![リトルクリエイチャーズのビール工場](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/17041222500010179.jpg)
オーストラリアの西部に位置する港町、フリーマントル。西オーストラリア州の州都、パースからも電車で30分で行けるこの街にあるのが、天使のような小さな生き物(リトルクリエイチャー)がシンボルの「リトルクリエイチャーズ(LITTLE CREATURES)」というビール工場。
![インド洋に面する港町、フリーマントル](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/17041314175048304.7..jpg)
![リトルクリエイチャー(小さな生き物)がシンボル](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/17030321543196755.8..jpg)
ここリトルクリエイチャーズでは、毎日工場の見学ツアーが催行されていて、気軽にビール造りの現場を見学することが出来ます。工場内のブリューハウス(BREW HOUSE)へツアー開始時刻前までに向かい、見学ツアー代(12AUD)を支払い、年齢確認の為のIDを提示し、ツアー参加リストに名前を記入したら申し込み完了。ツアー開始時刻になったら、ガイドさんの案内でいよいよ工場見学が始まります。
![毎日催行されている工場見学ツアー](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/17030115412863270.1..jpg)
創業者たちがアメリカを訪れた際、美味しいクラフトビールに出会い、その美味しさをオーストラリアにも伝えようと思い立ったのが、リトルクリエイチャーズの始まり。リトルクリエイチャーズの工場として使われているこの建物は、1987年に行われたアメリカンカップというボートレースのボートハウスとして建てられたもので、その後はワニのファームとして使用され、1999年に現在のようにビール工場としての歴史を刻み始めたそう。
こうしてリトルクリエイチャーズの歴史を学んだ後は、7000年も前から人々に愛されているという、意外と長い歴史を持つビールについての説明が始まります。
![ビールの原料について知識を深めましょう](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/17030115412877674..jpg)
「モルト(麦芽)」「ホップ」「イースト菌」、そして「水」が主な原料となるビール。「モルト」ひとつとっても、「チョコレートモルト」と呼ばれるコーヒーのような香ばしい味がするモルトは一般的なモルトに比べてマグネシウムをはじめとする栄養素が豊富に含まれていたり、「ペールモルト」には糖分が多く甘みがあったりと異なる特徴があります。そうした違いが出来上がるビールにも違いを出してくれ、各種適材適所に利用することで味に違いをつけ、バラエティ豊かなビールを製造しているそう。花のままだと特に際だった香りはしない「ホップ」は、花の中にオイルを含んでおり、粉々にすると香り高くなるそう。
実際にホップの花を手に取り、手の平で花を潰して匂いを嗅ぎ比べてみると、その差は歴然。このホップもビールの美味しさを左右する重要な鍵となり、「イースト菌」はビールに味を加えるには欠かせない役割を担っているそう。そして、美味しい「水」もビール造りには欠かせないもの。軟水はやや塩味があるのでライトビアー向き、硬水はダークビア向きといった特徴があるそうです。
![オイルを含む、ホップの花](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/17041222500026707.4..jpg)
![チョコレートモルト](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/17041222500040101.1..jpg)
![欠かせない、イースト菌](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/17030115412921318.7..jpg)
原料についての知識を深めたら、いよいよ製造過程を見学。巨大なタンクが並ぶ工場内で、原料の粉砕、洗浄、煮沸、発酵等、各工程を行っている機器を順を追って見学していきます。ガイドさんによると、かつては長い時間を要していたビール製造も、科学の進歩により近年着実にスピードが上がってきているそう。
![ビールの製造工程について説明を受けます](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/17030115412935501.3..jpg)
![工程ごとに巨大なタンクが並ぶ工場内](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/17030115412950616.9..jpg)
ぐるりと工場内の見学を終えたら、お待ちかねの試飲タイム。タップから注ぎたてのビールをひとつひとつ味わっていきます。
![工場見学の締めくくりは、ビールの試飲](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/17030115412965105.7..jpg)
この日はライトビールやダークビールを始め、甘くて飲みやすいアップルサイダーなど、11種のビールを飲み比べ。味わいもアルコール度数も異なる様々なビールの味の違いを楽しめます。
![まろやかで芳ばしい香りのダークビール](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/17030115412985567.8..jpg)
![ペールエールやIPAなど、様々なテイストのビールを味わえます](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/17030115412970582.4..jpg)
試飲を終えたら、工場見学は終了。まだまだ飲み足りない方は、Tシャツやキャップをはじめとするリトルクリエイチャーズグッズも売っているギフトショップでテイクアウェイ用のビールを購入することも、この場でもう一杯、タップから注ぎたてのビールを味わって行くことも可能です。
![自宅にも買って帰れる美味しいビール](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/17041222500054264.1..jpg)
![お土産にもピッタリのリトルクリエイチャーズグッズ](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/17041222500068240.6..jpg)
ビールで喉は潤ったもののお腹も空いてきたという方は、ブリューハウスに隣接するザ・グレート・ホール(THE GREAT HALL)というレストランへ移動。海を眺められるテラスやお子様が遊べる砂場スペースもあるこのレストランのメニューには、焼き立ての窯焼きピザや、新鮮な牡蠣などが並んでいます。
![海を臨むテラス席がおススメのレストラン](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/17030115412999404.2..jpg)
![お子様も退屈しない、砂場も完備](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/17030115413013583..jpg)
もちろん、このレストランでもビールが味わえます。食事に合わせて、試飲で見つけた自分のお気に入りのビールを注文してみましょう。
![食事に合わせて、気に入ったビールを注文してみましょう](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/17041222500083304.3..jpg)
![海を眺めながら食べれる、新鮮な牡蠣](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/17030115413028698.7..jpg)
![ビールとの相性も抜群の焼きたてピザ](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/17030115413043309.9..jpg)
味わうだけでなく、ビールについても詳しくなれちゃうリトルクリエイチャーズのビール工場見学。オーストラリア国内のレストランやパブでもリトルクリエイチャーズのビールを味わうチャンスはありますが、ぜひ海をも臨むフリーマントルの工場で美味しいビールを味わってみてはいかがでしょうか。
【データ】
・店名:リトルクリエイチャーズ(LITTLE CREATURES)
・住所:40 Mews Rd, Fremantle WA
・TEL:(08) 6215 1000
・URL:https://littlecreatures.com.au/agegate/
・営業時間:月‐金:AM10:00〜深夜、土:AM9:00〜深夜、日:AM9:00〜PM11:00
《工場見学ツアー催行時間》 PM12:00、PM1:00、PM2:00、PM3:00