台湾といえば何を思い浮かべますか。私が思い浮かべる台湾のイメージは、食べ物がおいしい、観光地がたくさんある、人が温かい、日本語が通じる、日本から近く、安く行ける、などでしょうか。近く、安く行ける、ということで、学生でも夏休みや春休みなどの休暇に台湾に旅行しにいくという人も近年多く見られます。東京から北海道に行くよりも、台湾に行ったほうが旅費が安く済む、ということもあるそうで、海外の中でも比較的訪れやすい国だと思います。 いろいろなイメージがあると思いますが、すべてをひっくるめて、台湾という国は魅力いっぱいの国です。実際に台湾に行ってみると、日本に似たところもあるため、安心して滞在することができました。全然日本とは異なる、異国情緒を感じるところも多くありましたし、日本では見たことのない大きさの食べ物、サービス、光景がたくさんありました。 実際に私が行ってみて、印象に残っている、みなさんにおすすめしたい食べ物、スポットを紹介したいと思います。 まずは食べ物編!☆カラフルでフォトジェニックな8色小籠包 見た目がとてもカラフルで、8種類の異なる具材が入った小籠包が「パラダイスダイナシティ」で一番の人気メニューです。こんなにもカラフルで、体には悪影響ないのか?と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらの小籠包はすべて天然素材を用いて着色されているため安心です。カラフルな小籠包が運ばれてきた瞬間、写真に納めたくなること間違いなし!見て楽しい、食べておいしい!で、みんなが楽しむことのできる小籠包です。オリジナル、高麗人参、フォアグラ、黒トリュフ、チーズ、蟹、ガーリック、マーラーの8種類を一気に堪能することができます。 また、最初に白色のオリジナル味から食べ始めて、最後は赤色のマーラー味で食べ納めるというように、おすすめの食べる順番が記載された紙もお料理と一緒に渡してくれます。もちろんその順番に沿って食べ比べてみました。家族や友人、恋人などと、「どの味が一番好きだった?」「私は○○味が一番好みだったよ!」などと言い合うと、より楽しめるかもしれません。 ☆台湾と言えばマンゴーかき氷! 私が真っ先に思い浮かんだのが、「台湾と言えばマンゴーかき氷!」ということです。台湾の夏は、日本とは比べものにならないくらい蒸し暑いです。湿気が高いから、より体感温度は高く感じます。そんな暑い時期にぜひ食べていただきたいのが、アイスモンスターのマンゴーかき氷です。カウンターで注文し、席に座って待っていると、かき氷を持ってきてくれます。その際、あまりにもかき氷がボリューミーだったため、「私これ頼んだっけ?」と動揺してしまうほどでした。日本でここまで大きいかき氷は見たことがありません。周りの観光客の方など初めて来店したであろう方々も、私たちと同様、かき氷のサイズにびっくりしていました。 そして、あまりにも鮮やかなマンゴー色できれいだったため、氷が溶けてしまうことなど全く頭にないほど、写真を連写していました。マンゴーは果肉がとても大きく、ごろごろとしており、食べ応えが非常にありました。氷も、ふわふわで口に入れた瞬間とろけるので、ビッグサイズすぎて食べきれるか不安だった私も、「あ、これは全部食べられる!」と思いました。味を最後まで楽しんで完食しました。 ☆火鍋食べ放題!馬辣頂級麻辣鴛鴦火鍋 台湾といえば火鍋も有名です。しかも、こちらのお店は二時間食べ放題で、飲み放題つき!鍋の具材はもちろんのこと、デザートも食べ放題!飲み物の種類も豊富で、台湾ビールやワイン、コーラ、スプライトなどが好きなだけ飲めます。飲み物は自分で取りに行く方式ですが、鍋の具材はオーダー制なので、衛生面も安心です。鍋の具材には野菜、肉の他に魚介類がとても多かったです。私の隣の席だった台湾人の方は、肉はあまり注文せずに、蟹や貝などの魚介類を多く注文していました。外国に行って魚介類なんて怖くて敬遠してしまう、という方もいらっしゃると思いますが、火鍋はしっかり自分の目で火加減などを確認することができ、その点では安心できると思います。私も実際、今まで外国で魚介類を食べることをいつも避けていましたが、今回初めて台湾で魚介類を食べ、あまりのおいしさに感動しました。 また、ビールサーバーが設置されており、好きなだけ台湾ビールを注ぐことができるという、夢のような空間です。缶に入った炭酸ジュースはガラス張りの冷蔵庫に入っており、好きにそこから取り出して自分の席に持っていって大丈夫です。そして、デザートビュッフェには、数多くの種類のケーキ、ゼリー、プリンなど、全て制覇したくなるほどの量がありました。なんとハーゲンダッツも食べ放題!!自分で好きな種類のハーゲンダッツをすくってカップに入れ、食べることができます。台湾の人々は熱い火鍋を食べたあとには、「アイスが食べたい!」という思考になるらしく、火鍋とアイスは切っても切れない関係にあると聞きました。 これだけたくさんの食材が食べ放題だと、男性でも女性でも、子どもでもお年寄りでも、どんな人でも二時間みっちり楽しめると思います。 次はおすすめスポット編!☆あの有名ジブリ映画の舞台!九份 台湾の観光地といえば九份だ、と思い浮かべる人が多いと思います。九份といえば、2001年に公開された映画「千と千尋の神隠し」のモデルになった町です。九份にはホテルや旅館がなく、民宿という形がいちばん多い形態です。 細い路地を登っていくと、大きくて歴史のある館が見えます。階段が日本と比べて少し急であるため、動きやすい服装、はきなれた靴で行くことをおすすめします。また、大変な数の人でにぎわっているため、グループで行く際には、はぐれないように注意していただきたいです。また、提灯が灯されており、とてもきれいにうつるため、夕暮れ時や夜などの暗くなった時間帯に訪れることをおすすめします。非常にノスタルジックな雰囲気で、異国情緒を感じることができます。お土産屋もあるため、雰囲気を楽しみながらショッピングすることもできるし、ローカルフード店もあるため、食べ歩きしながら台湾独特の食文化に触れることもできます。子どももお年寄りも楽しめると思います。強烈な臭いがする臭豆腐、腸詰めなどに挑戦してみてはいかがでしょうか。 ☆台北最古のお寺!龍山寺 龍山寺は清時代に建てられた台北最古のお寺で、地元の方々から絶大な支持を得ています。実際に私が訪れた時も、地元の方と思われる男性が、龍山寺の神様が祀られている場所の前でひざまづき、熱心に何度も何度もお祈りしていました。私はその姿を見て、龍山寺は本当に多くの方々から信仰されて昔から愛されているのだなと感じました。日本だと、お正月などの一定の期間にしか地元の方はお祈りしにいかないというイメージがありますが、台湾の方は違いました。早朝から毎日、お供えのカラフルな花やフルーツなどを持参して熱心にお祈りしているのです。私はその様子を見て、龍山寺のすばらしさはもちろん、台湾人の方々の情熱を感じ取ることができました。ぜひ、龍山寺に訪れた際は、その点にも注目してみてください。いろいろな視点から見てみると、また新たな台湾の魅力を発見することができるかもしれません! Naoko異文化に興味があり、海外の音楽や映画が大好きな大学生です。学生の長期休暇を利用し、毎年海外へ訪れています。今回訪れた台湾を機に、アジア圏への海外旅行に大変魅力を感じました。