日月潭(リーユエタン)は台湾南投県魚池郷に位置する湖でその大きさは台湾最大、湖を一周しようとするとおよそ37kmあります。日月潭の由来は文字通り、湖の東側が太陽、西側が月の形をしていることからきています。英語表記も「サン・ムーンレイク」!!日本ではしばしば「にちげつたん」と呼ばれていますね!!日月潭の湖の風景にはミシュランのグリーンガイドで3つ星が付けられています。 今回は台中から南投客運のバスに乗って行きました。チケットオフィスは「台中干城站」というところにあります。台中駅から歩くと5分ぐらいです。バスの時刻表は以下URLから。(台中-日月潭時刻表 - 南投客運) 台中駅前にもバス停はあるのですが、「台中干城站」まで行くことをおすすめします。なぜかというと、スタッフの方がいるのでバスが分かりやすいのとチケットオフィスではこのフリーパスを購入することができます!! 幾つか種類がありまして、今回は「往復のバス+フェリー1日券+周遊バス1日券+ロープウェイ往復券」がセットになった720元のチケットを購入。フェリーとロープウェイの両方乗りたい方にはこちらのチケットがおすすめです。(フリーパスの種類・2017年版) 台湾のバスはどれも日本と変わらず快適で、およそ1時間半のバスの旅です!!もし台北や高雄から新幹線(HRS)で来られた方は高鐵台中駅の5番出口を出ると目の前にバス停があります。(ここでもフリーパスを購入可能です。) また、台北からも國光客運というバス会社が日月潭行きのバスを運行しているので、台北から安く行きたい方はチェックしてみて下さい!!以下、時刻表のURLを載せておきます。【1833】臺北−日月潭 [臺北轉運站 到 日月潭站 ] 【1833】日月潭−臺北 [日月潭站 到 臺北轉運站 ] バスは水社遊客中心に停まります。帰りのバスもここから出るのでチェックですね!!バスを降りるとフェリーの勧誘があります。フリーパスを購入した方はここでフリーパスを渡すとフェリーチケットをもらえます。フェリー時刻表(幾つかのフェリー会社があるので、チケットの裏の時刻をチェックして下さい。) チケットオフィスを背に右側に進んでいき、「天仁茗茶」(←ここのタピオカミルクティーおすすめです。)を右に曲がるとフェリー乗り場があります。日本通の台湾の友人が「箱根―、箱根―!!」と言っていたのですが、確かに箱根の芦ノ湖っぽい雰囲気です。 今回はチケットをもらったのが緑の班だったので、緑の乗り場を探します。 が、フェリーはピンク笑 しばらく進んでいくと島が見えてきます。ここは拉魯(ラルー)島と言って、この周辺に住むサオ族が精霊の集まる場所として大事にしている聖地です。冒頭で東側が太陽、西側が月という由来を書きましたが、その境になっているのがこの島です。 フェリーが次に停まるのは玄光寺という場所で、この玄光寺は孫悟空でおなじみの三蔵法師が祀られています。 今回はフェリーの上からですが近くには玄奘寺もあり、この玄奘が三蔵法師を表しているそうです。 続いて、伊達邵…こちらは飲食店、お土産屋さんなどが建ち並ぶ場所で、ここから九族文化村行きのロープウェイも出ています。そんな伊達邵から台湾の友人がおすすめしてくれたストリートフードを2つご紹介 まず1つ目は年記作不復売香菰高麗菜包…こちらメニューが1つしかないのですぐに分かると思います。 キャベツや椎茸、春雨などを小麦の皮で包んで揚げたもの!!見た目は大きな揚げ餃子で、これは日本人の口にも合うと思います。辛いのが好きな方はソースをかけて食べましょう。 2つ目は阿薩姆夾心豆干です。幾つか種類があり、白いのは中華まんの皮…こちらに日本でいう角煮を挟んで頂くのは「刈包」ですが、今回はおすすめされ、お店の名前にもなっている「夾心豆干」を注文しました。 この茶色いのは何だ!?えーっと、煮込まれた豆腐です!!それに漬物やきゅうり、パクチーなどを挟んで出来上がり!!長年調理に携わってきましたが、こんな形の豆腐バーガーは初めてです笑これは賛否分かれると思いますが、個人的には美味しく頂きました。 腹ごしらえも終わったところでロープウェイ乗り場へ…看板が出ているのですぐに分かると思います。 これまた箱根っぽい…きれいなゴンドラが待っています。時間を午前中にして正解、貸し切り状態でした!! 海外で乗る物はいつもちょっとドキドキしますね…ちょっと曇ってしまいましたが、良い眺め!! このたるみとかちょっと怖いですよね…10分ぐらいで九族文化村に着きます!! 九族文化村ができた1980年当時、台湾における原住民部族は9つとされていました。その為、九族という名前になっているのですが、その後、台湾政府が認定した部族が増え現在では16部族に。(認定されていない部族もまだまだいます。)その原住民の文化保存として環保署環境教育施設認証を得た最初のテーマパークがこの九族文化村です。日本ではそこまでメジャーではありませんが、実はミシュランの2つ星を獲得した唯一のテーマパーク。ちなみに乗ってきたロープウェイも2つ星です。今回は九族文化村には入りませんでした。興味のある方はぜひ行ってみて下さい!! 伊達邵まで戻り、続いては周遊バスで文武廟を目指します。ロープウェイを降りて、駐車場側に進んでいくとその先にバス停があります。 バスに乗ったらフリーパスを渡すと1日乗車券を発行してくれますよ!!バスの時刻表もURL載せておきます。(日月潭遊湖巴士 - 南投客運) 文武廟は前殿、中殿、後殿の三殿様式になっていて、文の神の孔子と武の神の岳飛・関羽を祀っています。台湾で唯一、正門が開いている孔子廟らしく、廟としては台湾で最大級らしいです。たまたま日本人向けのツアーと一緒になり、ガイドさんは「会社辞めてお寺始めたら儲かるよー。」とか言っていました。笑 そこから水社遊客中心までは湖沿いをのんびり歩きます!!文武廟前にはこんな階段があり、下っていくとウォーキングコースがあります。 階段には著名人の誕生日が記載されていて、そこには日本人の名前も!! 湖が緑でホントきれいだな!!日月潭では自転車のレンタルも盛んで、湖沿いをサイクリングも人気があります!!また多くのツアーも出ています。景色も雰囲気も良いので、自分らしい旅を見つけてみて下さい!! 【データ】台中干城站、南投客運オフィス住所:No. 35-8, Section 1, Shuangshi Road, Central District, Taichung City, 400TEL:04 2225 6418ULR: http://www.ntbus.com.tw/年記作不復売香菰高麗菜包住所:No. 75, Yiyong St, Yuchi Township, Nantou County, 555営業時間:月-日:10:00〜17:00TEL:0910 522 678阿薩姆夾心豆干住所:555 號, No. 88, Yiyong St, Yuchi Township, Nantou County, 555営業時間:Facebookには24時間営業となっていましたが、おそらく月-日:10:00〜17:00 ほびと横浜市出身、オーストラリア在住。料理人とデザイナー、二足の草鞋を履きながら活動し、ニュージーランドでお店を開く予定だったが、震災の影響で白紙になる。そこから右往左往し、世界1周の旅へ。現在はオーストラリアに滞在し、現地の情報を発信している。ほびとの世界195ヶ国を目指して…& hi,romy