サンフランシスコから101号線を南下していくとセントラルコーストと呼んでいるワインの一大産地があります。その中心パソロブレス(Paso Robles)のワイナリーでとても素敵なレストランを見つけました。 天井が高く広々としたテイスティングルームがある「ナイナー(Niner Wine Estate)」そこに併設されているレストランです。 レストラン自体はこじんまりとしているのですがそのぶんスタッフの目は行き届いていて、とてもフレンドリーなレストラン。大きなテーブルが予約になっていたのですが後にセンスの良い洋服を着た女性だけのグループがやって着てました。アメリカ版女子会みたいでした。 清潔なキッチンから出てくる料理は楽しみです。 1コース目は「バタースクウォッシュスープ(Rosted Butter Squash Soup)」に小さなナッツが入っていて何だろ〜と気になってしまったので聞いてみたら「ペピータ(Pepitas)」かぼちゃの種だそうです。日本のかぼちゃの種とは違う種類ですね。コースのワインペアリングは、「2014リザーブマルサンハートヒルビンヤード(2014Reserve Marsanne Heart Hill Vineyard)」酸味は柔らかでまろやかな白ワインです。 ボリューム満点の「ショートリブの赤ワイン煮込み(Melrot Braised Shot Rib)」は、とにかくお肉が柔らかくふっくらしています。お芋と豆のピュレは野菜の甘みたっぷり、グリルしたブロッコリー二、人参も程よい食感で味が凝縮されてました。侮れないサイドの野菜です。ワインペアリングは「2014年グルナッシュ(2014 Grenache)」若いビンテージの割に凝縮されたベリー、スパイスやまろやかな苦味のバランスいい感じでした。パソロブレスエリアの代表的なブドウ品種です。 デザートは、大好きな「クランブリュレ(Creme Brulle)」すごく濃厚。小さなメイソンジャーに入っていました。ペアリングはコーヒー「バレル・エイジ・コーヒー(Barrel Aged Coffee)」は、ディープローストのビーンズなのでほろ苦くフレンチプレスでサーブされたコーヒーはクランブリュレととてもよく会いました。シンプルなデザートですがいい仕事しているデザートです。 料理もそうですが、デザート美味しいとまた来たいと思ってしまいますね。 ぶどうの木が芽吹いてきたらもっと青空とのコントラストもっと綺麗なのでしょうね。 ワイナリー巡りの旅の途中、お腹が空いてテイスティングよりランチを優先する事態になったけど、ちょうどレストランイベントで3コース(40ドル)ワインペアリング(25ドル)レストランの雰囲気とお料理の質を考えるとリーズナブルなランチでした。このレストラン自体がまず「美味しいレストラン」であることは全員一致の意見でした。ペアリングの美味しいワイン&コーヒーのおかげですごく良い印象のワイナリーになりました。コーヒーまでペアリングするとは脱帽。 後でわかったのですが、ここは木〜日週に4日間しかオープンしていないそうなのでいらっしゃる方は曜日を確認してください。シーズンになると予約なしでは難しいそうです。 近くまでいらしたら是非!オススメです。 【データ】店名:ナイナーワインエステート(Niner Wine Estate)住所:2400 Highway 46 West Paso Robles, CA 93446Tel:1-805-226-4891営業時間:木〜日12:00〜15:00URL:http://www.ninerwine.com 南カリフォルニアのワインの産地テメキュラバレー(Temecula Valley)のワイナリー巡りも楽しそう! 美丸(Mimaru)サンフランシスコ市内小さなアパート在住。未だ修学旅行気分の生活で激変するベイエリアの旬のネタをアナログ的な視点でお届けします。認定フードコーディネーター。好きな事:見物。