クラシックファン必見の「ウィーン国立歌劇場」 音楽の都ウィーンが誇るオペラの殿堂「ウィーン国立歌劇場」。1869年に宮廷歌劇場として創設されたのが始まりで、歴代の総監督には著名な指揮者グスタフ・マーラーやリヒャルト・シュトラウスなどが就任。現在もほぼ毎日有名オペラやバレエの公演を行っており、国内外から多くのクラシックファンが訪れています。ウィーン旧市街の入り口、地下鉄Karlsplatz駅すぐという立地の良さで郊外からのアクセスも良いです。チケットは事前に公式サイトやオプショナルツアーのサイトで予約しておきましょう。劇場の周囲にはモーツァルトのコスプレをしたチケット売りが勧誘してきますが、オペラ座以外のチケットを売ることもあるのでご注意を。 エントランスは優雅で気品あふれる内装 オペラ座の中は、優雅で気品あふれる内装が広がっていますね!1階で受付を済ませたら、2階のクロークで荷物を預けます。劇場内は大きな荷物やコートの持ち込みができません。(ボックス席はOK)特に冬場はブーツからヒールに履き替える人が多いのですが、この近くにホテルをとって正装のまま向かった方がスマートですよ。特に注目したいのが入り口近くにある大階段です!豪華な内装と吹き抜けの造りが素晴らしく、記念撮影スポットとして人気のある場所なのです。友人やカップル同士で取り合ったり、ひとりで行っても誰かに頼めば快く撮影してくれますよ。きっと思い出に残る一枚になるはずです。 圧倒的な空間でモーツァルトの喜劇を鑑賞! 劇場内は重厚な雰囲気で、360度ズラリと席が並んでおり圧倒的な空間です。座席はカテゴリーごとに見え方や値段が全く変わるので、よく確認しておきましょう。立ち見の場合はかなり安く見ることもできるようです。ちなみにこの時はカテゴリーVでしたが、舞台の様子をしっかり見渡すことができました。今回は演目は、モーツァルト作曲の「フィガロの結婚」。座席モニターに英語の翻訳も流れるので安心ですね。事前に物語と人物関係などを簡単に調べておくと、大体の流れは理解できますよ。喜劇のため役者の動きとかリアクションなども見応えがあって、客席からは笑い声が度々上がっていました! 社交界の雰囲気を味わえる優雅なホワイエ 3時間の上映のうち2回の休憩を挟みますが、その間にゴージャスなホワイエにてシャンパンやオードブルをいただけますよ。上映中なのでアルコールはちょっと…という方もソフトドリンクやノンアルコールもあるので安心ですね。この機会に社交界の雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか? オペラ座の夜を楽しんでみよう! 早い時間に公演が終わった場合は、そのままレストランやカフェに向かうのも良いですね。オペラ座沿いのケルントナー通りは、夜も明るく人通りが多いので最低限のことに気をつければ観光できますよ。特に冬場のイルミネーションは華やかで見応えがあるのでおすすめです。ぜひ夜のウィーンを満喫してみて下さいね!施設名:ウィーン国立歌劇場(Vienna State Opera)住所:Opernring 2, 1010 WienURL:http://www.wiener-staatsoper.at 篠宮あかり広告会社や出版社などを経てフリーのトラベルライターに。プライベートでひとり旅に目覚めてからはアジア、ヨーロッパ、アフリカなど数十カ国を渡航。個人ブログ「いつだって、ひとり旅!」を開設後、様々な旅メディアで国内外の観光スポット、ホテル、グルメを紹介しています。