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シッカリ気合いで並ぶ!台湾の85度Cカフェがシアトルにもやってきた

   
Eko
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85度Cのパン

台湾に行くとチェーン店であちこちで見かけるという85度Cベーカリーカフェ。南カリフォルニアやベイエリアには支店があって、在住の友達から美味しいよ〜と聞いていた店がシアトルにもこの春オープンし、大評判なので、やっとこさ気合いを入れて出かけてきました。なんで気合いを入れなければならないかは、後ほど説明させていただくとして・・・

日本のパン屋のようなトングとトレイ

アメリカのベーカリーはケーキ店のようにカウンターやケース越しにお店の人に注文を言って取ってもらうシステムですが、85度Cは入り口わきにトングとトレイが並んでいて、自分で取ってレジに持っていく方式です。なんか懐かしい!そこにいた家族連れもアジア系で、言葉は分かりませんでしたが、そんな感じで歓声をあげていました。そういえば韓国系のベーカリーでも自分で取るようになっていますから、ひょっとしたらアジア方式なのかもしれませんね。

パン売り場とお客の流れ

日本のパン屋と違うところは、パンがきれいに並べられた専用トレイが棚に並んでいるのではなく、一つずつ透明ケースの中に入っているので引き戸を開けてトングを差し込んで取り出すようになっているところです。埃よけのためでしょうし、ひょっとしたら焼きたてパンを温かく保つ効果もあるかもしれません。片手でトレイを支え、もう一方でトングを操りながら開けるのは、ちょっと技が要ります。

ところでこの売り場、見るからに閑散としていますよね。それというのも・・・

店に入るための外の行列

この、店の外にズラリと並ぶ長い行列!入り口は建物の右角を回り込んだ更に向こうにあります。そうなんです、このお店は現在大人気の上に入店制限をしているため、すごーく待つんです!

初めて来た時はモールの中の他の店で用事を済ませた後、何の気なしに回ってみて15分待って時間切れ。諦めて帰りました。それでこの日は万難を排し、絶対に入ってやるぞーと気合いを入れてきたんです。そう、その意味での気合いなんです。

待ちながら外から見えるパンのケース

壁際で待っている時はまだいいですが、だんだん進んで窓側に移動するにつれて美味しそうなパンが並んでいるのがどんどん取り出されていくのが見えます。しかも皆さん、買う量が半端じゃないんです。市内に多数点在するバブルティーのお店が、ここのパンを仕入れて出しているんじゃないかと思えるほど、何十個も買っていきます。いや、きっとそうなんでしょう。

でも何十個も選んで買っているのを外から見ると焦ります。すると我慢しきれなかった人達が脱落して帰っていきます。前の時の私みたいに気軽にヒョイと待つ気になった人達なのかもしれません。でも脱落する以上に新たに来る人が多いので、どんどん列は伸びていきます。

そして、1回に5〜6人ずつしか入れないのがようやく私の番になり、入店した時点で待ち時間40分でした。朝9時半ぐらいに来たのに、それでもまだ遅かった〜(笑)

残りわずかなパンのトレイ

やっとトングとトレイを手にしてみれば、パンケースの中はガラ空き(汗)
ところが新しく焼けたパンが中からどんどん運ばれてくるので、少し待つのがまずコツです。また一種類1トレイではなくて、同じパンが並べられたトレイがあちこちにランダムに置かれるので、目の前のトレイが品薄でも焦ることもありません。

名物のエッグタルト

行くなら絶対に食べてみなさいと言われた名物のエッグタルト。他のお客が群がっているトレイから離れたところに置かれたので気づかれず、手付かずでたくさん残っていました(笑)

生地はほぼ全てがふわふわのブリオッシュ。全体的に甘めのパンが多くて、私は好きですけれど外側カリカリが好きな夫には向かないなあと思いました。

レジ待ちの人の列

さて、パン選びが終わったら今度はレジの長蛇の列が待っています。何十個も買っていく人がいるのでなかなか進みませんが、待っている間にも焼けて出てくるパンを取りに列を離れる人も多くて、それでみんな2人連れ3人連れで来るのかと納得しました。私みたいに1人だと離れられないですから。出たり入ったりするので乱れがちな列を1人で取りまとめているのが、上の写真で1人こちら向きに立っている女性でした。

この人はレジ待ちの列の真ん中あたりに立っていて、そこへ進んできた人達のパンを1個ずつ袋詰めにしています。同じ種類を買っても1袋に1つずつです。ふわふわパンを潰さないように手早く包みつつ乱れた列を直すという働きっぷりです。つい見とれてしまいました。

ケーキのケース

レジの方へ進んでいくと左手の大きなケースには綺麗で美味しそうなケーキがたくさんありました。これは単独の売り場ではなくて、ケーキだけを買いたい場合もまずレジの列に並び、自分の番が来たらレジの人がケースの方に移動して注文の品を箱詰めして会計してくれるというシステムだそうです。

この日はパンだけで手いっぱいでしたが、いつかケーキも食べてみたいですね。でもレジの列にも30分以上は並んでいたと思います。支払いを済ませて出てきたら11時ぐらいになっていましたから・・・

今日のお買いもの

こちらは包んで箱詰めしてもらったパン達。ほんのり甘くて軽くて、幸せになるパンです。でも軽いだけに3つぐらい平気で食べられるので、ダイエットには要注意です。

この85度Cカフェはシアトルの南、タクウィラ市にあるウエストフィールド・サウスセンターモールの中にあります。シアトル・タコマ国際空港から東へ車で10分足らずの距離にあり、空港周辺の主要ホテルからモールへは無料シャトルが巡回しています。人気ブティックも多いショッピングモールですので、お買い物のついでにでもお立ち寄りになってみてください。長時間並ぶことを覚悟して、気合いを入れて行ってらして下さいね!

【データ】
店名:85度Cカフェ ベーカリー
住所:1341 Westfield Southcenter Mall, Tukwila, WA 98188
   Located in: Westfield Southcenter
TEL:(206) 244-1885
URL:http://www.85cbakerycafe.com
営業時間:月〜木曜 7:00〜22:00
     金〜土曜 7:00〜24:00
     日曜   8:00〜22:00
無料シャトル:https://seattleexpress.com/tour/free-mall-shuttle/

Eko

Eko
夫の転職に伴い渡米、シアトルに住み着いて、気が付けば20年になりました。仕事、子育て、学業と突っ走って来ましたが、2011年3月の震災をきっかけに、微力ながら復興のお手伝いをさせて頂いています。長年住んでいるからこそ知っている昔話など交えつつ、大人の、または家族で、そして子供向けと、シアトルの色々な楽しみ方をお届けします!

    

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