以前「旅いさら」でもご紹介したシティウォーク(CityWalk)にある"現代風"インド料理店をご紹介します。インドにも幾つか店舗があるようですよ!
シティウォークの目抜き通り沿いにある「ファルズィカフェ(FARZI CAFE)」です。カンドゥーラやアバヤを着たエマラティ(UAE人)に人気のこのレストランは、昔ながらのインド料理と伝統的な世界の料理法を融合することで、インド料理店を流行店のひとつにしようという狙いがあるようです。
ベリーフルーツのジュースは木箱に入って登場しました。右の宝石箱のようなものを開けると中にもフルーツが。ここのお店は、「イリュージョンを加えて食事の思い出を残してもらう」というコンセプトもあり、このあとも驚かされることがいっぱいでした。
ひとつめの前菜は、Dal Chawal Arancini(レンズ豆とお米のコロッケ)です。いわゆるコロッケで、スパイスの香りが少ししますがインド料理初挑戦の方でも食べやすいと思います。
次は、Tandoori wild machroms(マッシュルームをガーリックとウォールナッツ等で炒めたもの)を注文しました。理科で使うような入れ物にドライアイスをもくもくさせて登場しました!写真を撮るときには時既に遅しで煙は消えてしまいましたが...。クリーミーな仕上がりで、独特なスパイスは無く一番食べやすかったです。
次は、重厚感たっぷりの石に置いて提供される「エビの天ぷら」です。中華のエビチリにマイルドなスパイスを効かせたこの一品、この店に限らずドバイで大人気の一品です!「ダイナマイトシュリンプ」という名前で出されることが多いです。それにしても、たった5尾のエビに対して大きすぎる器...とにかく、普通には提供しないFarziCafaeのコンセプトがひしひしと伝わってきます。
そして「バターチキン」と言って注文したのがこちら!バターチキンカレーを具にした肉まんのような一品です。とっても美味しいです!生地が日本の肉まんに近く懐かしみながらいただきましたよ。もちろんこのバターチキンも普通のお皿では登場しません。どんな風かと言うと...
ジャン!トラックに乗って登場しました!中国人民解放軍...と書かれた不思議なレトロなトラックです。隣のテーブルでは、ポケモンのキャラクターが散りばめられたフレンチトーストや、高さ50cmほどのテレフォンボックスに入ったドリンクのようなものがサーブされていました。とにかく、普通にはサーブしないファルズィカフェ!
生憎、メニュー記載の料理名が独特で分かりにくいので、インスタグラムなどのSMSや当ブログの写真を参考に注文すると簡単かと思います。ゆえに私がいただいた単品の値段も分かりませんでしたが、上の写真にある料理でAED180(約5400円)ほどでした。2人で行ってシェアをしているので、値段設定も高すぎず安すぎずでしょうか。
「イリュージョンを加えて食事の思い出を残してもらう」そんな店のコンセプトが伝わらずにはいられない、とても印象に残る食事となりました。面白いし美味しいし、目でも舌でも楽しめるFARZICAFE、ぜひ一度おためしを!特に、インド料理初挑戦かつちょっと苦手かな...という初心者の方にもお勧めです!
【データ】
店名:ファルズィカフェ(FARZICAFE)
住所:Building No.5, City Walk Phase 2, Al Safa, Dubai
Tel:+971 526892036
URL:http://www.farzicafe.com/farzi-cafe.php
サリー
アラブ首長国連邦はドバイで暮らしています。超高層ビルが立ち並び、200以上の人種が暮らすドバイ。ふと横に目をやると、モスク。そして町の奥には砂漠。近代と昔ながらが混在する国際都市ドバイから、面白いアラブの世界を紹介します。