マルタ共和国で英語が公用語になった歴史は前回の通りです。
前回のブログ:マルタ共和国の歴史 留学する国の歴史を知っておこう!
今回は第二次世界大戦を経て、マルタが独立するまで、さらにマルタ共和国の魅力を紹介します!
世界大戦とマルタ島
マルタ島は地中海の真ん中に位置しているので、イギリスからインドに向かうルート上にあり、イギリスの重要拠点となっていきます。
第一次・第二次世界大戦では、マルタ沖では海戦が度々勃発しました。特に第二次世界大戦ではマルタ島は激しい空襲に晒されますが陥落することはなく、連合国軍のシチリアやイタリア本土への上陸作戦の拠点となりました。
イタリアのシチリア島へは船で4時間程しか離れていないそうです。そんな近くに敵がいるというのは大変なことですよね...。
イギリスからの独立
戦後、マルタ内では反英運動や独立運動が盛んになります。
1964年、ついにエリザベス2世を女王とする英連邦王国自治領マルタ国(State of Malta )としてイギリスから独立します。
独立はしたけれど国家君主はイギリスの女王というのも日本人の感覚からすると不思議ですよね。
その後、1974年にマルタ国は君主制から共和制に移行し、イギリス連邦加盟のマルタ共和国となります。
2004年にはEU に加盟しています。なのでマルタで利用されている通貨はユーロです!
ざっくりとではありますがこれがマルタの歴史です。留学に行く前にその国の歴史を知っておくと留学中に英語を学ぶ以外にも大きな発見があるかもしれません。
マルタは44年間にわたった、アメリカとソ連の冷戦に幕引きのための会談が行われた場所でもあります。歴史が大きく動いた時にマルタが関わっていたんですね!
首都ヴァレッタは世界遺産
マルタ共和国の首都であるヴァレッタは街全体が壁で囲まれています。マルタの周辺国からの侵略を防ぐために作られた要塞の中にある街なんです。
この壁に囲まれたヴァレッタの街全体が世界文化遺産に登録されています。
中世の街並みが今でも保たれた魅力的な街なんですよ!
リゾート開発があまり進んでいない美しいコミノ島
マルタ共和国の主要な島は首都があるマルタ島とゴゾ島です。その間にあるのがコミノ島。マルタ島やゴゾ島からフェリーで20分から30分とアクセスも良好です!
コミノ島のビーチは島に挟まれているので波がなく穏やかなのも特徴です。透き通るエメラルドグリーンの海を擁しながらもリゾート開発があまり進んではいないので、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
中世の建物や美しい海に囲まれで日本の忙しさを忘れて英語の勉強に向き合うことができるのがマルタ共和国です!
また場所もヨーロッパなので非英語圏以外のヨーロッパ各国の留学生が多いのもマルタ共和国の特徴です。
マルタは留学先の候補に入っていなかったという方もマルタに興味を持っていただけたらうれしいです。
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