食の宝庫とも呼ばれる台湾には、おいしい食べ物がたくさんあります。高級レストランで食べる料理も魅力的ですが、ぜひトライしたいのは、地元の人行きつけのお店で食べる安くておいしい台湾グルメです。台湾のご飯ものと言えば、豚肉をとろとろに煮込んだ「魯肉飯(ルーローファン)」が有名ですが、鶏肉をご飯にのせた「雞肉飯(ジーローファン)」も地元の人に愛される台湾美食です!
雞肉飯は、茹でた鶏肉をほぐして飯の上にのせ、その上から鶏肉の脂を加えたしょうゆベースのタレをかけた料理です。台湾中南部に位置する嘉義縣の名物料理でもあり、嘉義に行ったら絶対に雞肉飯を食べなさい、と言われるほどです。
台北の雞肉飯の名店と言えば「梁記嘉義雞肉飯」です。MRTオレンジ線・中和新蘆線とグリーン線・松山新店線の交わる「松江南京」駅から徒歩5分ほどの場所にあります。「梁記嘉義雞肉飯」は、1975年創業で既に40年以上続く老舗です。初代が嘉義縣出身で、子供のころから慣れ親しんだ嘉義名物、雞肉飯のお店を台北でオープンしたのが始まりです。
営業時間中は、お昼も夜も地元の人や観光客で賑わっています。お昼時や18時~19時頃に行くと、並んでいることもあります。イートインは入り口の左側、テイクアウトは右側に並びます。その日に炊いたご飯がなくなり次第店じまいなので、営業時間終わり頃に行ってしまうと食べられないこともありますのでご注意を。
お店に入ったらトレーを持って、入り口にあるおかずコーナーで好きなおかずを選びます。どれも一皿30元〜50元ほどとリーズナブルです。ここで、欠かさず取りたいのは1個10元の目玉焼き!こちらが後ほど雞肉飯を食べるうえで欠かせない存在になるのです!雞肉飯(30元)はオーダーが入ってからよそってくれるので、必要な雞肉飯の数を店員さんに伝えます。「雞肉飯(ジーローファン)」と言いながら、指で数を出せば分かってくれますよ。
そして雞肉飯の上に、半熟目玉焼きをのせて食べるのがオススメ!これぞ、「台湾風親子丼」ですね!しっとりとした鶏肉に旨みたっぷりのソースがよく合い、そこに濃厚な卵がまろやかに絡まって言葉を失うほどの美味しさです!箸が止まらず、やみつきになって、思わずもう一杯おかわりしたくなってしまいますよ!
どのおかずも優しい味わいで箸休めにもピッタリです。筍の煮物は柔らかく煮込まれた筍の食感と醤油ベースの味付けがたまりません。
スープが飲みたいという人は魚丸湯(30元)もオススメです。具材たっぷりの魚のつみれとあっさりスープは雞肉飯とも好相性です。
2人で色々おかずも足して、テーブル一杯豪華にお皿を並べても200元ちょっとという驚きのプライスも嬉しいですね。コスパも最高です!
台北旅行の際には、ぜひ「梁記嘉義雞肉飯」を訪れて絶品の雞肉飯を味わってみてください!
【データ】
梁記嘉義雞肉飯(リャンジージャーイージーローファン)
住所:台北市中山區松江路90巷19號
Tel:02-2563-4671
営業時間:10:00〜20:00
※土、日曜休み
URL:https://www.facebook.com/%E6%A2%81%E8%A8%98%E5%98%89%E7%BE%A9%E9%9B%9E%E8%82%89%E9%A3%AF-236008676417282/