日本でなにげなくやっているジェスチャーや手の動き。
文化が違うので、日本で良いとされているものも海外では悪いものと捉えられてしまうかもしれません。海外に行くと控えたいジェスチャーや、大切なマナーについてご紹介します。
ジェスチャー
ピースサイン
写真を撮るときのポーズの定番といえば、人差し指と中指を立て、他の指を折ってつくるピースサイン。アメリカやイギリスでは、平和や勝利、のような意味として捉えられます。日本でもピースサインは、楽しさや友好を表現するときに使いますよね。ですが、ギリシャでは中指を突き立てるサインと同じ意味を持つのです。ギリシャで写真を撮る際は使わないように心がけましょう。
裏ピースサイン
手の甲を外側にしてピースサインをすることを裏ピースサインといいます。顔の周りでやると小顔に見える、と一時期流行しました。ですがこのポーズ、アメリカやイギリスなどでは侮辱的なハンドサインにあたります。
グーサイン
フェイスブックでも使われている「いいね!」を表すグーサイン。イランなどの中東の国では真逆な屈辱的な意味を持ちます。
OKサイン
モデルのローラさんが一時期やっていたことでも流行したOKサイン。無意識にやってしまう方も多いのでは?
実はフランスでは「役立たず」という意味があるのです。そのほかにもブラジル、トルコでは中指を突き立てるサインと同じ意味を表すジェスチャーとみなされてしまいます。
マナー
レストラン
日本にはチップシステムはありませんが、アメリカやヨーロッパではサービスをしてくれたウェイターさんに15%前後のチップをあげることが常識として成り立っています。どんなにサービスが悪くても、多少のチップを払いましょう。
また、ヨーロッパのレストランでは、食事の前にお水は出てきません。自分でミネラルウォーターを頼むか、他のドリンクを頼みましょう。ドリンクを何も頼まないと、不快に思われてしまいます。
教会や寺院を観光するとき
ヨーロッパや中東に行くと、教会やモスクを観光することが多くなります。宗教施設に入る際は服装のチェックがあることがほとんどです。女性の場合、タンクトップやミニスカートにサンダルを履いていると、入場を禁止されてしまうケースがあります。男性の場合も、ハーフパンツは控えた方が良いです。場に適した服装をしていくか、羽織ものを持っていきましょう。
日常生活
外国に行くと、すれ違いざまに挨拶をしてくる方とよく会います。また、お店に入った時にも挨拶をしてくれる店員さんもいます。挨拶をされたら、快く挨拶を返しましょう。
くしゃみの後には、必ず"Excuse me"と言いましょう。周りの方を不愉快にしてしまったという気持ちを表すために、英語圏では当然のマナー。そして、くしゃみを聞いた周りの人は"bless you"と言って心配してくれるでしょう。その時は"thank you"と返すのが基本的なマナーです。くしゃみと同じくらいよくある鼻水ですが、外国では鼻水をすする行為は良く受け止められません。鼻水をすするのであれば、鼻をかむ方が周りには不快と思われませんよ。
日本では歩きながら物を食べたり、人前で鼻を大きくかんだりするのはお行儀が悪いとされていますが、欧米では大丈夫!
このような文化の違いで驚く方も多いですが、日常的に使うマナーの違いにも気を配り、訪れている国の文化とマナーを尊重して過ごしましょう。
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