アメリカ留学体験談「私が英語を話せれば、もっと救える命がある」って言うんですよ｜海外で学ぼう！留学やワーキングホリデーのご相談は【成功する留学】

神父との出逢い

どうして教会に

神父さんの言葉とかを聞くんですよ。教会の礼拝の様子を見たり聞いたりしていると英語のヒアリングにいいんですよ。不謹慎かなって思ったけど、勉強してるんだって言ったら「かまわないよ」ってことで。

通うようになった？

暇があればかなりの頻度で通ってますね。友だちからも、「篤史は変な宗教やってる」って噂になりましたからね。（笑）

英語でしゃべろう！っていうのは？

木曜の昼休みから4限までやってるフリーのカンバセーションクラスですね。よく僕とクロアチア人と中国人の3人でよくしゃべってますね。この前は一緒にラーメンを食べにいきました。

ラーメン啜れるんですか？

あっ！そういえば、啜っていましたね。クロアチア人の彼女は、高校生のころから日本に来てるんで、お箸も上手に使ってますね。なんか普通に日本に馴染んでますね。

普段から英語に触れる機会があるのですね

教会とかカンバセーションとか意識して行くようにしてますね。せっかく留学して、ちょっと英語に対して抵抗がなくなってきたし、楽しくなり始めたんですよ。 なんかもったいないじゃないですか、この感覚をなくしちゃったら。

留学を考えるようになったのはいつ頃？

高校時代は野球ばっかりやってて、実は、200点満点の英語のテストで36点取っちゃって（笑）でも、猛勉強して数ヵ月で偏差値を倍以上にしたんです。 そしたら、どうせならしゃべれるようになりたいなって思うようになったんです。そうしている内に神父さんからいろんなことを学びましたね。

どんなことを学んだのですか？

「行動力」ですね。布教のために独りで日本に来てそこからの苦労話はたくさん聞きました。自分の未来を切り開く、自分の居場所を見つけ出す、そういう行動力を学びました。 だから、英語を勉強したいって思ってるんだったら、やっぱり海外に行って学ぶべきだ、行動に移さなきゃって思ったんです。

信用を第一に

どんな風に行動に移しましたか？

情報収集しようと思って、大学で紹介されているブースでパンフレットを片っ端からかき集めましたね。その中のひとつに『成功する留学』さんのパンフレットもありましたよ。

検討するときのポイントは何でしたか？

金額よりも信用を第一に考えましたね。ネットで調べると自分で手続きしてる人もいて、アメリカでアパート借りたり......。 さすがにそこまでは無理だなって思ったんで、難しい手続きは頼もうと思いました。割かし高めだったけど、知名度もあるし、安いよりも安心をとりました。

検討するときのアドバイスはありますか？

英会話レッスンが何回でも受けられるのはいいですね。留学中、「もっと英語の勉強しとけばなぁ」って思ってましたから。あそこであんな風に言えていたらって今でも思います。 あと一言があるかないかで、たぶん、人間関係も語学力も随分変わると思います。

賛成してくれなかった父親

家族の方に留学するってことは？

留学したいって言ったときに「うん」とは言わなかったですね。東欧で留学生殺害事件もあった頃でしたから。特に父親はガンコが代名詞のような人なので、1週間かけてじっくり説得しようと思いました。

どうやって説得を？

ずっと行きたいって言い続けました。長い時間ずっと話すっていうより、少しの時間ですけど、毎日ちょっとずつ説得にあたりました。そしたら、最後に一言だけ「気をつけろよ」と言ってくれて。

よかったですね。

ほんとよかったです。ただ、留学のお金も全部だしてもらわなきゃいけなかったので、嬉しい半分、なんか悪いなぁって気持ちもどこかにあって、とても複雑な思いもありましたね。

留学先から家族に連絡をしました？

TwitterとかFacebookですね。彼女とは結構電話で話しましたね。テレフォンカードがついてたんでそれを使いました。13分ぐらい話せたと思います。 それでおばあちゃんとも話しましたね。喜んでましたよ。海外から電話すると時差があるっぽくって。学校であったこととかよくしゃべりました。

刺激的な世界の人びと

学校はどんな感じでしたか？

先生たちもみんなフレンドリーだったんでとても馴染みやすくて、よく一緒にランチを食べに行ったりしましたね。学校のスタッフもみんな陽気で親切でした。

クラスはどんな感じでしたか？

クラスに20人ぐらいいて、日本人は4〜6人ぐらい。スウェーデン、スペイン、ブラジル、韓国の人たちがクラスメイトでしたね。 だいたい真ん中ぐらいのレベルのクラスだったと思います。9時から12時15分まで2コマで休憩が10分ありました。 昼休みになるとラウンジに集合してフリートークをするちょっとした無料の授業もありました。発音が苦手な人向けのちょっとした講義も。

クラスではどんなことを？

英語の勉強をするってよりは、それ以上に、価値観の違いを感じたっていうか、一番刺激的だったのが、その場の空気とか関係なくとにかくモノを言ってくるってこと。 主張するってこういうことかぁって感じましたね。

刺激的なエピソードとかありますか？

なんで留学したの？って聞かれることがあったんですけど、あんまり考えていなかったんでうまく答えられなかったんですね。 別にそれを何とも思ってなかったんですけど、ただ、ある女性と出逢って、なんて浅はかだったんだって思うようになりましたね。

ある女性？

ブラジル人の女性と知り合って、彼女、医者になったんですけど、一度それを辞めて英語を学びに来てるんですよ。「もったいない。なんで辞めたの？」って聞くと、 「私が英語を話せれば、もっと救える命がある。」って言うんですよ。留学費用も自分で用意して、目的をもって行動してる。目標もなく親の金で留学してる僕にはなんか衝撃でしたね。

救える命がある......ですか

自分の進む道を何の疑いもなくまっすぐな目で語られると、その想いに圧倒されてしまって。でも、そうすると、なんか自分のことをちゃんと考えるようになって......。 知らないうちに彼女は僕にいろんなことを気づかせてくれてましたね。

『成功する留学』とは

昭浩さんにとって成功する留学とは？

そうですね......（ずいぶん考えて）いろんな人に出逢うことですね。もうすぐ就職活動が始まるんですけど、みんな、どうしよう、何しようって言ってるんですよ。 決められないって、決める材料がないからだと思うんですよね。実際、僕もそうだったし。それってたぶんいろんなことを知らないからだと思うんです。

知らないから

人に出逢うといろんなことを知るじゃないですか。ブラジル人の彼女には気付かされて、考えさせられて。 そのこともあって、もっといろんなことを知りたいと思うようになりました。世の中にあるいろんなことに気付かなきゃいけないと思うんです。そのためには、これからも多くの人に出逢いたいと思います。

人に出逢う......

人と出逢うことで刺激があって、そうするといろんなことを知って、考えて、そして気付いていく。短い留学期間でしたけど、気付かせてくれる人にいっぱい出逢いました。 僕もいつか、気付かせる人、そんな人になりたいなぁって思うんですよ。

アメリカ・カリフォルニア州ロスアンゼルスへの留学で、世界の人々との出逢いから多くの刺激を受け、そこからいろいろなことを考え、気付き始めた篤史さん。 今も暇があるときは教会に通いながら英語を磨き、平日のアルバイトで親から借りた留学費用を少しずつ返済しているそうです。