大学進学準備のためのファウンデーション・コース
ファウンデーション・コースでは、語学力をアップさせ、大学での勉強に必要なスタディースキルや、専門分野の基礎知識を学ぶ。通常1年間の、大学進学準備コースだ。
ファウンデーション・コースとは
ファウンデーション・コースFoundation Courseは、大学入学に必要となるAレベルを取得していない留学生のための大学進学準備コース。規定の成績を修めて修了すれば、大学学部への進学の道がひらける。コースの内容は、英語力を高め、短期間で専門分野の知識が得られるようにプログラムされている。一般に、学ぶ科目を選択でき、文系、理系にまたがる幅広い学部への入学準備を行う。
スコットランドの場合
Scottish International Foun-dation Programme(SIFP)と呼ばれる。SIFPの中心は英語コースで、スコットランドにおいて、英語教育の一種として認識されている。
コース期間は通常1年
コースの内容は大学、カレッジごとに異なり、期間は通常1年。だが、英語を最初半年で学び、後半の半年は通常のファウンデーション・コースの授業を行うカリキュラムの場合、充分な英語力がある人に限って、後半の半年だけの受講でもコース修了資格を得ることができるところもある。
コース開始の時期
ほとんどのファウンデーション・コースはアカデミックイヤーコースで、9~10月に開始される。コース終了は6~7月。
ファウンデーション・コースで学ぶ主要2ポイント
1.英語力とスタディースキルの習得
学部の授業についていけるだけの英語力の習得を目指すとともに、大学生に不可欠なスタディースキルを学ぶ。たとえば、パソコンの使い方、ノートの取り方、エッセイ(小論文)の書き方、発表の仕方、リサーチの方法など。
2.専攻分野の基礎知識の習得(アカデミック・サブジェクト)
専攻を希望している分野の基礎的な知識を学ぶ。コース自体がその分野のためのコースになっている場合と、コースの中で分野を選択する場合がある。
アート&デザイン系ファウンデーション・コース
アート&デザイン系のファウンデーション・コースでは、イギリス人、留学生を問わず、大学学部レベルのコース入学のために必要なポートフォリオ(作品集)作成を目的のひとつとしている。日本で美術を勉強したことがない人でも入学は可能だが、作品審査があるので、まったくの未経験では難しい。
アート系は英語力が必要
アート&デザイン系ファウンデーション・コースは特に留学生向けのものではないので、通常英語の授業は含まれていない。授業についていけるだけの英語力があることが入学条件となる。
大学併設コースと私立カレッジ
大学進学への道をひらくファウンデーション・コースには、大きく分けると大学併設、公立・私立カレッジ運営、さらに語学学校運営の3種類ある。大学併設コースの場合、その大学への進学が保証されていることが多いが、その大学以外への出願も可能。公立・私立カレッジや語学学校運営の場合は、提携大学への進学に限られる場合もあるが、そのコースで公的な資格が取得できれば、どの大学にも申し込める。ファウンデーション・コースは、アジア・中近東・アフリカの学生が多く、ヨーロッパからの学生は非常に少ない。
ファウンデーション・コース選択のポイント
- そのコースは、大学やカレッジで学ぼうとしている学科と関連しているか。
- そのコースを規定のレベルで修了した場合、付属または提携の大学やカレッジへの入学が、保証されているか。
大学併設コースの手続き準備は早めに
ファウンデーション・コースの場合は、直接学校にコースの申し込みを行うが、高校卒業資格やIELTSのポイントなど、学校によって入学資格が定められている。大学併設コースの場合、入学時に必要な英語力はIELTS 4.5~5.5程度。私立の場合は、それよりもやや低めになっている。 また、大学併設のコースの場合は、学部入学とほぼ同じようなさまざまな書類の提出を求められるので、準備期間に余裕をもって手続きを始めよう。
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