「ゴールデンゲートブリッジ」は、この街を訪れた方は一度はやってくるランドマーク的な場所ではないでしょうか。1937年5月27日開通して今年は80周年の節目の年を迎えます。展望台に向かうスロープの花壇に「80GGB」(GGBはGolden Gate Bridgeの頭文字)訪れる人たちは皆この前で記念写真を撮ります。 ビジターセンターにもなっている「ウエルカムセンター(Welcome Center)」のギフトショップには80周年記念グッツが並んでいます。 キッチンタオルなど実用的なグッツからなんと2018年(来年)のカレンダーまで販売です。 雲ひとつない快晴の日、本当に気持ちのいい日が続きます。本格的な霧の季節ではないので清々しく赤い橋も綺麗です。が、この色の正式名称は「インターナショナルオレンジ(International Orange)」視界が悪くても目につきやすい色なのだそうです。 そして、1999年アメリカ土木学会(American Society of Civel Engineers)で20世紀10大プロジェクトで最高の橋として認められた、まさに世界で一番の橋がこのゴールデンゲートブリッジです。 他には、パナマ運河、英仏海峡トンネルが選ばれていて、空港設計開発部門では関西空港が選ばれています。 橋の北側フォートベーカー(Fort Baker)からのゴールデンゲートブリッジは、南側(サンフランシスコ側)のような観光地で賑わうわけでもなく対照的ですが、美しいアール・デコの支柱が高く伸び、また堂々とした風格を感じます。 天気によってはその先が見えない日もあります。夏場は内陸部との気温差で霧の季節になるサンフランシスコですが、橋のかかっている場所ゴールデンゲート海峡が霧の通り道なってしまうのです。 ここ数年来の干ばつで地面は乾ききっいたところへこの冬はたくさん雨が降ったのであちこちで木が倒れるニュースがありました。2月某日、幹が裂けてしまい橋を目の前に迂回せざるを得ない日もありました。 晩秋の夕暮れ、霧の塊が入り込んでる様子です。北側マリンヘッドランド(Marin Headland)からの風景ですが、すごいカメラばかりです。皆さん完全防備でじーっと霧の動きを見ながらシャッターを押し続けている。 四季折々いろんな表情を見せてくれるゴールデンゲートブリッジです。サンフランシスコを舞台にした映画やテレビドラマには必ず登場するし、会社やグループのロゴマークにも使われていて、1989年ロマ・プリータ地震にも耐えた世界で一番有名な吊橋です。これからも観光地ナンバーワンの座は揺るぐことなないでしょう。 お誕生日おめでとう! お誕生日の話題とは少しずれますが、展望台脇に人知れずプラークがあります。 1933年から始まった橋の建設、チーフエンジニアのジョセフ・B・ストラウス(Joseph Strauss)氏含め4人のメンバーが中心となって進めていたのですが、途中ストラウス氏との人間関係でプロジェクトから去らざるを得なくなった、現場で采配を振るっていたチャールズ・A・エリス(Charles A Ellis)氏が建設プロジェクトに関わったと記された名誉回復のプラークです。最初に彼が関わっていなければ違った橋になっていたかもしれない... 【データ】ユニオンスクエアからゴールデンゲートブリッジまでミュニバスでの行き方($2.50)?ミュニバス#38ゲーリー通り(アウトバンド)乗車、パークプレシディオで#28(ノースボンド)乗り換え、ゴールデンゲートブリッジ下車 ?ミュニバス#30ストックトン(アウトバンド)乗車チェスナッツ&ラグナで#28(アウトバンド)乗り換え、ゴールデンゲートブリッジ下車 美丸(Mimaru)サンフランシスコ市内小さなアパート在住。未だ修学旅行気分の生活で激変するベイエリアの旬のネタをアナログ的な視点でお届けします。認定フードコーディネーター。好きな事:見物。