本日は、スペイン・アリカンテ大学語学教育センターの現地コーディネーターの米田真由美さんからいただいた学校の最新情報・スペイン現地情報をお伝えします♪
学校スタッフさんからの生の声ですので、みなさんぜひご覧になってみてください!
年間300日晴れてる「アリカンテ」ってスペインのどこ?どんなところ?
私が初めてお会いした方とお話しする時、「スペインに住んでいます」とお答えすると、必ずと言っていいほど、「いいですね、でもスペインのどちらですか?」と聞かれます。
「アリカンテです。」
とお答えしても大抵の日本の方は、「え?それはどこにあるの?」となります。
「バルセロナから南へ下ると、バレンシアという街がありますが、そのさらに南の小さな地中海沿いの街です。」
それでもピンと来ない方が圧倒的に多いのですが、実はヨーロッパやロシアではかなり有名なリゾート地なのです。
スペインというとバルセロナやマドリード、セビリアなどは知名度も高く、イメージも定着しているようですが、アリカンテといっても街の名前すら聞いたことが無いという方の方が多いと思います。
そこで、まず、アリカンテという街がどんなところかをご紹介したいと思います。
アリカンテってどんな街?
スペイン南東部、地中海沿岸に位置するバレンシア州のアリカンテ市は人口30万人の中都市です。
広さは大阪市と変わりないそうですが、人口に10倍ほど差があるので、随分のんびりしてます。
しかし、スペインでは5本の指に入る就航数を誇る国際空港があり、ヨーロッパ諸国からは非常にアクセスの良いビーチリゾートとして知られています。
地域の自慢は年間300日以上が"晴れ"という、お天気の良さ。
そんな海沿いの街の主な産業はリゾート観光・飲食の他に、大理石、靴、アーモンド菓子(トゥロンというスペイン全土でクリスマスに食されるお菓子)など。
アリカンテ市は決して大きくはありませんが、港からビーチまで一直線に伸びた椰子の木と波を彩った大理石のタイルが美しいプロムナード「エクスプラナーダ」の景観は素晴らしく、スペインの有名百貨店「エル・コルテ・イングレス」や地元の美味しいお料理が楽しめる老舗レストラン、バルも数多く、オープンテラスはいつも満席で町は活気にあふれています。
大学でスペイン語を学ぼう!
海沿いの町から内陸に向けて15分ほどの位置に存在するのがバレンシア州立アリカンテ大学です☆
スペインの多くの大学は町の中に学部の建物が点在する都市型キャンパスですが、2年ほど前に創立40周年を迎えたアリカンテ大学は緑あふれる広大なキャンパスと近代的な建物が特徴の総合大学です。
実は、なんと軍の空港として利用されていた土地をそのまま利用しており、スペイン国内でも珍しい大型キャンパスとなっているのです!
広々とした環境でリラックスして学生生活を送ることができますよ!
スペイン語を学ぶ外国人留学生と現地の学生が同じ講義棟で学んだり、同じカフェテリアやジム、図書館で過ごしたり、生きたスペイン学生生活を体験することは留学生活においても大きなメリットで、アリカンテ大学ならではと言えるでしょう。
コロナ禍のアリカンテ大学
2020年3月の緊急事態宣言(非常事態宣言)から6月下旬まで厳しいロックダウンが続きました。
2020年7月に再開したスペイン語コースの対面授業は現在も様々な感染対策を講じながら、休むことなく続いています。
学部の授業は感染状況に応じて、現在、対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド式で対応していますが、来年度からは全面通常授業を目指しています。
スペイン留学とキャリア形成
これまでのスペインへの留学というと、語学、フラメンコやサッカーなどが中心でしたが、近年は大学への入学や学部への留学を希望する方も増えています。
以前はスペインの大学への入学は非常に複雑でしたが、ヨーロッパでの高等教育制度の改革、国際化が進み、手続きの煩雑さが軽減されていることが、理由の1つかもしれません。
アリカンテ大学では、学部科目履修生という制度で、大学生以上の資格があれば、正規の学生が受講する授業(※)を履修することができます。(※一部対象外)
履修言語はスペイン語が主ですが、英語で開講されている科目も年々増加し、学内の国際化に貢献しています。
アリカンテ大学の語学教育センターでは、正規にスペインの大学への入学を目指す方、また科目履修生へのスペイン語教育サポートを行っていますが、今後は個人の学習計画や将来の目標に合わせた履修科目のアドバイスやスペイン語学習の後に続く、その先の可能性をサポートすることを目指しています!
学校スタッフさんからのメッセージ
スペイン語は日本人にとっては発音しやすく、学校で習ったそのままの言葉や言いまわしを生活で使えるということが、スペイン語学習が楽しくなる理由の1つだと思っています。
一生懸命伝えたいと思って習ったばかりのスペイン語を話せば、大学や町の人たちもあたたかく受け入れてくれるでしょう。
大学は語学学校とは少し違い、コミュニティも大きく、自分でやりたいことを見つけて、勇気を出して積極的に交流をしていくと、思わぬところで思わぬ自分と出会えることができる、そんなチャンスにあふれています。
キャンパスで学び、そしてキャンパスで活かし、町で楽しむ。そんな体験をしてもらい、アリカンテのお天気や食べ物、お祭り、そしてキャンパスライフをスペインの一生の思い出としてもって帰ってもらうことが私たちの大きな願いです☆
カウンセラーから見たアリカンテ大学
通常、大学付属の語学研修センターというと、語学学校に比べてサポート体制が少々少な目かな、と思うところもあるのですが、アリカンテ大学の語学教育センターのスタッフさん達は、生徒さんの相談にもとても親身になってくださり、生徒さんの学びたい想いを伸ばしてくださる、素敵な環境を整えてくださっていると感じます。
また、大学のキャンパス内でスペイン語を学べるということは、たくさんのチャンスが溢れています。
現地の生徒と知り合うきっかけができたり、自身の進路のヒントを得たり...
もちろん異国の地で慣れない環境の中での生活は大変なことも多いと思いますが、そんな時は語学研修センターのスタッフさんや、クラスメイトに相談をして乗り越えている方が多いですよ!
スペイン留学に興味のある方や、他国との違いを知りたい方、学校や都市の情報についてなど、お気軽にご相談くださいませ☆
\ カウンセリングのご予約はこちら /