アメリカでは11月の第4木曜日がサンクスギビングデー(thanksgiving day=感謝祭)にあたります。翌金曜日、毎年11月の第4金曜日に行われる大々的なセールをブラックフライデーと呼びます。
家電や洋服、家具まで、目玉が飛び出るほどの太っ腹なディスカウントが行われ、目当ての商品のために徹夜組も!
日本でも大手通販サイトなどが大幅セールを行うなどで、徐々に知られるようになってきました。
それにしても、なんで"ブラックフライデー"?
ブラックフライデーは小売店が「黒字になる」という意味として現在は捉えられていますが、一昔前は違ったようです。
サンクスギビングの週末は家族そろって買い物を楽しむ客が多く、渋滞や混雑が起こり、店員や警察が忙しくなるため「ブラックな金曜日=Black Friday」と呼び始めたのが由来。
株価が暴落したブラックマンデーを筆頭に、ブラックという言葉には「暗黒」などのネガティブなイメージがついていますが、良い意味として「黒字になる」という意味のブラックフライデーとして呼ばれるようになり、1980年ごろから改めて使われるようになりました。
また、ブラックフライデーはクリスマス1か月前ということもあり、アメリカではクリスマス・年末商戦のビッグセールとして金曜日の真夜中から開店するお店も多くみられます。
ネット通販組はむしろ"サイバーマンデー"
街から離れていた人やブラックフライデーを逃した人がサンクスギビングの次の月曜日に自宅や職場からネットを通じて買い物をすることを"サイバーマンデー"と呼びます。
こちらも虎視眈々とお目当ての品を狙うオンラインショッパー達が殺到。この用語は2005年ごろから使われ始め、スマートフォンやオンラインショッピングの普及により、現在はサイバーマンデーセールが行われるなどして年々売り上げを伸ばしています。
セール前の大切な家族イベント"Thanksgiving Day"
家族と親戚全員が集まる大切なイベントがサンクスギビング(Thanksgiving)。多くの場合翌金曜日も休暇となり、家族と過ごす4連休の週末に。日本のお正月のように、この日のために親元を離れた子供たちは実家に帰り、感謝祭を祝います。伝統的な料理を食べ、家族で過ごす素敵な1日です。
サンクスギビングの醍醐味のディナー。フォーマルな豪華なディナーがサンクスギビングにはつきものです。そんな伝統あるサンクスギビングディナーに不可欠なのが、七面鳥!七面鳥の中には野菜やパンなどを合わせたスタッフィングと呼ばれる詰め物が入っている場合が多く、クランベリージャムやグレービーソースと一緒にいただきます。七面鳥がメインディッシュなため、サンクスギビングデーは別名ターキーデーとも呼ばれています!付け合わせにはマッシュドポテトやニンジンのグラッセが定番。デザートには秋の味覚、パンプキンを使ったパイをつくる家庭もとっても多いです!
余談ですが"ブラックマンデー"とは 近年世界的な金融危機をもたらせたリーマン・ショックと同様、1987年10月19日月曜日に起きたニューヨーク株式市場の史上最大規模の株価大暴落事件が起こりました。 世界恐慌の引き金となったこの日は「暗黒の月曜日=Black Monday」と呼ばれるようになったのです。 |
併せて読みたい!