アユボワン!地球の歩き方 旅いさら編集局の吉岡です。旅先で列車に乗るのが好きで、タイ、マレーシア、インド、ベトナム、ヨーロッパ鉄道、上海リニアからディーゼルの3等席まで...。初のスリランカの列車の旅に出発します。
出発駅は世界遺産の街「キャンディ」に近いペーラデニヤ駅。茶畑で有名なヌアラ・エリアにあるナーヌ・オヤ駅まで乗車します。切符を買いホームで列車を待っていると、数匹の犬がいてどの犬も昼寝中。列車が通り過ぎても、起きる気配はまるでありません。
ホームにナーヌ・オヤ行きの列車が到着。座席は1等で、エアコン、大型液晶テレビ、扇風機が完備されています。座席は窓側と通路側2席ずつで、なかなか快適なシートです。各座席にも空調があるのですが、前方に家庭用エアコンがありました...。
ペーラデニヤ駅をしばらくすると、食事サービスが始まります。食事はベジタリアン(菜食)とノンベジタリアンの2種類あります。お楽しみの列車の食事と思ったのもつかの間。列車がどんどん左右に揺れ始め、カレーがなかなか食べれません。車掌さんは揺れの中、普通の食事のサービスを続行。
実は列車に乗る前に「スリランカの列車はすごい揺れるので、乗る前にトイレに絶対に行ってください。」と言われたことを思い出しました。
アジアの列車には乗り慣れているから大丈夫と思っていたのですが、予想以上のすごい揺れにビックリしました。まるでテーマパークのアトラクションのみたいです。
乗車して約1時間、揺れは収まりのどかな山々が車窓から見え始めます。紅茶の産地、ナーヌ・オヤ駅まで約3時間。のどかな景色と列車の揺れを体験した列車の旅でした。
吉岡 麻里
地球の歩き方旧バンコク特派員。合計6年のバンコク生活を経て2011年に帰国。タイを拠点に、東南アジア、西アジア、アフリカリゾートを旅する。クルーズ旅からバックパッカー旅行まで色々なスタイルの旅行を経験。旅先では必ずご当地ビールを飲むのが楽しみ。