本当にあった「ホームステイでモヤモヤした」例<後編>
CASE3:実の息子同然なんだけど......
ホストマザーと高校生の男の子がいる家にステイ。マザーはとてもいい人ですが、とにかく朝から晩まで働いており、ほとんど家にいません。
高校生の息子もバイトや部活などであまり家におらず、帰ってきても自室でゲームやテレビに熱中。食事は週末以外は、家にあるものを各自好きに食べるスタイルでした。
平日は家でほとんど会話がなく、ホームステイというよりは自炊の下宿という感じ。週末は一緒に食事しましたが......慣れると気をつかわず快適でしたし、その家の息子と同じ扱いなのである意味実の息子同然、リアルな家庭環境。
でも、想像していたホームステイとはずいぶん違いましたね。
CASE4:素敵なファミリーから到着直後に伝えられたこと
ドキドキしながら、ホームステイに到着。とても明るく出迎えてくれて、部屋もきれいでほっと一安心。
翌日は日曜なので、ファミリーと寛ごう、と思っていたら、その週は祝日があり月曜も休み。「私たち今日からキャンプに行ってくるわ!冷蔵庫にたくさん食べ物あるから好きに食べてね!ゆっくり過ごしてね」と朗らかに言われ、
その夜から異国の他人の家でひとりぼっちに。
ホストが帰ってきたのは月曜夜でした。
親に言ったら心配すると思い、日本の家族には無事に着いたことだけを知らせましたが(食事はホームステイの冷蔵庫や近くのスーパーで調達)、到着直後の孤独と不安で涙が出ました。
すごくいいホストでその後は仲良く過ごしましたが......
CASE5:40分の通学時間は許容範囲なんだけど......
念願のカリフォルニア州、ビーチの近くの学校に留学!ホームステイからの通学時間は40分とのこと。ちょっと遠いかなーと思ったのですが、まあ許容範囲。
ところが、バスの運航状態はいい加減。定刻にきたためしがありません。仕方なしに予定時刻の前後10分バス停で待つはめになり、なんだかんだで1時間以上通学に要しました。しかもバス停からホームステイの家までは徒歩7,8分という微妙な距離。
実はホームステイから車でまっすぐ学校に行くと10分くらいなんです!路線バスだと遠回りするので、まっすぐ行くより時間がかかるのです。学校で友だちと遊んで遅くなったりすると、ちょいちょいタクシーで10分帰宅コースしてましたが、不便だなーと思いました。
これだったら少し高くても寮にすればよかったです。
いかがでしたか?
CASE5の通学時間のモヤモヤは「ホームステイあるある」エピソードかもしれません。車社会の地域では、路線バスはちょっと不便です。小さな田舎町の場合など、バスでも徒歩でも通学時間が30分で、歩くか?バスに乗るか?を迷うようなことも珍しくありません。
日本で便利な都会に住んでいる人には考えられないかもしれませんね。
今回挙げた例以外にも、ホームステイや留学中は想定しない事態が起こることが多々あります。おかしいな、と思ったら現地のスタッフに必ず相談してください。結果ホストチェンジとなり、ホストと気まずい別れになったとしても、あなたの残された留学生活を心穏やかに過ごすことの方が大切です。
また、これからそのお宅に滞在する留学生のためにも、勇気を出して何が悪かったのかを知らせることは意味のあることなのです。
ホームステイはどのように選ばれているのか?留学先の地域の生活環境は?ホームステイ以外の選択肢はあるか?など、留学中の滞在先に迷いがあったら、是非カウンセラーに相談してください!
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