日本風の具沢山クレープが食べたくなったら、ここ! モンテレイのシンボル、セロ・デ・ラ・シージャ(山)の麓で、眺望抜群のルーフトップカフェを見つけました。フランス語の名前のカフェですが、フランスで一般的なソースやお砂糖を塗っただけのシンプルなクレープの他に、日本風のアイスやフルーツ、生クリームがたっぷり入った豪華なクレープも食べられます!小さなショッピングモールの三階にあり、黄色いパラソルが目印です。 エレベーターで上がってみると、そこはパリの街角(風)。メキシコでは珍しいパステルカラーの外壁・ガラス張りの店内は、入り口の小ささに反して広々としています。いかにも女性受けしそうなインテリアで、私が行ったときはちょうどベイビーシャワーをやっている団体さんがいました。 可愛い店内も魅力的ですが、暑すぎて外で食事ができなくなる季節はすぐそこなので、今日はテラス席に座ってみます。2月初旬の今日、12時の気温は既に30度ありますが、乾燥しているので日陰は快適です。 ※モンテレイが常夏なわけではなく、今の季節は「冬」です。夏がどれだけ暑いのかお察しください。 お店の一押しメニューはクレープ、甘いものから食事メニューまで幅広くそろっています。「シュガーバター」のような具があまり入っていないシンプルなものはハーフサイズの注文もできるので、小腹が空いたときにもがっつり食べたいときにも使えるお店です。それぞれのクレープは具が一つずつ書いてあり、具を追加して自分好みにカスタムも可能。他にパニーニやサラダ、朝食メニューやお酒もあります。 ドリンクはコーヒーが中心、カフェラテ等牛乳が入ったメニューを頼むと、普通の牛乳以外に低脂肪乳、豆乳、アーモンドミルク等から選ばせてもらえるので、牛乳が飲めない方でも色々楽しめます。 今日のセレクションは、冷たいカフェラテ($42=約¥230)と、ラムでフランベしたリンゴがたっぷり入ったクレープ「カルバドス」($88=約¥485)。上にはバニラアイスとシナモンパウダーがかかっています。メキシコも本国フランス同様、日本のようにフルーツやアイスの入った具沢山なクレープは一般的ではなく、生クリームにチョコレートソースをかけるだけ、のような日本のクレープファンにはちょっと寂しいものがスタンダードなので、この具の多さが懐かしい! ほど良くシャリシャリ感の残った林檎と、もっちりした小麦粉の生地の相性が良く、お味も抜群です。特筆すべきは、ラムの濃さ!お酒に弱い人なら軽く酔っ払えるくらい、しっかりラムが効いています。このカルバドスだけでなく、他にもいくつかお酒で香り付けしたクレープがあり、お酒好きかつ甘いもの好きには堪らないコラボレーションなのですが、お子様やお酒に弱い人は避けたほうが無難です。 メキシコでゆっくり食事やお茶がしたかったら… ルーフトップカフェの利点はまず第一に景色が良いことですが、他にもメキシコならではの利点があります。それは、物乞い・物売りが簡単に入ってこられないこと。世界有数の格差社会のメキシコでは、地上階のカフェやレストランのテラス席に座ろうものなら、まず間違いなく物乞い・物売りが近づいてきます。それが観光地ならなおのこと。例えば昔ながらの街並みが日本人観光客にも人気のメキシコシティのコヨアカン地区やサンアンヘル地区には、魅力的なオープンカフェやテラス席のあるレストランが沢山ありますが、テラスでゆっくり寛ぎたければ、地上階にあるお店は避けたほうが無難です。 景色・味・寛げる地の利、と三拍子揃ったルーフトップカフェ、是非天気の良い日に訪れてみてください。 【データ】 店名:ラ・プチ・ブレトンヌ(La Petit Bretonne) 住所:Av. Alfonso Reyes 255, Contry, 64860 Monterrey, N.L., México TEL:52 81 2164 4200 URL: https://www.facebook.com/CrepasMonterrey/営業時間: 火-木 9:00-23:00、金 9:00-23:30、土 10:00-23:30、日 10:00-22:30定休日:月 Sayaka初めてのメキシコは、一年間の語学留学で訪れたメキシコシティ。今は仕事の都合で、二度目のメキシコ生活を通称「美男美女の街」「肉の街」のモンテレイで送っています。(名前に偽りなく、確かに美男美女は多いし、肉は美味しいです!)旅先で欠かせないのは、スーパーマーケット巡り・絵葉書を書く・各地の公共交通機関に乗ること。まだまだ旅行情報の少ないメキシコ、自分が「あったら便利」と思う情報を、どんどん共有していきたいと思います。