンフレットの「滞在」欄をよく読んで確認するなど、注意が必要。

大学付属は設備や雰囲気もポイント

大学や専門学校の付属校では、語学学校の学生も正規学生と同じように施設を利用できるので、設備内容やキャンパスの雰囲気なども学校選びのポイント。学校設備やスポーツ施設などの充実度という点では、大規模校の方が期待できます。

成功する留学のカウンセラーより

自分に合った学校選びをしよう

学校選びの際はまず①英語レベル、②重点的に学びたい点や目的、③理想とする学校のイメージ（大きい学校や小さい学校など）をうかがいます。初級レベルの場合、どの学校で学んでもほぼ同じだと思いますので、楽しく学べそうかどうかといった雰囲気を一番に考えていただきます。中級以上の場合「スピーキング」を伸ばしたいという方がほとんどですが、話すにしても基本的な文法、語彙力が備わっていないと流暢に話すことが難しいので、それらの能力も同時に学べる学校を選ぶのがいいと思います。
留学初心者には小規模校がおすすめ

留学が初めて、という人には小規模校をおすすめします。スタッフも親切で、アットホームな環境であることが多いので、安心して通うことができると思います。大規模な学校や大学付属校には、現地の生活に慣れ、ある程度英語力に自信が付いてから転校するといいのではないでしょうか。

日本人学生の数

オーストラリアの語学学校における日本人の割合は、振り分けられるクラスや留学時期によって異なります。同じ学校でも日本人は全体の3割という時期もあれば、7～8割という時期も。一般に、1～3月は日本の春休みにあたるため、日本人が多い傾向にあります。また、学校全体での日本人の割合は低くても、クラスによっては学生のほとんどが日本人ということも。そのため、どの学校が「日本人が少ない（多い）」かは、簡単に判断できません。日本人の数にこだわるよりも、いかに学ぶか、何を吸収するかという視点で学校を選びましょう。

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