今回はタオルミーナの海を紹介いたします! 高台にあるタオルミーナの街からは、どこにいてもイオニア海の青とエトナ山の緑の美しい景色を楽しむことができます。こちらはタオルミーナの中心地からバスで15分ほど行った標高529mのカステルモーラからの景色。8月に撮影した写真ですが、息をのむような青と緑。必見です。 どこからでも海が眺められるタオルミーナ こちらは、私が滞在していたバビロニアイタリア語センターの学生用アパートの窓から毎朝見ていた景色です。どこにいても海が眺められるタオルミーナ。 2つの湾、岬、周囲にはたくさんのビーチ タオルミーナでは6月〜9月が海水浴の季節。タオルミーナの街の下にはイゾラ ベッラ湾(Isola bella)とマッツァロ湾(Mazzaro')の2つの湾があり、2つの湾の間にサンタンドレア岬があります。周辺にはたくさんのビーチがあり、毎日違うビーチで海水浴を楽しむことができます。 ベルヴェデーレ(Belvedere) ではまずタオルミーナ一番の海の名所、イゾラ ベッラからご紹介しましょう。バスターミナル(写真左方向)から、さらに上がってくると曲がり角にベルヴェデーレがあります。下の海岸近くまで降りなくても、イゾラ ベッラが真上から見下ろすことができるので、街の中心地から少し離れていますが、ここまで歩いていく価値があります。 テラスからは絶景が! ベルヴェデーレのテラスを進むと素晴らしい景色が広がります。イゾラベッラ海岸やマッツァロ海岸の他、空気が澄んでいる日には、遠くにはメッシーナ海峡までの海岸線、イタリア半島も見えます。 ベルヴェデーレから見たイゾラ ベッラ こちらがベルヴェデーレから見たイゾラ ベッラの景色。まさにその名の通り、風光明媚な「美しい(ベッラ)島(イゾラ)」。美しい海の青と木々の緑。ここはタオルミーナの高台から、唯一イゾラ ベッラが見える場所で、ここからの景色の方が近くから見るよりも島が美しく見えます。この島は個人所有の時代が続きましたが、1988年よりシチリア州の自然保護地区に指定され、その後シチリア州が買い取り、1998年より世界自然保護基金により管理されています。 道中の眺めも素晴らしい 海岸に降りるには、徒歩、バス、又はメッシーナ門の外にあるロープウェイ乗り場から下記のマッツァロ行きロープウェイを使って降りることができます。イゾラ ベッラまで徒歩で行く場合は、ベルヴェデーレ左横の階段を降りて行くと、イゾラ ベッラの前の国道に出てベルヴェデーレから徒歩20分ほどでイゾラ ベッラに着きます。上の写真のように道中の景色は絶景でおすすめですが、暗い時間や観光客が少ない時期の一人歩きは避けましょう。 イゾラベッラ海岸 イゾラ ベッラ海岸に到着。イゾラ ベッラ湾とマッツァロ海岸に挟まれた静かな入江にあります。 静かな入江 イゾラ ベッラの海岸に到着。海岸は、このように小石なのでビーチサンダルは必携品。ハイシーズンのビーチはいつも混雑しています。島の入り江までは、引き潮の時は写真中央のように砂浜で繋がっており、満潮の水位少し高い時でも、裸足で難なく渡れます。 海水浴もできます イゾラ ベッラで海水浴 サンタンドレア岬 サンタンドレア岬イゾラ ベッラ湾とマッツァロ湾の2つの湾の間のサンタンドレア岬の先端には、カプリ島より小さな"青の洞窟(Grotta Azzurra)"があります。 青の洞窟(Grotta Azzurra) 青の洞窟へは、イゾラ ベッラ湾とマッツァロ湾のビーチから出ているボートで行くことができます。 こんなに美しい青が存在します 何とも美しい青。イオニア海の海の色は格別と言われています。次はマッツァロ海岸へ行きましょう。 マッツァロ行きロープウエイ マッツァロ(Mazzarò)行きロープウェイは、メッシーナ門から200mのところにあるルイジ ピランデッロ通り(Via Luigi Pirandello)に駅があり、片道3ユーロ。営業本数、営業時間は季節によりますが オフシーズンは8時〜20時まで、夏は夜1時半まで運行しています。 ロープウェイからの景色も最高です ロープウエイを降りたら、すぐ前がマッツァロ海岸 ロープウェイを降りたら、マッツァロ海岸はすぐ前。イゾラ ベッラに行くには、ロープウェイを降りて右側に5分くらい歩いていくと、左側に階段があり、長い階段を降りて行くとイゾラ ベッラのビーチがあります。 マッツァロ海岸(Mazzarò) マッツァロ海岸のビーチは、プライベートビーチがほとんどで、フリービーチは、湾の北側に少しだけあります。 レトヤンニ海岸( Letojanni) タオルミーナ周辺には、少し離れると、北側にレトヤンニ、マッツェオ、カパレーナ、ドルチェ・ヴィータ、ストックホルム、スピソーネがあります。小砂利や砂のビーチで、海水浴には適しています。 ナクソス湾(Baia Naxos)とエトナ山 タオルミーナ南側のジャルディーニ・ナクソス(Giardini Naxos)の広い湾にはビーチがたくさんあります。こちらのビーチは砂と小砂利で石が少なく、お子様連れの家族にもお勧めです。タオルミーナ北側、南側の海岸に行くには、タオルミーナのバスターミナルかメッシーナ門の外にあるバス停からInterbus社のリドバスLidobusなど、いくつかバスが出ています。本数は少なく、7月週末と8月はバスが大変混みます。(特に夕方) スキューバダイビング タオルミーナ周辺はスキューバダイビングの名所としても知られています。ナクソス湾、タオルミーナ岬、イゾラベッラ、サンタンドレア岬、マッツァロ湾周辺はダイビングスポットで、特に上記のイゾラベッラ、青の洞窟周辺は超人気のスポットとして知られています。1988年に公開された、フリーダイビングの世界記録に挑む2人のダイバーの友情と軋轢、イルカに魅せられた潜水夫を描いた映画「グランブルー」で、シチリア東岸のイオニア海独特の、美しい藍色のタオルミーナの海が世界中に知られました。 透明、青、ダイビングにも絶好の海。 ブラジル、南アメリカを中心に世界中でダイビング経験があり、タオルミーナでも指導歴のあるブラジル人スキューバダイビングインストラクターの友人テルマ ブエノさんにインタビューしたところ、他の海に比べ、タオルミーナの海はあまり深すぎず、海の青さは格別で、透明で底までよく見え、魚もたくさん見えるとのこと。 バビロニアイタリア語文化センターではイタリア語コースを受講される方への文化講座として、入門コース、PADIインターナショナルダイビングライセンス取得コースを提供しています。タオルミーナにあるイタリア語学校ならではの特別コースです。興味のおありの方は是非お試しください。タオルミーナの海の青をお楽しみいただけましたでしょうか。是非タオルミーナへ行ってみてください。地球の歩き方「成功する留学」babiloniaの学校情報はこちら babilonia のHPはこちらです Babilonia三角映子(みすみ えいこ)1993年に初めてイタリア留学し、その後2004年よりイタリア在住。声楽家、日本語教師として、そして通訳、翻訳を通して、日本文化をイタリアに、イタリア文化を日本に紹介している。シチリア タオルミーナのバビロニアイタリア語文化センターの日本語翻訳、通訳などに嘱託として携わっている。