日本の夏の風物詩といえば花火。友達や恋人と一緒に浴衣を着て花火大会に行ったり、線香花火の落ちる早さを競ったり...。では、海外にもこのような文化はあるのでしょうか?今回は海外の花火事情をお届けしたいと思います。
あの長岡花火がまさかのハワイで
なんとハワイでは、日本で最大級の美しさと技術を誇る長岡花火が打ち上げられるのです!
ワイキキと新潟県長岡市の友好関係を祝し、5年前から始まったこの花火。今では、毎年3月に1週間開催されるホノルルフェスティバルの最終日の夜に打ち上がります。今年もワイキキ沖から打ち上げられる花火は約30分の間、ワイキキの夜空を色鮮やかに彩りました。
花火だけを楽しむ「花火大会」の概念はあまりない
日本の花火は、一発一発の美しさが見る人々を楽しませています。花火が開いてから途中で色が変わるものであったり、ハートの形を連想するものであったり、一つの花火に様々な工夫がされています。一方、海外では一斉にたくさんの花火を打ち上げることが主流。日本とは違い、打ち上げられた時の花火の派手さや音の豪快さが求められているのです。そのため、2時間ほど行われる日本の花火大会と同じくらいの量の火薬を、海外では20分ほどで打ち終えてしまいます。
そして何より、海外では花火大会という文化がないことが最大の違いです。特にヨーロッパでは、お祭りごとやお祝いごとに花火が打ち上げられるケースが多いです。(国の記念日や年越しカウントダウン)
アメリカでは独立記念日である7月4日は、花火と共に盛大に祝われています。アメリカ国内の主要な都市では花火が打ち上げられ、人々が花火を一目見ようと集まります。その中で有名な花火のひとつがニューヨークのイースト川で打ち上げられるメイシーズ主催の花火です。約30分間で4万発の花火が打ち上げられ、独立記念日の夜空を明るく照らします。
歴史的風景を背に空中を彩る花火も良し
年越しを迎えるロンドンでは、象徴的な建物であるビッグベンや、観覧車ロンドン・アイから0時になった瞬間に花火が打ち上げられます。
ヨーロッパではカウントダウンの花火がとても豪華で綺麗なため、留学に行った際はぜひ年越しを花火と共に経験されてみてはいかがでしょうか?
このように、日本のような夏の花火大会だけではなく、派手で豪華な海外の花火も新鮮ですよね。