最も日が長い今、暮れなずむ夜景の変化を楽しむならいいかもしれません。ノブヒルの老舗ホテル「インターコンチネンタル・マークホプキンス・ホテル」です。「マークホプキンス」と言えばサンフランシスコではこのホテルを指します。最上階は「トップ・オブ・ザ・マーク(Top of the Mark)」レストラン・ラウンジで早めの夜景を眺めに行って来ました。 フィッシュマンズワーフ側は、夕日が沈む方向なのでまだ空は夕日の色をとどめています。 スカラホテルと名前が変わっても「ハンティントンホテル」のサインは変わらず存在しています。こちら側は夕日から夜の色へのグラジュエーションです。 ツインピークス側の空は暮れかけてきて夜景モード突入です。 せっかく来たのだから、自宅で飲むより割高なのは承知の上で「シャンドン・ロゼ(55ドル)」場所の割にはお手頃です。夕暮れからの景色の変化を楽しみながらキチンと管理された状態で頂くわけなので納得の価格です。 最近ハイエンドなレストランではよく見る食材のタコ。「グリルド・オクトパス(Grilled Octopus)$23」 席に案内され飲み物を頼んだ時「ささやかなお祝いがあったので」とサーブしてくれた方と世間話的な会話をしました。思いもよらないサプライオズでチョコレートケーキをいただきました。「オン・ザ・ハウス(On the house)」です。 オン・ザ・ハウスというのは、レストラン等でサービスで出される(無料)の食べ物や飲み物でレストランのおごりです。 乾杯だけで終わるはずだったのがさりげない対応。チョコレートケーキのおかげで立派なお祝いができまたような気がしました。やっぱりお祝いにはケーキは付き物です。 さて、レストラン側の好意で出された料理(デザート)オンザハウスにはお客としてどう対応すればいいのか?戸惑うところですね。考えとしては3つあると思います。 ?料金を聞いて払う。これは先方はタダでって言ってるのでちょっと本末転倒っぽいです。 ?タダでもらっとく。頼んでもいないし「タダ」なんだから。 ?その分チップに上乗せする。 ケーキを食べ終わった頃、外はすっかり暗くなりました。左からトランス・アメリカ・ピラミッド、ベイブリッジ、バンク・オブ・アメリカ、セールフォースタワーです。一番初めの写真と同じ位置から撮影してみました。 店内も暗くなってロマンティックタイム、周囲はカップルばかりかと思ったら男ばかりしかもグループ。服装から判断してIT関連の人たちです。接待というわけはなさそうですが、自社ビル見ながらカクテル楽しんでいるのでしょうか。諸説ありますがここがマティーニ発祥の場所とも言われています。 さて、先ほどのオン・ザ・ハウスですが、飲食代は合計で78ドル税金は$6.64で合計$84.64のチェックが来ましたので、20%+αのティップを加算し合計$104.64でサインしました。 幾ら払ったらいいか考えながらじゃ夜景どころじゃない?!でもサプライズの「オン・ザ・ハウス」の際の参考になれば嬉しいです。 【データ】店名:トップオブザマーク(Top of the Mark)住所:999 California ST San Francisco, CA 94108Tel:1-415-392-3434営業時間:月〜木16:30〜11:30金土16:30〜0:30am日シャンパンブランチ10:00〜URL:http://www.intercontinentalmarkhopkins.com/top-of-the-mark.aspx 美丸(Mimaru)サンフランシスコ市内小さなアパート在住。未だ修学旅行気分の生活で激変するベイエリアの旬のネタをアナログ的な視点でお届けします。認定フードコーディネーター。好きな事:見物。