ルツェルンの観光名所で見逃せないのが、カペル橋(Kapellbrücke)です。カペル橋は、1333年にルツェルンの街を守るために作られた、ヨーロッパで最も古いと言われている、木造の屋根付橋です。
1993年に火災があり、橋のほとんどが焼失してしまいましたが、すぐに再建され、今でも橋を歩くと、その面影が残っています。
夏の間は、カペル橋に花が飾られて、とても綺麗です。奥に見える山は、ピラトゥス山(Pilatus)!お天気がいい日には、青空に二つのコラボ(カペル橋とピラトゥス山)を見ることができます。
1386年にルツェルンの街を敵から守るために建てられた、ムーゼック城壁。現在でも、旧市街地の中心部に城壁があり、市民の生活の一部になっています。
城壁には9つの塔があり、今では4つの塔、シルマー(Schirmer)、ツィート(Zyt)、メンリ(Maennli)、ワハト(Wacht)の塔が夏季の間、見学可能となります。その中でも見どころは時計塔!時計塔の中も見学可能で、時計が動く姿をみることが出来ます。
そして、ルツェルン市内の他の時計よりも1分早く鐘がなる、という所も見どころのひとつですね。冬季は2016年11月1日〜2017年4月1日まで閉鎖されていますが、城壁から見えるルツェルン市街の眺めも素敵ですよ。
グレッチャーガルテン(Gletschergarten)=氷河公園にあるライオン(löwendenkmal)は、ヨーロッパでも有名な彫刻で、岩壁に彫られています。
フランス革命の際に、お隣に国フランスの王、ルイ16世とその家族を守って、勇敢な死を遂げたスイス傭兵を悔んで、デンマークの彫刻家ベルテル・トルヴァルセン(Bertel Thorvaldsen)によって、1821年に砂岩の岩壁を削って作られています。実際に目の前にすると、大きさにも驚かされますが、ライオン像の表情やその様も見る価値があると思います。
ヨーロッパでも最大級のスイス交通博物館(verkehrshaus)。車館、鉄道館、船舶館、航空機館と分かれており、大人も子供も楽しめる博物館になっています。鉄道館では「列車シュミレーター」があり、電車の運転手体験ができます。
交通関係以外では、メディアエリアもあり、ニュースキャスターの擬似体験が出来たり、映像で遊んだりすることも出来て、子供達にも人気の場所です。半日でも足りないくらいの広さなので、一日かけて見て回りたい場所ですね。
シュプロイヤー橋(Spreuerbrücke)は、ロイス川にかかる橋で、橋の中央部には17世紀に建てられたという礼拝堂があります。
カペル橋と同じく木造橋ですが、構造が少し異なり、シュプロイヤー橋は石造橋脚を擁しています。そして、屋根裏には「死の舞台」と題した絵を見ることができます。ルツェルンへお越しの際は、是非こちらのベスト5の観光名所を訪れてみてはいかがでしょうか。
【データ】
〈カペル橋〉
https://www.luzern.com/en/highlights/the-city/lucernes-landmarks-the-chapel-bridge/
ルツェルン中央駅から徒歩5分程。
〈ムーゼック城壁〉
http://swissjoho.com/facilities/archives/12148
https://www.museggmauer.ch/
ルツェルン中央駅から、ロイス川沿いを歩いて、徒歩15分程。
2016年11月1日〜2017年4月1日まで(冬季)、閉鎖されています。
〈瀕死のライオン像〉
https://gletschergarten.ch/de/besuch
ルツェルン旧市街地を通り抜け、徒歩20分程。
〈スイス交通博物館〉
https://swissjoho.com/facilities/archives/19523
https://www.verkehrshaus.ch/en/home.html
ルツェルン駅からバスで10分程、ルツェルン湖沿いを歩いて行けば、30分位で博物館まで行けます。
〈シュプロイヤー橋〉
https://www.stadtluzern.ch/dokumentebilder/bildergalerien/detail/4495
ロイス川に架かるカペル橋の、下流400mほどの所に位置します。
ルツェルン中央駅からロイス川沿いを歩いて、徒歩10分程。
総合案内はこちらから
ルツェルン 観光案内所( Luzern Tourismus AG)
Zentralstrasse 5
6002 Luzern
Tel. +41 41 227 17 17
Fax +41 41 227 17 20
luzern@luzern.com
https://www.luzern.com/en/
田山 貴子
日本から欧州移住を目指して求職し、スイスの大企業に雇われて2000年2月よりベルン在住。10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業し、幼稚園から高校までのスイスボーディングスクール留学の現地サポートや、スイス在住日本人仲間と【スイス情報.com】としてスイスの生情報の発信、スイスを訪問する企業や観光客のサポートをしている。ご連絡は、こちらへどうぞ。