2016年に話題となり、京都河原町で2時間ほど行列ができるといわれる「MACCHA HOUSE 抹茶館」は、シンガポールや香港をはじめ、アジア圏を中心に展開しているお店です。シンガポールでは、2012年12月にオープン。人気の抹茶ティラミスが、シンガポールだと並ばずに食べれると聞き、さっそく行ってみました。 抹茶館は、シンガポールで現在2店舗。観光客がよく訪れるショッピング街オーチャードにある店舗は、「オーチャード・セントラル (Orchard Central)」というショッピングモール地下1階にあります。同じ階にある東急ハンズを目指していくと、その奥、隣に抹茶館があるので、東急ハンズのサインを探して行くといいでしょう。人が行き来するような場所ではないせいか、平日行った時は空いていて、ゆっくり落ち着いてデザートを堪能。とにかく、並ばずにすぐ座れるのはありがたい限りです。 さて、升の器に入って出てくる抹茶ティラミス (S$6.9)のお味の方ですが、抹茶パウダーが甘みを少し抑えてくれ、甘さと苦みがうまく交わいケーキ生地もふんわり。甘いものはそれほど得意ではない筆者も、とても美味しくいただきました。ただ、抹茶館の担当者に確認したところ、現在シンガポールで提供されている抹茶ティラミスは、京都で話題になっている宇治抹茶パウダーではなく、普通の抹茶パウダーを使っているそうです。ティラミスのクリームも、京都ほどのソフトなタイプではないとのこと。ただ、ここで朗報です。2017年3月1日から31日限定で、京都と同じ宇治抹茶ティラミスが販売されるということになりました。抹茶館の担当者によると、反響があれば、宇治抹茶ティラミスが定番の商品になる可能性もあるそうです。春休みにシンガポール旅行を考えている方には、ベストなタイミングですね。 また、抹茶アイスや白玉団子が乗っていて、蜜をかけて食べる抹茶プリン (S$7.9) も、木の器が素敵で、抹茶の味がしっかりしていて美味しかったです。 残念ながら、筆者は京都のお店で抹茶ティラミスを食べたことがないので比較することはできませんが、どちらにせよ2時間も並んで何かを食べるという性格ではないので、シンガポールで気軽に抹茶ティラミスを楽しめてよかったと思っています。同じような方は、ぜひ試してみてください。また、デザートだけではなく、お食事やランチメニューも沢山ありました。話のタネにもなりそうですし、旅行中に日本食が恋しくなったらぜひ寄ってみてください。 【データ】店名:MACCHA HOUSE 抹茶館 (Maccha House Singapore)オーチャードセントラル店住所:#B1-40 Orchard Central, 181 Orchard Road, Singapore 238896 (地下鉄MRT Somerset 駅直結)Tel:+65-6636-5830URL:https://www.facebook.com/macchahouse.sg/営業時間:11:00〜22:00 (LO21:45) サンテックシティー・モール店住所:3 Temasek Boulevard, Suntec City Mall #B1-172, Singapore 038983Tel:∔65‐6336-6129URL:https://www.facebook.com/macchahouse.sg/営業時間: 11:00〜22:00 北野 洋子2010年末よりシンガポール在住。元ロイター通信記者。旅先では現地の人の生活を見るのが好きで、シンガポールでもホーカーセンターやローカル店での小さな発見を日々楽しむ。年間パスで何度も通うほどシンガポール動物園がお気に入り。