アフタヌーンティーなどの紅茶文化が生まれたのはヴィクトリア時代。イギリスは7つの海を制し、「世界の銀行」「世界の工場」として大変な繁栄でした。1851年にはロンドンで世界初の万国博覧会が開かれました。
万博はハイドパークで開かれ、ヴィクトリア女王の夫アルバート公が指揮をとり、成功裡に終わりました。
この万博をきっかけにイギリスの進んだ科学技術が注目され、紅茶などイギリス文化も世界中に広がっていったのです。
万博の収益でできたヴィクトリア&アルバート博物館やロイヤル、アルバートホール、自然史博物館など現在観光名所となっているところもアルバート公の提案で建てられました。
ヴィクトリア&アルバート博物館には、世界中の全様式と時代の美術工芸品が500万点以上集められています。イギリスで初期に楽しまれていた茶器、ガラス器、銀器や陶磁器などお茶にまるわる展示を数多くあり、何度訪れても見飽きることはありません。
博物館内のカフェでは、ヴィクトリア時代の雰囲気を味わいながらランチやお茶が楽しめるようになっています
ナスの季節野菜のヨーグルト和えとレモンケーキ(Lemon Dorizzle Cake)、紅茶をいただきました。
ランチタイムは混雑していますが、ピークを外すと座席の確保がスムーズです。
クロークがあるのでショッピングの後でも気軽に立ち寄れます。アルバート公の一般市民に広く世界の工芸品をという想いからスタートしている博物館で栄光のヴィクトリア時代の文化を味わってみてはいかがですか?
【データ】
ヴィクトリア&アルバート博物館
住所:Cromwell Rd, London SW7 2RL
Tel:+44 20 7942 2000
開館時間:10:00〜17:45(金曜は〜22:00まで※18:00以降は一部閉館)
カフェ営業時間:10:00〜17:15(金曜のみ〜21:30まで)
URL:http://www.vam.ac.uk/
藤井 敬子
民放地方局アナウンサー退職後、大学院で持続可能な開発を学ぶ。西アフリカや東南アジアでのフィールド経験から、「紅茶」が女性の就業支援や地球環境保全に役立つことを発見!英国紅茶文化や世界中の紅茶情報を発信中!