皆さんこんにちは。えんどーです!
今回はオーストラリアの8月から10月、春の時期に要注意のマグパイという鳥についてご紹介したいと思います。私も先日、道を歩いていたらガツンッ、頭をくちばしで攻撃されてしまいました・・・運よく少し血が出た程度でしたが痛かったです。現地の人は誰でもその存在を知っていて、ホストマザーに話しても、「ああ、マグパイの時期だからね。これがオーストラリアだよ。」とあまり気にしていない感じでしたが、知らないと危険です。
私のようにけがをしないためにも、オーストラリアに留学される方、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
マグパイとは?
まずはマグパイとは一体何者なのかご紹介します。マグパイは37~43㎝、日本のカラスより一回り小さい、黒と白の鳥です。首の後ろが白くなっていて、その色が真っ白いのがオス、グレーがかっているのがメスです。こちらではマグパイの名前でとてもよく知られていますが、「カササギフエガラス」という正式名称もあります。
なぜマグパイは攻撃するのか
8月から10月はマグパイにとって繁殖期。巣にいるヒナを守るため、親鳥たちはとても敏感になっています。約50メートル離れた歩行者や、約100メートル離れたサイクリストも攻撃すると言われています。故意に近づき、危害を与えようとしたわけではなくても、です。マグパイによって繁殖期の時期は異なりますが、一度始まれば2週間ほどで終わります。そのため、ずっと警戒し続けなければならないわけではないので安心してください。しかし、一度警戒した人を覚えているとも言われていますので一度攻撃されてしまった場合は特に注意が必要です。実際に私も同じ場所で三回ほどアタックされてしまいました。(2回目以降は対策をしていたためけがはしませんでしたが・・・)
マグパイの生息地域は?
オーストラリアの東側の海岸沿いで被害が多いようです。マグパイアタックをレポートするウェブサイトもあるので、自分が行く地域がそこに当てはまっているかどうか確認するのがおすすめです。ちなみに私がマグパイにアタックされてしまったところはこんな感じでした。少し大通りから抜けるだけでこのような自然豊かな道が続いていることがよくあります。この時期は木に近づかない方がよいといっても難しいことが多いので、やはり対策が必要です。
マグパイ対策
1.帽子、サングラスを着用する。(心配な方は日傘をさしても効果あり)
マグパイは、一番高い部分を後方から攻撃してきます。そのため、薄すぎない帽子を着用することは非常に効果的な対策となります。また、目を攻撃されて失明してしまったという被害もありますので、サングラスも有効です。オーストラリアは日差しがとても強いので一石二鳥ですね!
2.通る道、時間帯を変える。
一度マグパイがいることが分かったら、できるだけそこには近づかないようにしてください。人を記憶するともいわれているので、2回目以降は攻撃される確率が高まります。
3.ランニングやサイクリングはいったんやめて歩く。
やはり動くスピードが速いと狙われやいです。この時期には、マグパイ対策で、自転車用ヘルメットに角のようなものを付けサイクリングをしている方も見かけました。(先ほどもお伝えしたようにマグパイは一番高い場所を狙います。)
4.看板を見つけたら特に警戒する。
マグパイがいる巣の下には注意喚起の看板が設置されていることがあります。それを見つけたら、特に警戒し前に書いたような対策をしてください。
ここまでマグパイについて色々とお伝えしてきました。繁殖期には非常に警戒するべき鳥ですが、一度繁殖期を過ぎれば、少し近づいても全然怖がらないとてもおとなしい鳥です。マグパイたちは生まれたばかりの子どもを守るのに必死なので、こちらでしっかりと対策をして、被害にあわないようにお気を付け下さいね。
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学生クリエイター えんどー
歌うことと料理が大好きな高校二年生。オーストラリアのCleveland District State High School に1年間留学中。英語力向上のため、そして日本では経験できない様々な体験を通して自分を成長させるため日々奮闘しています!