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海鮮好きなアナタに推薦する済州島の隠れグルメ2品

   
八田 靖史
八田 靖史
 

海鮮好きなアナタに推薦する済州島の隠れグルメ2品

ソプチコジから眺めた城山日出峰と満開の菜の花

2015年の初日の出を横着にもテレビで拝みながら、新年最初のコラムを済州島(チェジュド)から始めようと思いつきました。韓国でも日の出の名所というのは多々ありますが、済州島の「城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)」は韓国でも代表的なひとつ。島東部に位置する標高182mの火山で、約10万年前の海底噴火によってできたそうです。

済州島を代表する景勝地であり、2007年には「済州の火山島と溶岩洞窟群」の一角として、ユネスコの世界自然遺産にも指定されました。貴重な景観を眺めようと、連日大勢の観光客も訪れます。頂上までは徒歩で往復1時間程度。傾斜はやや急ですが、眺めは抜群なので頑張って登ってみてください。

冒頭の写真は3月に撮ったもの。四季折々楽しめる済州島ですが、個人的には菜の花の咲き乱れる春をイチオシにしたいですね。

三姓穴。神話では3人の神がここから誕生したとされる

さて、そんな済州島は見どころもたくさん。写真にある三姓穴(サムソンヒョル)をはじめ、韓国最高峰の漢拏山(ハルラサン、標高1950m)や、雄大な三大瀑布(正房瀑布、天地淵瀑布、天帝淵瀑布)のほか、民俗村、在来市場、ドラマのロケ地など、じっくり時間をかけて巡りたい島です。

そして、何よりも欠かせない魅力が島グルメ。

まずは済州島の定番海鮮グルメをずらりと紹介

アワビの刺身。朝鮮時代には王様にも献上した特産品

まず有名なのがアワビ。島を巡っていると海女さんの姿を見かけますが、彼女たちの捕るアワビ、ウニ、サザエ、トコブシなどは島を代表する海の幸。最近は天然物が減少し、なかなか捕れなくなってはいるそうですが、刺身はもちろん、肝ごとすりつぶしたアワビ粥などはぜひ食べておきたい料理です。

アマダイの干物はうま味たっぷり。お土産としても人気

そのほかにも、一夜干しにしたアマダイだとか...。

サバとタチウオの刺身。どちらも脂が乗って美味しい

サバの刺身、タチウオの刺身も済州島ならではの味覚。アジ、イワシといった青魚も美味しいですし、ヤリイカ、ナマコなども有名。海鮮だけでも山ほどの名物がありますが、今回はその中から個人的にイチオシの2品を紹介します。

済州島を食べ尽くした経験からのイチオシはコレ

イチオシの煮魚。大豆と一緒に煮付けるのが済州島式

まず、コチラの魚。

写真だけではちょっとわかりにくいかもしれませんが、カワハギや、ウマヅラハギを煮付けて作るケクチュリジョリムという郷土料理です。済州島ではサバやタチウオでも煮付けをよく作りますが、僕がそれぞれ食べ比べたところでは、この料理が頭ひとつ抜けている印象でした。なにしろこの料理には...。

「肝がうまい!」

という絶対的な魅力がついてきます。鮮度抜群の白身に、肝の濃厚な甘さを加え、煮汁を吸った大根にも箸を伸ばせば、それはもう天上にのぼるような食味極楽。アクセントに加える大豆の香ばしさもたまりません。

食べ慣れたサバの焼き魚も産地の済州島ではひと味違う

お店は我羅洞(アラドン)という地域にある「ムルコギセサン」がオススメ。ケクチュリジョリムだけでなく、サバ、タチウオ、アマダイなどの料理もありますし...。

海鮮好きならヘムルトゥッペギもマスト。スープも美味

海産物をぎゅっと詰め込んで味噌チゲに仕立てたヘムルトゥッペギなども自慢の一品です。料理長は日本で修業した経験もあるため、日本語堪能なのも安心ですね。

そして、もうひとつ珍しい料理として紹介したいのが...。

<店舗データ>
店名:ムルコギセサン(물고기세상)
住所:済州道済州市アラン4キル33(我羅1洞2180-5)
住所:제주도 제주시 아란4길 331(아라1동 2180-5)
電話:064-743-5152

こっそり教えたい隠れグルメは幻のごとき逸品

イチオシの魚スープ。色は真っ赤だがそこまで辛くない

こんなスープ料理。

見た目にはよくある辛いチゲのようですが、スプーンでまさぐっても野菜しか出てきません。ところが、ひと口すすってみるとこれが驚き。

「サバ!」

の風味が怒涛のごとく押し寄せてきます。

なんとこのスープには、煮込んだサバがすりつぶした状態で溶け込んでおり、なんとなくざらっとした食感は残るものの、あとはひたすらにうま味としてのみ存在するだけ。サバを名産とする済州島でもかなり珍しい調理法です。

これを食べられるのは旧市街にある「ソンミ食堂」。幻のごとき見えないサバを試してみたい方は、コドゥンオヘジャンクッ(サバのスープ)という料理を頼んでみてください。

サワラの刺身。右上にちらっと見える海苔もポイント

お店のご主人は楸子島(チュジャド)という離島の出身で、サワラが名産ということからサムチフェ(サワラの刺身)も食べられます。ルイベのように冷凍したものを溶けかけの状態で、海苔に巻いて食べるのが楸子島流。口の中でひんやり溶ける脂のうま味が逸品です。

そのほか語りたい料理はまだまだありますが、済州島ばかりはキリがないのでこのへんに。いずれまた第2弾として「肉好きなアナタ編」も書いてみたいと思います。

<店舗データ>
店名:ソンミ食堂(성미식당)
住所:済州道済州市西広路18キル18(三徒1洞571-7)
住所:제주도 제주시 서광로18길 18(삼도1동 571-7)
電話:064-751-1250

八田 靖史

八田 靖史
1999年より韓国に留学し、韓国料理の魅力にどっぷりとハマる。2001年より執筆活動を開始し、最近は講演や、企業のアドバイザー、グルメツアーのプロデュースも行う。著書に『魅力探求!韓国料理』(小学館)、『八田靖史と韓国全土で味わう 絶品!ぶっちぎり108料理』(三五館)ほか多数。ウェブサイト「韓食生活」を運営。2015年より慶尚北道栄州(ヨンジュ)市広報大使。

    

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