ドバイのお洒落な娯楽スポットとしても人気な「ザ・ビーチ(TheBeach)」、「ボックスパーク(BoxPark)」、「アウトレットビレッジ(TheOutletVillage)」などの都市開発を手がけるメラース社(Meraas)から新しく「シティウォーク(CityWalk)」が誕生しました。数年前から徐々に工事が進み、少しずつ店が開店してはいましたが、残りの最も大きな敷地部分がついに完成し、多くの現地人や旅行客で大にぎわいです。
「街のなかに街を」というコンセプトのシティウォーク、広大な敷地の中の建物はヨーロッパのような町並みを模した区画もあり、ドバイに住んでいてもどこかヨーロッパに旅に来たかのような気持ちになります。
小さなトラックの屋台もたくさんあります。アイスクリーム、とうもろこし、ワッフル、焼き栗の販売もされており食べ歩きも楽しめちゃうんです!年中暑いドバイでは外を歩く過ごし方が定着していないため、気温が30℃ほどに落ち着く今はここぞとばかりにみんなが外へ繰り出し「食べ歩き」を楽しんでいます。
シティウォークは、屋外施設と屋内施設があるので真夏の暑い日でも楽しむことができるのがいいところです。外の光の入る屋内は涼しく空調が設定されているので、外を歩けない真夏でも気持ちよく歩くことができそうです!
館内を歩いていると、これぞ「カカオ」というような香りのするエリアがあります。「ブティックルショコラ(Boutique LE CHOCOLAT)」といい、世界各国で受賞経験があるハイクラスのチョコレート屋が並ぶエリアなんです。決して広い敷地ではありませんが、管やカカオが敷き詰められたこのエリアの壁を見るとチャーリーとチョコレート工場の絵本を思い出す人も多いかもしれません。店舗のHPによると、19世紀初頭のチョコレート工場にインスパイヤされたデザインだそうです。
なんとここには、「Pâtisserie Sadaharu AOKI paris」でおなじみの青木定治さんの商品もあります。Yuzu、Mattcha、Sesami...そんな商品プレートを見ると、日本人である自分を誇らしく思わせてくれます。上の写真にもあるように、ブルガリ(BVLGARI)のチョコレート店もあります。ブルガリのチョコレート専門店は東京に続き世界で二店舗目だそうです。ちいさな一粒AED60(日本円は30をかけてください)ということで、筆者が決して買うことはないであろう高級チョコレートです。
店舗により値段はまちまちですが、体裁よく箱詰め(一粒ではなく何粒も入っていますよ)されたAED85〜(2550円)くらいのものは、大切な方へのプレゼントに選んでみてもいいかもしれませんね。ちなみに、2004年にハリウッドに店舗を構えていまやアメリカで大人気のチョコレート店「ジョンケリー(JOHN KELLY)」もあります。
他にも、レストラン、KidsLevel(子供服専門店)、MATTEL Play!Town(体験型遊戯施設)、The Green Planet(熱帯雨林がテーマの屋内植物園/動物園のような施設)など子どもから大人までもが楽しめる施設が勢揃いです。イベントも随時開催されているのでHPは要チェックです。流行りに敏感なエマラティ(UAE人)が多く集まる、最新のドバイらしさが詰まったCityWalk。ぜひ一度訪れてみては。
【データ】
店名:シティウォーク(CityWalk)
住所:Located at the junction of Al Wasl & Al Safa road
Tel: 800-637227
URL:https://www.citywalk.ae/en/
営業時間:午前10時〜午前12時(※店・曜日により前後します)
サリー
アラブ首長国連邦はドバイで暮らしています。超高層ビルが立ち並び、200以上の人種が暮らすドバイ。ふと横に目をやると、モスク。そして町の奥には砂漠。近代と昔ながらが混在する国際都市ドバイから、面白いアラブの世界を紹介します。