ニュージーランド最大の都市、オークランド。南半球に位置するここニュージーランドに、遠く離れたヨーロッパの味を伝えてくれるお店があります。 「ヨーロップ・セントラル・キッチン」という名のそのお店の場所は、オークランドで開催されるイベント会場。毎日同じ場所で営業されているのではなく、イベントの開催に合わせて移動ができる、いわゆる「フードトラック」形態のお店です。 イースターの時期に期間限定で開催されるオークランドの一大イベント、多くの人で賑わう「ロイヤル・イースター・ショー」にもお目見えしたヨーロップ・セントラル・キッチンのフードトラック。 ヨーロッパ出身の店員さんたちが提供しているのは、ヨーロッパではメジャーな料理のひとつ、「シュニッツェル」を使ったサンドイッチ。シュニッツェルがどんな料理なのか尋ねてみたところ「ジャパニーズ料理の『とんかつ』をもっとライトにしたような料理だよ」と教えてくれた店員さんは、ハンガリーの出身で、7年間世界を旅した後、一番気に入ったここニュージーランドに定住することを決めたそう。 店員さんたちにとって、シュニッツェルは幼い頃から食べ慣れた故郷、ヨーロッパの味。このお店のシュニッツェルを利用したサンドイッチのメニューは全て、ザ・ヴィエナ(オーストリアのウィーンの英語名)、ザ・ローマ(イタリア)、ザ・ブダペスト(ハンガリー)、ザ・ベルリン(ドイツ)と、ヨーロッパの各都市の名が付けられています。シュニッツェルに加え、各都市をイメージした具材をそれぞれのサンドイッチに挟んでいるそうです。 最もシンプルなメニューが「ザ・ヴィエナ」。カリッと焼かれながらも中はもちっとしたパンに、揚げたてのシュニッツェルと相性抜群のガーリックの効いたアイオリソース、更にトマトやレタスといった野菜も挟まれた一品。尚、使用するお肉はビーフとチキンから好みの方を選ぶことができ、グルテンフリーの食生活を送っている方向けには、グルテンフリーでの調理にも対応していただけます。 シュニッツェル以外のメニューも見逃せない、ヨーロップ・セントラル・キッチン。ホットでもコールドでもいただける自家製モクテル(ノンアルコールカクテル)の「レモミント」は、その名の通りレモンとミントが効いたほんのり甘酸っぱい、いくらでも飲めてしまいそうな美味しいドリンク。 甘いものも食べたい方には、同じくヨーロッパの薫りを感じる「シュトゥルーデル」を。シュトゥルーデルはデザートやおやつタイムにもぴったりなオーストリアの焼き菓子です。 現在のところ、イベント会場でしか食べることができないヨーロップ・セントラル・キッチンのシュニッツェルのサンドイッチ。フードトラックの出店予定はヨーロップ・セントラル・キッチンのフェイスブックページで随時お知らせしているとのこと。ぜひ、オークランドのイベント会場で彼らのフードトラックを発見したら、遠く離れたヨーロッパの味に、ニュージーランドで舌鼓を打ってみてはいかがでしょうか。 【データ】・店名:ヨーロップ・セントラル・キッチン(Europe Central Kitchen)・TEL:021-079-3897/027-291-1200・URL(facebook):https://www.facebook.com/europecentralkitchen/ 小川 美和子人生初の海外、オーストラリアで海外旅行の魅力にハマり、学生時代はカナダでワーホリも経験。ますます旅好きに拍車がかかり、2015年2月より、地球の反対側のブラジルスタートで世界を旅しています。旅先で出会ったステキなもの、美味しいものはもちろん、その土地ならではの面白い体験など、訪れた国々の魅力をどんどん紹介していきます。地球の歩き方○○トラベラーズ ・南米・中東・ちょこっとヨーロッパのアイスクリーム旅