
マレーシアブランドのミネラルウォーターといえば、緑のボトルキャップとボディカラーで知られるスプリッツァー(Spritzer)。
1989年に創業して以来、国内産ミネラルウォーターのブランドとしてシェア首位となっています。
ペラ州タイピン郊外の熱帯雨林の中にあるボトリングプラントでは工場見学とアウトドアアクティビティができるエコパーク(Ecopark)となっています。

工場見学の時間は決まっており、平日は11時と15時、土曜日は11時のみ。スプリッツァーで働くスタッフの方がガイドツアーを行います。
エコパークは営業時間内ならいつでも楽しめて、入園のみは無料です。


エコパーク側の入り口左側の売店で、ボトリング工場見学ツアーを申し込みます。名前と人数を伝えるだけ。
時間がきたらそのあたりで待っているように伝えると、スタッフがやってきて名前おと人数を確認。道路をはさんで反対側の工場まで引率してくれます。



工場に入る前に、スプリッツァーのミネラルウォーターの汲み上げのイメージや、ポンプなどを見せてもらいます。
地層によって濾過(ろか)された水を殺菌洗浄してボトリングするまですべて機械化されているのだとか。


いきなり出口です。実はガイドさんに伴われ工場内見学はできますが、ボトリングのノウハウなどは企業秘密のため撮影禁止とのことでした......。
印象としては、生産ラインが自動化されており人が少なく未来的な感じがしました。
記念撮影をしてもらい、いただいたボトリングしたばかりのスプリッツアーのミネラルウォーターを飲みました。こういうのって、なんだか特においしいような。


30分ほどの見学が終了すると見学ツアーに出発したエコパークの売店の前まで戻ります。
ここでガイドさんとはお別れです。


エコパークでは18ホールのミニゴルフコースなどもあり、これがなかなか本格的。
木々の中をめぐるコースで、コンペなども開催されており、子どもから大人まで大人気なのだとか。
18ホールのラウンド料金は大人RM12(約308円)、子どもRM8(約205円)。ゴルフボールのおまけ付きだそう。
またきれいに整備された遊歩道には木々が生いしげりっていて、見た目も鮮やかな緑が目に飛び込んできます。
こちらのハート型のオブジェの前では記念撮影をするカップル多数いました。



エコパークで必見なのがこちらのカクタス・ロック(Cactus Rock)。
文字通り、サボテンのような形をした岩なのですが、一説によると約2億年前のものだとか。
なぜこんな形の岩ができたのかわかりませんが、地球の神秘を感じさせるような佇まいでした。
工場見学の最後にもらった水ですが、商品名がカクタス・ウォーター(Cactus Water)。今までスーパーで見かけてもどうしてサボテンなのかと思っていましたが、由来の一つになっているのかなと思いました。
【データ】
店名:スプリッツァー・エコ・パーク(Spritzer EcoPark)
住所:Lot 898, Jalan Reservoir, Off Jalan Air Kuning, 34000 Taiping, Perak Darul Ridzuan, Malaysia
Tel:1800 88 3111
URL:http://www.spritzer.com.my/spritzer-ecopark/
営業時間:9:00-21:00

逗子 マリナ
広告代理店、コミュニティ紙の取材記者、その後フリーランスへ。雑誌ライター、ムック本コピーライターの他、現在は主にWebを中心に寄稿。今まで訪れた国は約30カ国。アメリカ、オーストラリアと海外在住歴はのべ8年。現在はクアラルンプール在住。旅は寄り道や偶然に発見が多いので自分で車を運転していくのが好き。