![まるで本の中の世界のような風景。洞窟を掘って作られている](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/16020417403280173.5.jpg)
カッパドキアの奇石が出来る原因ともなった脆い地層。
昔から、この地方に住む人たちはそんな脆い地層を削り地下に街を作った。
当時、キリスト教徒が迫害から逃れるためにつくった、いわばシェルターである。
そこには、住居はもちろん、教会や台所、食糧庫、お墓等生活する上で必要なものは揃っていたようだ。
![吸い込まれそうな穴。地上と地下の物資の運搬に使用されていた](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/16020417403285114.4..jpg)
そんな、洞窟が日常生活で密接に関わっているカッパドキアでは、たくさんの洞窟ホテルがあり、観光客は予算に合わせて気軽に洞窟に泊まることが出来る。
私が宿泊したホテルは、全部で15室程の、比較的小さいホテルだった。
![壁には洞窟が彫られた跡の線が見える](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/16021616533968130.1..jpg)
室内に入ると、特に通常のホテルと大きな差はない。あえて言うならば壁がむき出しの岩であることくらいだ。
移動で疲れていたこともあり、シャワーを浴びる。
ここで洞窟ホテルの特徴を思い知ることとなった。
シャワールームはもちろん、室内も全て洞窟内のため、換気が出来ず湿気がこもってしまう。
ベッドのシーツが湿るほど湿気が引かない。しかし、洞窟ホテルに泊まっているという高揚感のようなもので、さほど気にはならなかった。
鍾乳洞に行ったことがある方は、感じたことがあるかと思うが、洞窟内は常に一定の温度に保たれており、夏は涼しく、冬は暖かく感じる。
洞窟ホテルも全く同じで、私が訪れたのは11月なのだが、特に暖房器具も無く過ごすことが出来た。(少し室内でも肌寒かったが、我慢できるくらいだ)
![ホテルの看板犬?人懐っこい犬が出迎えてくれる](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/16020417403287985..jpg)
昔から洞窟を生活の一部として取り入れていたカッパドキアならではの洞窟ホテル。
ぜひ、カッパドキアに行った際は宿泊してみてはいかがだろうか?
【ホテルデータ】
ホテル名:シューストリング ケーブ ハウス ホテル(Shoestring cave house hotel)
住所:Orta Mahalle, Kazım Eren Sokak, No : 23 Göreme / NEVŞEHİR
値段:スタンダードルーム 94TL〜
デラックスルーム 106TL〜
ファミリールーム 166TL〜
スイートルーム 130TL〜
![みみごん](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/writer/94.jpg)
みみごん
旅行が大好きな関西人。学生時代に知った、「バックパッカー」スタイルの旅行がメインです。日本在住のため、日本からも訪れやすい国や地域の情報発信をしていきます!