トビタテ!留学JAPAN[高校生コース]3期生に聞いてみました!
トビタテ!留学JAPAN(以下"トビタテ")とは、日本政府が設立した、留学を支援する奨学金制度。返済の義務のないいわゆる「返済不要の奨学金」です。トビタテ[高校生コース]は毎年500人の高校生を海外に送り出しています。2017年で第3期の募集を終え、約1500人の高校生が海外に飛び立ちました。
そんな一人トビタテ[アカデミックショート]枠で、イギリスのサマープログラムに参加したY君(高崎市立高崎経済大学附属高等学校)。2017年夏にサマープログラムに参加、その後模試では偏差値30をたたきだしたツワモノ。
受験を控えて忙しい身でありながら、トビタテを目指す高校生のためになるなら!とインタビューに答えてくださいました。
では、自己紹介お願いします
群馬県に住む高校3年生です。
海外や、留学に昔から興味はあったんですけど、かといって英語ができるというわけでもなく、ましてや学校の成績なんて進級ギリギリって感じで......w
自分にとって留学なんて夢のまた夢って思ってました。
夢のまた夢だったのに、どうしてトビタテに??
ある日塾の帰り道に、駅でトビタテのポスターを偶然見たんです。
「君が留学するという国家プロジェクト」って。
これすごいなって思いました。
僕自身高校生のうちに海外に行ってみたいってのもあって、しかももう高3、これはやるしかないって思いました。
その日家に帰った後トビタテのことググりまくりました。
調べてみたら返済不要の奨学金。
僕、家が裕福なほうじゃないんで、そういう面でも留学なんて厳しいなって思ってたので、チャンスだ!って感じでしたね。
どんな留学プログラムに参加しましたか?
夏休みに17日間、イギリスのオックスフォード大学で文化学のクラスを受けにいきました。
基本はグループで、でも自由な時間もあるのでオックスフォードの街を周ってました。
夏のイギリスはすごく素敵だったでしょう。
本当に素敵でした......
僕、文化ジャーナリストになるって夢があって、その夢の第一歩にしたくて応募したんです。この留学。
僕の地元に富岡製糸場っていう世界遺産があるんですけど、世界遺産になってからもお客さんの数が何故か年々減少していて、やっぱりお客さんが来ないと維持できないし、このままじゃ文化や遺産が廃れていっちゃうなって、どうしようって思ってて......。
(画像提供:富岡市)
富岡製糸場は明治に5年建設された、日本で最初の官営模範製糸場。 主要建物(国宝・世界文化遺産)は、ほぼ創業当初の状態で良好に保存されている。 明治政府がつくった官営工場の中で、ほぼ完全な形で残っているのは、富岡製糸場のみ。2013年に世界遺産と認定された。
調べてみたら、イギリスは日本と同じような歴史を辿ってるってことを知ったんです。
(数学は嫌いだけど歴史は好きでw)
イギリスは伝統的な文化遺産を現代に上手に受け継いでる国ですし、実際にイギリスに行って学ぶのが1番良い!って思って。
とても素晴らしい理由ですね
実際に行ってみてわかったことは、イギリスは文化遺産や、例えば博物館だったり、そういうものと生活してる人々の距離がとても近いってことだったんです。
博物館の入場料は基本的に無料なんですよね。気持ちって感じで、募金みたいな形で皆それぞれ何ポンドが払うんですけど。
もちろん日本にも日光とか、観光客が沢山くる場所はあるんですけど、地方には埋もれてしまっている魅力的な文化遺産が沢山あると思うんです。地方の文化遺産を、もっと人々の身近なものにして、地方から日本全体の文化遺産を盛り上げよう!って強く思いました。
実際にイギリスに行ってみなければこのことははっきりと意識できなかったので、とても意義がありました。
残念だったことは、やっぱりグループ活動だったので、自分の自由な時間がもっと欲しかったなっていうことと、日本人同士のコミュニティで固まってしまった時が結構あったので、もっとずっと英語だけの世界に浸かっていたかったなって、そういうところです。
あとイギリスは食べ物が美味しくなかったです......
噂には聞いていたんですけど本当に美味しくなかった......w
とはいえ、サマープログラムみたいな感じだって言っても、僕みたいなバックグラウンドの高校生が日本代表って肩書きで世界最高峰の大学で学べるっていうのは良いところでもあるし、大変有意義だと思いました!
偏差値30っていうのは本当ですか!? Yさんは英検2級はありそうですが。
偏差値30、ほんとですよ!模試ですけど、取りましたw
英検2級は、すっこけましたw
僕みたいな成績で留学したいなって思ってる全国の高校生を鼓舞できると思いますw
こんな奴でも留学できるんだぞ!って。
まさにビリギャル男ですよ、自分で言うのもなんですがw
トビタテを目指す高校生に伝えたいことはありますか?
トビタテ生は皆口を揃えて言うんです。
大切なのはパッションだ!って!
留学するチャンスは皆平等にあります!
絶対に留学するんだってパッションさえあれば、きっと大丈夫です!
世界へトビタチましょう!
これからトビタテに挑戦する皆を全力で応援しています!
(インタビュー:留学マーケティング・事業開発室 加納)
元気いっぱいにインタビューに応じてくれたYさんからは、トビタテ生に求められる意欲や志、発信力をひしひしと感じられました。留学発信意欲は、留学のエヴァンジェリスト(伝道師)に!と期待されるトビタテ生ならではですね。
夢を持って飛び立ちたい多くの高校生に留学のチャンスが与えられるよう、地球の歩き方「成功する留学」も願っております。
周りに留学した人がいない、自分の高校ではあまり留学について情報があまりない。それでも、奨学金をもらって留学するチャンスがほしい。そんな高校生がいたら、お気軽ご相談ください。
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